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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

本多平八郎忠勝の城下町

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先日訪問した千葉県の大多喜町、やたらとこの『本』の幟が目立つ街でした。
本屋が多い街なんだなあ・・・と、最初は考えたんですよ。
でも、よくよく考えると。



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大多喜城と言えば、徳川家康の配下の勇将・本多忠勝が城主となったことで有名です。
上の『本』は、本多平八郎忠勝の戦紋で、いまだに大多喜町の人々は平八郎を誇りに思っているのですね♪
いすみ鐡道の大多喜駅には、今もなお、本多平八郎忠勝の人形が睨みを利かしているのです。^^



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ちなみに、本多忠勝の家紋は、この「丸に立葵」です。
本多家の家紋は、フタバアオイにそれを切り取ったものをひとつあわせて三つ葉として立たせたものです。

徳川家の家紋も「三つ葉葵」です。
徳川家が「三つ葉葵」を家紋とした際、他の大名たちに「葵」を使うことを遠慮するように言いましたが、本多家は例外だったとか。
やはり本多平八郎忠勝は家康にとっては特別の存在だったのでしょうね。



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こちらが忠勝由来の大多喜城の天守閣です。
私たちが訪問した時は、ちょうど桜が満開で見事でした。



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大多喜町の旧市街には、こんな古い家屋がまだたくさん残っています。
『錆び逝く街角』でご紹介したような赤錆家屋よりもっと古い住宅ですね。



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こちらは造り酒屋さんでしょうか。



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暖簾が風格あります。



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江戸時代ほどは古くなさそうです。



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残照を受ける夷隅神社です。



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ここは和風の土蔵と和洋折衷の家屋です。



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大多喜町の町役場と、その前に置かれた電話ボックスです。
城下町を意識して、ナマコ塀の意匠ですね。



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こちらが我々が宿泊した大多喜町の老舗旅館、『大屋旅館』です。
宿帳等の記憶によると、ここは元禄の昔より大多喜城下の旅籠として就業していたんだとか。
明治・大正・昭和の時代を経た主屋は、平成11年7月に国の登録有形文化財の指定を受けました。
この『大屋旅館』については、後日詳細にご紹介したいと思います。





千葉県夷隅郡大多喜町にて
SONY α7c
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Model A71
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Commented by voyagers-x at 2023-04-18 05:08
おはようございます ‼️
観光客はほんとに本多忠勝と平八郎を意識して観光するでしょうか
あ、観光するからにはどういう所か分かっているはずですね
味わいある家屋が乱立していますね笑
古いけどボロボロじゃない味わいある外観
Commented by j-garden-hirasato at 2023-04-18 07:17
大多喜城には天守閣もありますか。
古い町並みも残されているのですね。
学生時代、千葉県に住んでいたのに、
全然知りませんでした。
機会があったら、そぞろ歩き、ゆっくりしたい町ですね。
Commented by getteng at 2023-04-18 08:06
blackfacesheep2さん
タイムスリップしたような感じの街ですね。
まだちょんまげをした人たちが住んでいるのではないでしょうか。
11枚目の屋上にも「本」が、と見たのですが。。。
Commented by 3740s at 2023-04-18 08:54
おはようございます。

好奇心わくわくさせる大多喜町ですね。
いづれは訪れて観たい町です。(喜)
Commented by hazuki27s at 2023-04-18 10:30
おはようございます。
ひっそりとした感じがする大多喜駅、、、
大多喜城主は有名な歴史上の人物・本田忠勝公
いすみ鉄道に気をとられ,うっかり見逃すところでした^^;
駅舎にはその城主の人形が飾られて居るとか。。。
天守にサクラも見事ですね♪
歴史ある古い街並みが写欲をそそりますよ^^
ポチ☆彡×2
Commented by iwamoto at 2023-04-18 12:17 x
本多が戦さ場に赴けば、ただ勝つのみ!
生涯、かすり傷ひとつ負わなかった、という武将・・・。

大多喜の酒蔵といえば、「豊乃鶴酒造」酒造ですね。
創業はベートーヴェンの時代のようです。
当時の建物ではないと思いますが、これもなかなかの雰囲気ですね。

すごい旅館に泊まったのですね。 レポ楽しみです。
Commented by lapie-fr at 2023-04-18 12:22
今朝のイッチ好きは ヌメロ 10
良いですニャア~ この街
風情のてんこ盛り
(ワタクシ的にはサビの街よりいいかも
 いい加減にザビ付いてるのもチャーミングですが ^^)

Commented by yamaboushi53 at 2023-04-18 13:59
黒顔羊さん こんにちは
岡崎生まれの本田平八郎忠勝が千葉の大多喜城主に
なっているとは知りませんでした。槍の平八郎、
たくさんの戦で一度も負傷していない有名な武将です。
徳川四天王、徳川十六神将ですね。平八郎の甲冑、素敵
です。兜の鹿の角が凄いです。岡崎場内の資料館に展示
されているようです。最後は三重の桑名の藩主になった
そうです。名古屋出身の山田祐貴くんが「どうする家康」
で勇ましい演技をしています。
ただいま「家康」関係の本を読んでいます。平八郎の
子孫が楽天の三木谷さんだということも知りました。
千葉には5年住みましたが、千葉も広く、房総にはなかなか
足を運ぶことはありませんでした。
以前、紹介していただいた小湊鉄道、知っています。
養老渓谷も知っていますよ。
戦国武将も幕府のためにものすごい転勤があったんですね。
(笑)

Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:35
voyagers-xさん、こんにちは。^^
地元では本多忠勝とその息子の本多忠朝を主人公にして大河ドラマを作ってくれと、盛り上がってますね。^^
古くからの日本家屋がいまだに元気に残っている街ですね、小江戸と言われているようです。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:37
j-garden-hirasato さん、こんにちは。^^
大多喜城の天守閣はいわゆる復興天守閣、実際には天守閣が無かったという説もあるらしいです。
おお、学生時代、千葉県に住んでいらっしゃいましたか、首都圏の中でも好きな地域です、適度に都会で適度に田舎です。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:43
gettengさん、こんにちは。^^
そうそう、昭和どころか大正か明治、へたをすれば江戸時代って雰囲気の町並です。
この『本』の戦紋、大多喜町の様々な場所で見られましたね、今は「どうする家康」でも、平八郎は人気ですもんね。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:45
3740s さん、こんにちは。^^
おっしゃる通り、好奇心旺盛な方にはとても面白い街でした。
首都圏在住であれば、ぜひご訪問されてみてくださいな、どうせなら大屋旅館にご宿泊をお勧めします♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:47
葉月さん、こんにちは。^^
今でこそとっても静かな田舎町ですが、本多忠勝が城主だったころは、お城も城下町も賑わっていたようです。
桜の季節は大多喜城もまことに美しく、訪問されるならやはり春ですね、いすみ鐡道のナノハナも見事です♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:51
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
本多忠勝は武勇に優れた名将だったようですね、「家康に過ぎたるもの二つあり、唐の頭に本多平八」ですもん。
この造り酒屋、調べてみたら「豊乃鶴酒造」酒造でしたよ、良い雰囲気の酒蔵でしたね、大屋旅館レポ、お楽しみに♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:53
らぴさん、こんにちは。^^
あはは、赤鏥建築物も素敵ですが、歴史的建造物はさらに魅力にあふれていましたね♪
公共交通機関のアクセスもあるのに、良い具合に鄙びた雰囲気を維持している素敵な街です。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-18 16:59
ヤマボウシさん、こんにちは。^^
大多喜町では、本多忠勝とその子の忠朝を主人公にして大河ドラマを作るべし、って運動が盛んでしたよ。
もしそんな大河ドラマが生まれたら、岡崎、大多喜町、桑名が舞台になって楽しいでしょうねえ♪
Commented by photofloyd at 2023-04-18 17:53
電話ボックス ここまで頑張って街づくりですか
でも こんな頑張りも良いものですね
街が一丸となって・・何かを築くという風潮は悪くないですね
自由と自分勝手と住民意識とうまく纏め上げれば・・・名行政長ですね
Commented by cedar-rose at 2023-04-18 20:41
こんばんは~♪
電話ボックスの馴染み方からして、町並み保存地区か何かになっているのでしょうか?
それにしては日本人がどこでも作ってしまうお土産屋さんとかは見当たらない様子。
落ち着いた佇まいですね。
お泊りの老舗旅館も期待できます^^
Commented by harupita at 2023-04-18 21:06


こんばんは(*´▽`*)

今日岡崎城の五万国藤を撮影に行き
岡崎城公園内も散策
本多平八郎忠勝の銅像もしっかり撮影してきましたが
大多喜町の城主になっていたなんて知りませんでした。
何度も戦に出かけ無傷で戻ったと有名ですね。
大河ドラマでもカッコいい感じです
いすみ鐡道の大多喜駅には、今もなお、本多平八郎忠勝の人形が睨みを利かしているのですね。
桜も満開ですね
和風の土蔵と和洋折衷の家屋も素敵です
大多喜町の老舗旅館、『大屋旅館』
これはなんだか凄そうですね。。楽しみです
お待ちしています。
Commented by milletti_naoko at 2023-04-18 22:32
わたしも旗を見て一瞬本屋さんか本の祭典かと思ったのですが、なんと戦国武将の幟だったのですね。町を挙げて、今もかつての君主を誇りに思っているとはいいですね。家紋の葵のお話も興味深いです。

それにしても、こんなに歴史ある古い建造物、しかも木造りの家屋がこんなにたくさん残っていて、しかも宿泊することができるとは!
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-19 15:13
photofloyd さん、こんにちは。^^
大多喜町の中心部の電話ボックス、この和の情緒のものを数基、見かけましたよ、頑張ってました。
おらが街は城下町だぞ、という誇りと気概を感じましたよ。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-19 15:15
cedar-roseさん、こんにちは。^^
特に町並み保存地区とは指定されてないようですが、古い建築物が丁寧に保存されている地域でしたね。
お土産屋さんは駅の前に大きな施設がありましたが、街中では見かけませんでした、大屋旅館、楽しみにお待ちください♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-19 15:17
葉流さん、こんにちは。^^
おお、岡崎の五万石藤を撮影に行かれましたが、今年はフジも2週間ぐらい早く咲いているようですね。
本多平八郎忠勝のブロンズ像と言えば、愛知県人は岡崎公園を思い浮かべますよね、大多喜町で見かけて感慨深かったです。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-19 15:19
なおこさん、こんにちは。^^
『本』と書かれた幟を見たら、ついブックフェスティバルか、と思っちゃいますよね、二葉葵は使わないのかなあ。
石造りのイタリアの家屋と異なり、木造の日本家屋は長持ちしないんですが、それをここまで保守している街は凄いです。^^
by blackfacesheep2 | 2023-04-18 05:00 | Japanese Landscape | Comments(24)