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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

発狂した養老天命反転地

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友人たちと岐阜県の『養老天命反転地』に行って来ました。
ここは荒川修作とマドリン・ギンズによる構想から作られた公園施設です。
アート作品の中を回遊し体験することで、作品を鑑賞するインスタレーションアートです。



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『養老天命反転地』のエントランスから入ると、まず最初に『養老天命反転地記念館』があります。



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この記念館の内部です。
この壁の上に人を立たせて、上下をひっくり返した写真を撮るのがお約束のようですね。

荒川修作、名古屋出身のアーティストで、数々の過激な名言を残しています。

生きるなんて考えるな。生かされてるんだから。
ぼくたちと自動車、違うのは、エンジンかけてないのに、かかっちゃってるだろ、それを考えろよ

みんな、意識とか免疫とかいうものは身体の内にあると思っているだろ。
あれは実は外にあるんだ。気が付かないか?

一番なりたいのは噴火口だ、はやく。本当だよ。
今度、俺に会ったら、噴火口になってるから、見ててみろよ。もうこんな顔してないぞ

このあたりと結婚するんです、このあたりか? いえ、このあたりです、触らせませんよ、とか言えよ。触ってやるから



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この記念館の中のトイレです。
トイレの中に卓球台・・・ここも荒川修作ワールドになってますね。(;・∀・)



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『養老天命反転地記念館』の向こう側には、こんな手押しポンプがあります。



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この手押しポンプからは水が出ていて、下に置かれた瓶にたまるようになっています。



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この手押しポンプと瓶、『昆虫山脈』と名付けられた岩山の頂上に置かれています。
この巨大な石ころを並べた山を上るのは、なかなか骨が折れましたよ、転倒したら大けがしそうです。



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『昆虫山脈』の向こう側には。6枚目に写っている不思議な造形物がありました。



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『極限で似るものの家』と呼ばれる作品です。



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突如として現れるクッキングストーブ。



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建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体全体で楽しむ施設です。



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製作者である荒川修作&マドリン・ギンズによる『無限で似るものの家』の使用法はいろいろあるようです。
一部を抜粋してみると・・・下記の通りです。

何度となく家を出たり入ったりし、その都度違った入り口を通ること。

もし中に入ってバランスを失ったら、自分の名前を呼んでみること。または他人の名前でもよい。

自分と家とのはっきりした類似を見つけるようにすること。
もし出来なければ、この家が自分の一卵性双生児と思って進むこと。



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『無限で似るものの家』の向こうには、『楕円形のフィールド』が広がっています。
これは『精緻の棟』と呼ばれ、距離をつくっているいろいろな出来事の個々の測定結果を記録するために使用するのだとか。

あ、空の色がコロコロ変わるのはAdobe Photoshopの『空置換』です。
当日は雨が降りそうで降らない曇天でしたので、空の色を変えて遊んでみました。(;・∀・)



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『楕円形のフィールド』を見渡したところです。
この時使っていたカメラはフルスペクトルカメラに改造したSONY α6000(改)です。
IR720フィルターを装着して、着色赤外線写真にしてみました。



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『楕円形のフィールド』へ降りていく途中に、こんなメガホンを発見しました。



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左端の木にメガホンがぶら下がっていました。
木の右に立っている監視員さんが必要に応じて使うようです。

『楕円形のフィールド』は、日本列島をモチーフとした屋外施設で、起伏に富んだ地面が不思議な感じに構成されています。
水平な部分がほとんどなく、床面がいつのまにか壁面となっていたりします。

感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむことを目的とした施設なんですね。
日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことで人間本来の感覚を再確認できるんだとか。

開園当時は転倒事故が相次ぎ地元紙のニュースなどで注意喚起がなされたそうです。
でも荒川修作氏は「なんだ、事故件数はそんなもんか、思っていたより少ないな」と、平然としていたそうです。(;・∀・)



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『白昼の混乱地帯』と呼ばれる作品です。
ここでは、「人であるより肉体であるように努めること」が推奨されています。



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『宿命の家』です。
ここでは「まるで異星人のようにさまようこと」が推奨されています。



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『運動路』です。
この中やその周辺では「動作を繰り返し、そのうちの一度はゆっくり行うこと」が推奨なんだとか。



