ブログトップ | ログイン

Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

台北発祥の地、剝皮寮歴史街区

台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08353072.jpg
1

雨に濡れる木の向こう側に広がるのは、台北で最も古い地区です。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08342952.jpg
5

清代から続く赤煉瓦の古い町並み、「剝皮寮(ポーピリャオ)」です。
この地名を見たとき、「皮を剥ぐ?なんか、おっかないなあ・・・」と感じました。(;・∀・)



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08380526.jpg
3

実はここ、清朝時代に台北で最初の貿易港として栄えました。
この剝皮寮で木材の皮を剥いでいたことから、この名前がついたんだとか。
現在の台北市萬華区は、台北で最初に開発された場所のため、台北発祥の地とされています。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08342617.jpg
1

この剝皮寮で使われた煉瓦は、日本統治時代の台湾で生産された「TR煉瓦」と呼ばれる歴史的な建築資材です。
「TR」は当時の最大手煉瓦メーカー「台湾煉瓦株式会社」の略称で、菱形の枠の中に「TR」の文字が刻印されているのが特徴です。

このTR煉瓦、かつて「煉瓦界のルイ・ヴィトン」とも称されるほど高品質で高価なものだったそうです。
台湾総督府などの重要な公共建築物や、裕福な人々の邸宅の建築に使用されました。
TR煉瓦と競合していた英国系のSamuel & Samuel社の「S字刻印」が施された煉瓦も混ざっていますね。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_09021738.jpg
4

歴史を感じさせる『艋舺(MONGA)』のネオンサイン。
台北市の萬華区の「萬華」は、現在は「ワンファ」と読まれています。

でも清朝時代には艋舺と書かれ、バンカ、もしくはモンガと呼ばれていたそうです。
台湾は本来台湾語話者が多い島なんですが、第二次世界大戦後、蒋介石率いる国民党が支配してからは普通話になったそうです。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08344189.jpg
5

とは言え、台湾の中国語は大陸の普通話より柔らかく、独自の発展をして、『台湾華語』になっているようです。
台湾にはまだ日本語も残っていて、その一つが『アタマコンクリ』です。(;・∀・)

「アタマコンクリ」の意味は「頭が硬い、頑固だ、馬鹿だ」だそうで、李登輝・元総統が良く使っていた言葉だそうです。
中国本土人と台湾人に「アタマコンクリ!」と言った際、ぽか~んとしてるのは前者なので、簡単に出身地を見極められるとか。(;・∀・)
私の大好きな台湾ドラマ『いつでも 君を待っている』にも出て来て、突然の日本語に驚きました。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08380050.jpg
6

赤煉瓦と緑の植栽、お互いをよく挽きたてますね。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08351199.jpg
7

台北では、アーケードが発達しており、雨の日でも傘を差さずに歩けるところが多かったです。
雨が多いから、もしくは夏の直射日光がきついからこうなったんでしょうか・・・



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08374909.jpg
8

剝皮寮歴史街区、アートな赤煉瓦もたくさんありました。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08350832.jpg
9

古くからの商店もいまだに残っていました。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_09022410.jpg
10

このお手洗いもかなり貫禄がありました。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08352771.jpg
11

こちらは印刷機です。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08352406.jpg
12

かつて印刷に使われた活字が飾られていました。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_15450743.jpg
13

活版印刷の作業場のようでした。



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_08380302.jpg
14

剝皮寮歴史街区、雨でも楽しめる素敵な場所でした。




台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_15453404.jpg
15

隣には台北市郷土教育センターがあり、ここも素敵な赤煉瓦建築でした。
残念ながら私たちが訪問したのは子供の日と清明節の連休にあたり、臨時休業で中には入れませんでした。

雨が降るのはしょうがないですが、この連休の臨時休業には参りました。
辰野金吾が設計を監修した美しい台湾総督府庁舎も、連休による臨時休業でも内部に入れませんでした。(-_-;)
事前調査の甘さが悔やまれます。





台湾台北市万華区剝皮寮歷史街區にて
SONY α7C II
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
Adobe Lightroom Classic



台北発祥の地、剝皮寮歴史街区_d0353489_22054560.png


にほんブログ村 写真ブログ 心象風景写真へ
にほんブログ村


心象風景写真 ブログランキングへ

Commented by j-garden-hirasato at 2026-04-19 06:47
これだけのモノが残されているなんて、スゴいですね。
トイレなど、今も現役で使われているとは驚きです。
日本なら、すぐにリニューアルで壊されてしまいますよね。
レンガって、コンクリートと違って、
何か温かみのようなものが感じられます。
ココには、行ってみたいですね。
Commented by pothos9070 at 2026-04-19 06:55
おはようございます🎵
連休の臨時休業は残念でしたね。
でも雨の中の雰囲気は素敵です☔
レンガにそんなブランド物があるって知りませんでした。
14番のオブジェ、存在感がありますね~(^-^)
Commented by 3740s at 2026-04-19 08:37
おはようございます。

