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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

英国フィルムの新製品、Kentmere Pan 200

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「わ~い、久しぶりのブローニーフィルムだ、うれしいなあ♪」
と、ダーニングのテディベアさんが喜んでいます。

ブローニーフィルムとは、中判カメラ用フィルムのこと。
一般的な135判フィルムの写真サイズは36mmx24mmですが、120判と呼ばれるブローニーフィルムは56mmx56mm。
裏紙が付いているのが特徴で、135判より精細な描写が可能なフィルムです。



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私の愛用している中判二眼レフカメラ、Rolleiflex 2.8Cです。
私のフィルム写真ブログ"Silver Oblivion"では、二番目に登場回数の多いカメラです。

ブローニーフィルムが高価になったので、最近は1年に一回ぐらいしか使わなくなりました。
最後に使ったのは昨年の初夏、今年はまだ使っていません・・・現役続行可否のテストすることにしました。



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テストのために使ったフィルムは、Kentmere Pan 200です。
英国のハーマン・テクノロジーの一番安価なブランド、Kentmereのフィルムですね。
このKentmere、英国湖水地方で生まれたフィルムで、Kentmere 100についてはすでにレビュー済みです。

このKentmere Pan 200、今年発売された新製品です。
白黒フィルムって熱心なファンがいるようで、21世紀になっても新製品が出て来ますね。
CatLABS X FILM 320 PROとか、KIKI PAN 320とか・・・ハイコントラストで粗粒子系が人気のようです。

Kentmere Pan 200の実効感度はISO200です。
ISO100フィルムと同様の粒状で一段速いシャッター速度が使えるのがウリのフィルムです。
Kentmereはハーマン・テクノロジーの普及品ブランドなので、このKentmere 200も950円と安価です。



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フィルムのパッケージの内部には、かつては現像薬ごとの現像温度や時間が印刷されていました。
でも、昨今はQRコードが印刷してあるだけですね、詳細はこのQRコードのリンク先を見てね、ということですね。
私の現像方法は、フィルムの種類や感度にかかわらず、Rodinalの1:200希釈静止現像のみなので、書いてなくても無問題です。



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早速試写して現像してみましたよ。
72歳のRolleiflex 2.8Cの写りに問題なし、現役続行決定です。
撮影・現像諸元は下記の通り。

Rolleiflex 2.8C Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8
Kentmere PAN 200 (EI 200)
Adox Adonal (a.k.a. Rodinal, 1:200, Stand Development, 60 min. at 20 deg. C)

Kentmere Pan 100に比べても、粒状はほぼ同じ印象です。
一般的なISO400フィルムに比べると、Kentmere Pan 200の粒状はずっと細かいです。
じゃじゃ馬粗粒子フィルムのKIKI PAN 320とは月とスッポンの滑らかさです。

ただ、Kentmere Pan 100に比べると、Kentmere Pan 200は若干コントラストが高いです。
21世紀になって出て来たフィルムは、いずれもハイコントラストなのが面白いです。
デジタルからフィルムに入った人々は、ハイコンで粗粒子な特性がフィルムらしいと思っているんでしょうか。

値段も安いし、粒状も細かいし、階調感も良し。
Kentmere Pan 200、今後の常用フィルムになりそうです。

とは言うものの、135判はまだ大量に在庫があるので、今のところ120判だけになりそうです。
Kentmere Pan 200の作例は、こちらをご覧ください。



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Kentmere Pan 200、2本購入したので、もう一本あります。
私のもう一台の中判カメラ、"ZEISS Super Ikonta 531"で使うつもりです。
このカメラはRolleiflex 2.8Cよりさらに古く、1940年代末から1950年初頭の製造、すでに後期高齢者です。

このカメラも、最後に使ったのは昨年の12月。
二眼レフより経年劣化しやすい蛇腹カメラなので、いつまで使えるかわかりません。
来年の春までにはKentmere Pan 200を装填して、撮影チェックをしようと思っています。