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『創造のへそ』です。
この周辺では「後ろ向きに歩くこと」が推奨されています。



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右下に見える黒っぽいのが『もののあわれ変容器』です。
「以前の決定よりも、より繊細に、またはより大胆に(あるいはその両方に)なるための決定を下す」ために使うそうです。



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『楕円形のフィールド』の外から内部を見たところ。
斜めに見えているのが『陥入膜の径』です。



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『陥入膜の径』を通り抜けたり、その周辺を通ったりする時は、目を閉じること・・・だそうです。



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SONY α6000(改)はフルスペクトル改造カメラなので、あらゆる波長に感光します。
それをAdobe Photoshopのチャネルミキサーを使って色変換すると、なかなかに狂おしい発狂系の色が出せますね。
荒川修作&マドリン・ギンズの『養老天命反転地』、こんな発狂系も許されるかも。(;・∀・)






岐阜県養老郡養老町高林1298ー2 養老天命反転地にて
SONY α6000 Full Spectrum
SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 with IR/UV Removal Filter & IR 720 Filter
Adobe Lightroom Classic Adobe Photoshop





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Commented by ultimate-voyager at 2024-11-20 05:15
おはようございます ‼️
不思議な世界ですね
ちょっと異様な雰囲気のPhotoもありますが
異空間にでも迷い込んだ感じです笑😅
Commented by j-garden-hirasato at 2024-11-20 07:50
発狂系が良く似合う公園です。
変わった公園がオープンしたと聞いてから、
ずっと行きたいと思っていて、何十年も経ってしまいました。
長野からだと、位置がちょっと中途半端で…。
ココ目当て行かないと、ダメなようです。
名古屋とセットで、泊りを企画してみようかな。
Commented by Yuko_PHL at 2024-11-20 08:36
岐阜にこんなところがあるなんて!行ってみたい!ここを訪れた後は、物の見方、考え方が変わりそうですね。
荒川修作さん、初めて知りました。NYでも活躍されていた方なんですね。面白そう。ちょっと深堀りしてみます^^
Commented by h6928 at 2024-11-20 09:11
へぇ~、面白い公園ですね👀 
荒川修作氏もマドリン・ギンズ氏もビックリな黒顔羊氏のアートなフォトが加味されると、
また一段と不思議空間が生まれるんですね(゚д゚)!
名古屋出身という荒川氏の奇想天外な発想及び言行は、
いい子ちゃん的な平均的日本人の域から飛び出しちゃっているのも
なんか逆に「天晴」です。
転倒する人が続出することへの問題視・批判に対しても
「なんだ、そんな少ないのか!」って笑い飛ばせるなんて、もう痛快ですね!(^^)!
今の公立公園を席巻している「事なかれ主義」は、公立なだけに
いい子ちゃんの日本人向けになるのは仕方ないでしょうが・・・・。
Commented by unjaku at 2024-11-20 09:25
ダメだ私!
出てきたときは完全に発狂してると思う。

Commented by getteng at 2024-11-20 09:48
blackfaceさん
何と恐ろし気な施設ですが、一日いても楽しめそうなところですね。
写材も実に多そうです。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 11:38
ultimate-voyager さん、こんにちは。^^
よくぞこんなものを作ったと思いますよ、今でも年間9万人ぐらいのお客さんがやってくるそうです。
ここは斜めになって歩く写真が撮れる場所でインスタ映えするんですよ、若い人たちにも人気のようです。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 11:45
j-garden-hirasato さん、こんにちは。^^
荒川修作ワールド、極めて非日常的な公園ですから、発狂系が良く似合うと思ってこのカメラをチョイスしました。^^v
ここに行く際に関ヶ原のウォーランドも組み合わせるのをお勧めします、浅野祥雲のシュールなコンクリ像がいっぱいいますよ。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 11:51
Yuko_PHLさん、こんにちは。^^
なんで岐阜の養老を選んだのかは不明ですが、施設はエキセントリックでカルチャーショックを味わえますよ。
荒川修作氏は日本国内はもちろん国際的にも評価の高いアーティストですね、名古屋が生んだ奇才です。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 12:25
星の小父さま、こんにちは。^^
発狂系の写真を撮りました、と言えば荒川修作氏もマドリン・ギンズ氏も、しょうがねえなあ、って言うと思います。(;・∀・)
調和を旨とする典型的な日本人の中には受け入れられない人もいるかもしれませんね、でもアートって調和から乖離すべきですからね。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 12:26
unjaku さん、こんにちは。^^
あはは、こういうのはダメですか。
荒川+ギンズは万人向けじゃないですもんね、癖ツヨです。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 12:28
getteng さん、こんにちは。^^
ちゃんとした準備してから出かけないと大けがしそうな施設です。
スティルよりむしろ動画向きかも、インスタ世代には受ける場所ですね。
Commented by gaku0107boo at 2024-11-20 14:39
こんにちわ!
ただでさえ不思議で発狂しそうな養老天命反転地が、Nobさんのテクニックで、もうこの世とは思えない“天国”になってますねぇ。^^
ここはぜひ行ってみたいところなんですが、思い切らないとなかなか行けない距離なんですよね。
ワタクシも落ち着いたら鉄道を乗り継いでいこうかと思っております。v^^
Commented by iwamoto at 2024-11-20 16:33
懐かしいです。 いつ行ったのか、世紀が変わる頃だったか。
「お伊勢さん」と絡めて行ったように記憶しています(笑)
東京からだと、なかなか大変で。

