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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

電力王の悲恋が結実した邸宅で色彩収集活動

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名古屋陶磁器会館を出た後、どうせなら・・・ということで通称「やっこ邸」に行って来ました。
正式名称は『文化のみち双葉館』ですが、日本の女優第一号として有名な川上貞奴が住んでいたので「やっこ邸」とも呼ばれています。

ここは川上貞奴が、明治の電力王と言われた福沢桃介と共に暮らした家です。
と言っても、夫婦としてでは無く愛人関係です。

実を言うと、桃介の初恋の相手は貞だったんだそうです。
でも桃介は立身出世のために貞と別れ、福澤諭吉の諭吉の二女・房と結婚し、諭吉の娘婿となりました。

でも常に貞のことを想い続けている桃介を見て、諭吉や妻との折り合いは悪かったらしいです。
貞は川上音二郎と結婚しましたが、桃介は陰ながら貞を支援し続けました。
桃介のビジネスの才覚は素晴らしく、諭吉の息子たちをはるかに凌駕していたらしいです。

やがて川上音二郎が病死し、福沢桃介と貞は再び接近します。
桃介は妻の房に離婚を切り出しますが、彼女の同意を得られませんでした。

しょうがないので桃介は事実婚を選び、同居生活が始まりました。
桃介の悲恋はここに不安定ながら結実しました。

貞は彼女自身も経営者として仕事をこなし、さらに桃介のビジネス拡大に大きく貢献しました。
若いころから欧米で公演をしてきた貞は、外国人を動かすのが上手で、桃介の仕事が大いに捗りました。
貞はビジネスウーマンとしても超一流、百戦錬磨のビジネスマンの桃介に似合いのパートナーでした。

この川上貞奴邸、創建当時は東二葉町にあったので、「二葉御殿」と呼ばれていたそうです。
設計は、当時新進気鋭の住宅専門会社「あめりか屋」に依頼し、建物内部に驚くべき電気装備が施されました。

また、貞奴の好みも至る所に取り入れられ、見事な和洋折衷の建物が出来上がりました。
様々なステンドグラスや照明器具から素敵な光が溢れて出ていました。
まさしく『電気王』の住まいに相応しい邸宅だったんでしょうね。





名古屋市東区橦木町3丁目23番地 文化のみち二葉館にて
SONY α7C II
Tamron 70-180mm F/2.8 (A056)
Adobe Lightroom Classic



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Commented by ultimate-voyager at 2024-11-21 05:38
おはようございます ‼️
Classicalなゴージャスな感じですね
うーん......Classicalとゴージャスという単語を両方同時に使うと変ですが😅
素晴らしい屋敷なのでしょうね
所々にちりばめられた素敵なparts、美しい味わいがありますね
Commented by j-garden-hirasato at 2024-11-21 05:46
双葉館、素敵です。
レトロ好きには堪りません。
以前、文化のみちを歩いたとき、
時間切れで寄れなかった覚えがあります。
娘は大学受験のときだから、もうずいぶん前のことになりました。
改めて、気合いを入れて、散策したくなりました。
Commented by h6928 at 2024-11-21 09:16
確か・・・・川上音二郎と貞奴夫妻を主役にした大河ドラマがありましたっけ・・・・。
あまり真面目に見ていなかったのですが、音二郎役が中村雅俊で、貞奴が大原麗子だったかな????
明治維新後の大河はあまり好きじゃなかったこともありますが、
井の中から抜け出して世界で飛躍しようとする日本人の、意気込みみたいなものには感動しましたっけ。
なんか、桃介さんもドラマに登場していたような記憶もおぼろげながらあります
そして、そのドラマの中のお話しだけじゃなく、リアルがここに存在するのですね(゚д゚)!
実業家としての遺産がここで見られるのは、そしてそれをブログを通してボクにも見せてもらえるのは
直接行かれないだけに素晴らしいです。
川上音二郎でまだ記憶に残っているのは、「おっぺけぺー節」くらいかな💦
Commented by getteng at 2024-11-21 09:45
blackfaceさん
凄い”お屋敷”って感じの建物ですね。
贅沢もいいところじゃないですか。
諭吉には実子はいなかったってことですね。
老生は諭吉と同郷ですが、あまり聞いたことがなかったです。
Commented by iwamoto at 2024-11-21 12:51
迎賓館でもあったのでしょうね。
これほどの設を見せられると、誰でも取り込まれてしまいそうです。
「あめりか屋、」知りませんでした。
いくら意図しても現実にしてくれるメーカーがないと成立しませんもんね。
大いに、双方が高め合ったことでしょう。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 15:52
ultimate-voyager さん、こんにちは。^^
1920年代の超モダンな洋館ですよね、今から見るとクラシックですが、当時は目もくらむような新しさだったのでしょうね。
この時代にお金をしっかりかけて作った建物なので、インテリアは今見ても鑑賞に堪えますね。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 15:54
j-garden-hirasato さん、こんにちは。^^
双葉館は名古屋の「文化のみち」の中でもとても人気の高い美しい邸宅ですね。
この地域は歩いて回れますから、朝からじっくりと近代建築を味わうにはぴったり、ぜひご再訪なさってくださいな。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 16:03
星の小父さま、こんにちは。^^
そうそう、川上音二郎と貞奴夫妻を主役にした大河ドラマがありました、1985年の『春の波涛』貞奴は松坂慶子、音二郎は中村雅俊、桃介は風間杜夫、房は檀ふみと豪華メンバーでした。
大河ドラマとして十分に成り立つ波乱万丈のストーリー、その舞台がここだったんですね、感慨深いものがあります。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 17:50
getteng さん、こんにちは。^^
電力王がその財力に任せて作ったお屋敷ですから、今見ても素晴らしいですね、竣工当時はとんでもなくモダンだったんでしょうね。
諭吉さん、実子はいたんですが、桃介の出来があまりに良かったので養子にしたようですね。
Commented by blackfacesheep2 at 2024-11-21 17:52
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
海外からのゲストをおもてなしする迎賓館としても使われたそうですね、ホステスは貞奴、そりゃ話もまとまるでしょう。
設計士も建築会社も、財力豊かな電力王の邸宅ですから、いろいろ提案できて楽しかったでしょうね♪
by blackfacesheep2 | 2024-11-21 05:00 | Old Buildings | Comments(10)