愛知県みよし市にて

Commented by ultimate-voyager at 2025-12-16 05:17
おはようございます ‼️
フィルム写真のす的な所は、カメラ本体の性能に依存しない
撮ったままの素材をダイレクトに素直に楽しめる所でしょうか
純粋にフィルムという材料を楽しむみたいなところが素敵ですね。
まるで、色々なメーカーのカレーを楽しむのと同じですね
レンズの描写を楽しむというのでもなく、カメラの高性能を楽しむというのでもなく
純粋にフィルムの各メーカーのバリエーションがたくさんの質感を楽しむのが最大の魅力ですね
デジタルphotoの世界がpoorに感じます
余計な雑念を考える必要がなくて僕は大好きでした
Commented by j-garden-hirasato at 2025-12-16 06:44
まだ、フィルムで撮られているのですね。
フィルムから離れて何十年も経ったので、
当時フィルムがいくらだったかも、忘れてしまいましたが、
950円と聞いて、それほど高くないと感じました。
このフィルムが、特別安いのでしょうか。
現像もご自身でされているのですか。
ほんと、写真がお好きなのですね。
頭が下がります。
Commented by h6928 at 2025-12-16 09:38
中判カメラとかブローニー判とかは、
貧乏暇なしホニャラララと言われた若かりし頃のボクには
憧れではあっても手の届かない高嶺の花のままいつしかジジイになってしまいました(+_+)
カメラもフィルムも当時でも安月給ではホイホイ変えるレベルじゃなかったし、
1枚でも失敗すれば‥‥とセコイ判断で、その点バンバン失敗できる35㎜判は大助かりでした。
特に、撮る内容が動物や昆虫だ主だったので、
失敗作量産は覚悟しなければいけなかったのは大きいです。
Commented by jikomannte at 2025-12-16 09:44
カメラの世界はこれから、銀塩とスマホとデジタルの3つ
で進化して行くかもしれませんね。
銀塩もフイルムが開発され、スマホ写真はAIが進化し、
デジタルカメラは、フルサイズ中心でAPS-C以下の
センサーサイズは廃れてゆくのかも知れませんね。
私はAPS-Cが大好きなんですが・・・。(;'∀')
Commented by getteng at 2025-12-16 09:54
blackfaceさん
難しく面倒なフイルカメラで撮り、しかも自分で現像もされる、
イラの老生にはできるものではありませんね(´;ω;`)ウゥゥ
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 10:56
ultimate-voyagerさん、こんにちは。^^
フィルム写真は、カメラの本体の性能はあまり関係なくて、レンズとフィルムと現像法が影響大ですね。
デジタルだと256階調しか出ないのに、フィルムのアナログだとその階調性は無限大・・・このKentmere Pan 200は階調が広くて楽しいです。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 10:58
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
フィルムが一本1,000円未満ならまだ続けようと思ってるんですよ、やはり「撮ったど~♪」感はフィルムの方が上なので。
Kentmere Pan 200は、安価な割には私好みのブロードなトーンが出るのでありがたいです。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 11:00
星の小父さま、こんにちは。^^
私は撮る被写体が静物が多かったせいで、昔から中判が好きでしたね、でも昨今はフィルムが値上がりしたので135判が主流です。
デジタル時代になって、フィルムコストがかからなくなったと言うのは大きいですね、何万枚撮っても同じですもんね。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 11:03
純さん、こんにちは。^^
おっしゃる通りですね、銀塩とスマホとデジタルの3つは並行して進化していくと思います。
SONYの場合、フルフレームでもAPS-Cでもカメラの大きさ重量は同じ・・・でもレンズが違いますね、そのうち私もAPS-Cに戻るかも。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 11:05
gettengさん、こんにちは。^^
フィルム写真は撮影しているときの楽しさが大きいので、いまだに止められません。
自家現像はそれほど難しくないんですよ、難しいのはプリントですね、暗室と引き伸ばし機が必要です。
Commented by iwamoto at 2025-12-16 11:15
フィルムで撮った物をスキャンしてデジタルデータに変換する。
その作業について、何か、明確なお考えはありますか。
しない人もいるし、して当然と言う人もいます・・・。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 11:21
iwamoto師匠、こんにちは。^^
フィルムで撮った物をスキャンしてデジタルデータに変換するのは、もはや基本的作業になってますね。
そのネガを使ってプリントすることが理想なのですが、暗室や引き伸ばし機が必要になるので、敷居が高いです。
Commented by pothos9070 at 2025-12-16 16:20
こんにちわ~⭐
スーパーイコンタで撮っていただいた記念写真、私のプリンタの上で額に入れて飾っておりますw
ありがとうございました。
ローライフレックス、きれいに手入れされて素敵。
レンズが生き生き光っていますね✨
お年寄りのカメラだけど、永く使えるといいですね~
ケントミア・パン…箱にイルフォードのHPを参照って書いてありますが、イルフォードとご親戚かしらん(^-^)
Commented by Rifle at 2025-12-16 16:49
新製品が出るほどですから、モノクロの需要は堅調なんでしょうね。
中判はレンズが暗いのでISOが200なのは有難いです。今度使ってみようと思います。
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 21:05
ポトスさん、こんにちは。^^
去年の神戸旅行の際にはZeiss Super Ikonta 531を持っていきましたよね、あの写真をプリントされましたか。^^
Kentmereは、Ilfordと親戚ですね、どちらも英国のハーマン・テクノロジーの製品で、Kentmereは普及版でお安いです。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2025-12-16 21:06
Rifleさん、こんにちは。^^
若い人たちもフィルムで撮る人が増えているみたいですね、デジタルには出せない「エモさ」が魅力なんでしょうね。
中判だとF2.8はとても明るいレンズです、ISO200で粒状がISO100並みって、とてもありがたいフィルムですね。
by blackfacesheep2 | 2025-12-16 05:00 | Hardware | Comments(16)