今見ると、違って見えるのでしょうね。
しかし、その前に、足腰が付いて行かないかも。
Commented by pothos9070 at 2024-11-20 18:19
ここ行きた~いですw
私も事故のひとつにカウントされそうですけど^^;
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 18:29
岳の父ちゃん、こんにちは。^^
ここは岐阜県でもアクセスしにくい場所ですよね、今回は友人に桑名駅で拾ってもらいました。
鐡道だと、桑名駅から養老鉄道ですね、養老駅から歩いて20分ぐらいで到着ですね。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 18:44
iwamoto師匠、こんにちは。^^
おお、ここをすでにご訪問済みでしたか、確かに首都圏からくる場合、「お伊勢さん」と絡めて訪問するのが良いでしょうね。
私は11年ぶりの訪問で、記憶があいまいになっていますね、こんなふうだったっけ・・・と思いながら写真を撮っていました。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-20 18:47
ポトスさん、こんにちは。^^
ご子息が桑菜にお住まいとかおっしゃっていませんでしたか、ここは桑名から1時間ぐらいで行けるんですよ。
事故、今でも多そうですね、私もあやうく事故件数のうちの一人になりそうでした。(-_-;)
Commented by harupita at 2024-11-20 20:49
こんばんは

養老天命反転地

一時期すごく人気でしたよね。

事故が多いというのは聞きましたが

行ったことが無いままに、長い年数経過しました。

あの頃行っておけば転んだりもなかったけれど

今は足元何もしなくても危ない感じがします。

大怪我の元かもしれませんが

面白そうな養老天命反転地ですね
Commented by keitan0326 at 2024-11-20 20:59
ここは随分前に関西のエキサイトブロガーさんが、ご紹介されていたのを見て知っていました。
荒川さんはパートナーのマドリン・ギンズさんと「天命反転」「死なないための建築」を
テーマにしておられ、前衛的という言葉以上の既成の美術観を覆すための制作をしてこられた方だと。
14年位前にニューヨークで亡くなっていますが。でもHPを見たら、養老公園内には
美味しそうなフードコートもあって、いつか行きたいと思いながら(結局そこ?)
すでに10年近く経ってしまいました(´;ω;`)ウゥゥ



が未訪問です。
ここは「安らぐための公園」ではありませんね^^;

Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 15:42
葉流さん、こんにちは。^^
養老天命反転地、ひところに比べると落ち着いてきましたね、この日は今にも雨が降り出しそうな曇天だったので、来場者は少なめでした。
私も前回の訪問時は足腰も無問題でしたが、あれから11歳加齢した今回は慎重に動きましたよ。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 15:44
keitan0326 さん、こんにちは。^^
荒川修作さん、日本の前衛美術界ではとても有名な人ですね、世界的にも有名です。
養老公園の中にはとってもレトロな遊園地「養老ランド」もあり、いつかあそこも訪問してみたいと思っています。^^
by blackfacesheep2 | 2024-11-20 05:00 | Infra Red | Comments(22)