旧き良き建築物の赤煉瓦が歴史を感じます。
独特の雰囲気を醸す。
Commented by getteng at 2026-04-19 08:56
blackfaceさん
こういう歴史街も中共に呑み込まれたら「前任者否定」で全て取り壊されることは必至でしょうね。
ペ-は目下イラ戦争をじっくりお勉強中とか、
特に世界社会がどう見ているかに注視している模様です。
Commented by cut-grass93 at 2026-04-19 08:59
なかなか見ごたえのあるブログになりましたね。
アタマコンクリには笑いましたが
短い台湾歴史の片鱗を垣間見ることができました。
安全に行けるのはあと5年ぐらいでしょうか。
こうした遺構も壊されるのかもしれませんね。
Commented by h6928 at 2026-04-19 09:46
そうかぁ、台湾ってあの小さな島にしては富士山より高い山があったり、
台風は何度も直撃したり、雨も多く・・・・環境的には色々あってたいへんな住環境なんですね。
そこで逞しく生き抜けるネイティブ台湾人ってすごいですね。
ブランドレンガって、焼き物の一種と考えれば、製陶文化も古くからあったのでしょうね。
燃料は豊富な森林資源かな。
魅力あふれる島だな、と改めて思い知りました。
Commented by jikomannte at 2026-04-19 10:26
街の感じが中国とはまた違う意匠で、独特の魅力がありますね。
台湾って煉瓦が多く使われているんですね。
Commented by iwamoto at 2026-04-19 10:56
清朝からのお話なのですね。
「皮を剥ぐ」、には身構えますが、林業系のお話だったとは。
やはり、近いし、歴史的因縁もあり、関係が深いのですね。
「康熙帝」という清朝中興の祖のドラマを一年間見た事があります。

確かに、素晴らしい煉瓦ですね。
見学は、臨時休館もあるし、出たとこ勝負ですね、またの機会を!
Commented by photofloyd at 2026-04-19 11:58
レンガが魅力ある風景ですね
日本より昔からよく使われてきたんでしょうね
その質感と言い、見事に撮られていますね・・・曇天、もしくは小雨だったのですね・・・デジタル・カラーは、やはりそんな天候が最高ですね。
Commented by cherry2005 at 2026-04-19 12:27
こんにちは!

台北には5回行きましたが・・・・
剝皮寮歴史地区は、未体験の地です。
赤煉瓦の街並みがレトロな雰囲気が
ありますネ。
機会があったら、行ってみたいです^^
「アタマコンクリ」は、初耳でした(笑)


Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:14
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
台湾へ行くと、立派な近代建築がいまだに残っているのに感動しますね。
ここは赤煉瓦好きにはぜひ訪問して欲しい場所ですね、TR煉瓦を大量に見ることができます。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:16
ポトスさん、こんにちは。^^
暇なので旅行の日程はいかようにも選べるんですが、連休でお休みがあるのはチェック漏れしてしまいました、いい勉強になりましたよ。
ここは赤煉瓦好きにはぜひ行って欲しいものですね、赤煉瓦を引きたてる赤錆はそれほど多くないですが、緑が多いので補色効果が出せます。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:17
3740sさん、こんにちは。^^
赤煉瓦にもブランドがあるとは知りませんでしたよ、良い勉強になりました。
雨に濡れた赤煉瓦、とても良い風情でしたね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:21
getteng さん、こんにちは。^^
台湾は多文化社会なので、様々な民族の歴史を残すことに熱心ですね、そのおかげで日本統治時代の遺物もたくさん残っています。
台湾人の9割は中国への併合に反対してますよ、もし中国がそれを強行したらただじゃすまない反撃を食らうでしょうね。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:25
cut-grass93さん、こんにちは。^^
韓国や中国と違って、台湾には日本統治時代の言葉がたくさん残っていて面白いです、アタマコンクリは日本のお年寄りは知ってるんですね。
台湾の人々は現状維持を望む人々が大多数ですね、あいまいなまま大陸とは距離を置く状況で推移しそうです。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:28
星の小父さま、こんにちは。^^
清代の頃は、台湾はあまりに自然環境が劣悪で絵疾病も多く、人間の住むところではないと考えられていたらしいです。(;・∀・)
日本統治時代に近代的なインフラが整い、今はとても住みやすい良い場所になっており、新日家が世界一多い国になってますね。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:30
純さん、こんにちは。^^
香港と台北、古き良き中国が残っていますが、それぞれ微妙に味付けが違いますね。
台湾人は中国人よりずっとおおらかで優しく、友好的な人が多いですね。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:38
iwamoto師匠、こんにちは。^^
同じ漢字でも、日本人が抱くイメージは本国のそれとちょっと違ってますよね。
「康熙帝」は清の名君として有名ですね、台湾はは清の影響よりも、明の影響の方が多い感じがしましたね、特に文化的には。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:39
photofloyd さん、こんにちは。^^
赤煉瓦は、水に濡れたときの方が魅力的に見えますね、緑とのコントラストも美しかったです、晴れていたら撮れなかった雰囲気かも。
台湾の懐かしい雰囲気は、雨の日に一段と強調されるような気がします。
Commented by blackfacesheep2 at 2026-04-19 14:42
cherry2005さん、こんにちは。^^
おお~、素晴らしい、台北に5回も行かれましたか、私は今回が初台湾でしたが、とても楽しい場所でしたね。
剝皮寮歴史地区は龍山寺のすぐ近く、ぜひ次回訪台されたときは行ってみてくださいな、「アタマコンクリ」は台湾人はみんな知ってますね。
by blackfacesheep2 | 2026-04-19 05:00 | Overseas Trip | Comments(20)