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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

THE APRIL FOOLS

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パンジーに憧れるガラスのアマガエルちゃん・・・



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2

こちらはランの花を仰ぎ見る、タイのお土産の木製トノサマガエルさん・・・



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3

スイセンを眩しそうに見つめる、ハンガリーの名窯「ヘレンド」製のヒキガエルどん・・・



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4

満開のコブシに喜色満面の相方謹製のアオガエルちゃん・・・

なんで今日は蛙さんの写真なのか、お分かりになりますでしょうか。
タイトルの"THE APRIL FOOLS"を見て、「おお、あれか!」と思った方、古い洋画ファンですね。^^

今年の2月8日、アメリカの作曲家、バート・バカラックが94歳で亡くなりました。
私は昔から大のバカラックファンで、バカラックのトリビュートポストを書きたいなあと思っていたのですよ。

そこで、バカラックが音楽を提供した映画、"THE APRIL FOOLS"に絡めることにしました。・
そう、今日はエイプリル・フールの日ですね。^^

この映画の放題は『幸せはパリで』、主演はジャック・レモンとカトリーヌ・ドヌーヴでした。
ふとしたきっかけから、カトリーヌ・ドヌーヴと恋に落ちる冴えない中年のおっさん、ジャック・レモン。

夜明けのセントラル・パークで見た一匹のヒキガエル・・・「今はおいらは蛙だけど、きっと王子様になれるんだ♪」。
本当の愛に気が付いて、パリ行きの飛行機に乗る二人・・・幸せはパリで、見事な邦題でした。^^

実際にはあり得ない、中年男の夢が具現化されたようなロマンティックコメディでした。^^
なぜ原題が"THE APRIL FOOLS"なのかは、この映画の主題歌↓をご参考になさってください・・・拙い翻訳ですみません。






In an April dream  4月の夢の中で
Once you came to me  君はぼくと出会った
When you smiled I looked into your eyes  きみが微笑んだとき、その瞳を見つめた
And I knew I'd be loving you  そして恋に落ちることがわかった
and then you touched my hand  きみはぼくの手に触れた
And I learned April dreams can come true  そして四月の夢は叶うことがわかった

Oh are we just April fools  ぼくたちは単に4月馬鹿なんだろうか
Who can't see all the danger around us  周りの危うさもわからないような
If we're just April fools  もしぼくたちが単なる4月馬鹿だとしても
I don't care, true love has found us now  気にしないさ 今、本当の恋に巡り合ったのだから

Little did we know  ぼくたちはほとんど知らなかった
Where the road would lead  この道がどこへ続いていくのかを
Here we are a million miles away from the past  今、過去から百万マイルも遠くへ来てしまった
Travelin' so fast now  あまりにも先を急ぎ過ぎているのかも
There's no turning back  もう後戻りはできない
If our sweet April dream doesn't last  この甘い4月の夢が長続きしないとしても

Oh are we just April fools  ぼくたちは単に4月馬鹿なんだろうか
Who can't see all the danger around us  周りの危うさもわからないような
If we're just April fools  もしぼくたちが単なる4月馬鹿だとしても
I don't care, we 'll find the way somehow  気にしないさ、なんとか乗り越えられる

No need to be afraid  怖がる必要などない
True love has found us now  本当の恋に巡り合ったのだから



作曲はバート・バカラック、作詞はハル・デイヴィッド、歌はディオンヌ・ワーウィック。
美しいメロディ、共感を感じる歌詞、心の奥の柔らかいところに刺さる声・・・素晴らしいです。
最強のコンビでした。

そういや、この映画の冒頭のパーティのシーンでも、このコンビの曲が使われていました。

The moment I wake up 目が覚めた瞬間
Before I put on my makeup お化粧をする前に
I say a little prayer for you あなたのために小さな祈りをささげる・・・

普通のラヴ・ソングに聞こえますが、ハル・デイヴィッドによれば、これは反戦歌なんだとか。
1967年当時、ベトナム戦争に行っている恋人や家族など、大切な人を案じる歌としても作詞したんだそうですよ。
THE APRIL FOOLSとはまるで違う曲想なのに、同じように切なさを感じるメロディ、偉大なりバカラック。

映画も良かったですが、何と言ってもバカラックが作った2曲が入ってるのがステキでした。
バカラックのメロディって、どれもモダンなんですけど、みょーに人懐っこくて好きなんです。
「幸せはパリで」の2曲以外にも、バカラック=デイヴィッドのコンビが作った曲はずっと歌い継がれると思います。





Burt Bacharach, R.I.P.
バカラックの魂よ、安かれ。





愛知県みよし市にて
SONY α7c
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Art
Adobe Lightroom Classic

3月19日はミュージックの日



THE APRIL FOOLS_d0353489_22054560.png


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ブログテーマ:3月19日はミュージックの日
Commented by voyagers-x at 2023-04-01 05:22
おはようございます ‼️
曲を聴きながらコメントを記載していますが
うーん......妙に懐かしい雰囲気というか、癒やされますね
映画も良さそうですね
温かい気持ちで見る事の映画の少なさ
今の土器の映画の中に、なかなか名作がないような........
Commented by j-garden-hirasato at 2023-04-01 05:55
この曲は聞いたことがありますね。
バート・バカラックは、
名前を聞いたことがあるくらいで…。
偉大な作曲家なのですね。
Commented by getteng at 2023-04-01 08:20
blackfacesheep2さん
「幸せはパリで」はFOX他で都合3回は観ました。
流れている音楽まで気が回らなかったですが。。。
Commented by hazuki27s at 2023-04-01 09:43
おはようございます。
映画や音楽のことは解らないけれど
カエルちゃんが,みんな可愛い^^
色々なカエルちゃんがいて楽しそうですね♪
雨の時期になると,我が玄関にも可愛いアマガエルが来ますが
水辺も田んぼもない街中で,どうやって来るのでしょうね?
不思議^^
ポチ☆彡×2
Commented by photofloyd at 2023-04-01 09:53
バカラック いいでいねぇ・・・・
明るさもあり、時に哀愁もあり・・・
音楽はそうゆうものですね。
ジャズ界でもカヴァーはまだまだ続くでしょう
Commented by iwamoto at 2023-04-01 12:53 x
音楽にまつわる抽象性は歌詞が無いから、という部分が殆どですが、リトル・プレイヤーの曲の軽快さから、反戦歌とは考えたことがなかったです。

わたしは、バカラックのファンではありませんが、その才能には戦慄します(笑)

Commented by lapie-fr at 2023-04-01 13:19
今朝のイッチ好きは 相方さま謹製のカエル

なんてったって コーワ(興和製薬?)のキャラクターにソックリですもん
指に挿して遊びました (笑

Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:18
voyagers-x さん、こんにちは。^^
この映画はシンプルなRom-comで、感動の名作ではないかもしれませんが、疲れたときに見ると癒される映画ですね。^^
そう思うのは、バカラックのメロディの貢献度が非常に高いように思います。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:19
j-garden-hirasato さん、こんにちは。^^
バカラックは印象的なメロディを書くことに関しては、天才的な冴えがありましたね。
一回聞いたら忘れられないメロディが多いと思います♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:20
getteng さん、こんにちは。^^
おお、「幸せはパリで」を3回もご覧になりましたか。
今は、アマプラでもHuluでも見られないのが残念です。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:22
葉月さん、こんにちは。^^
私はこういう動物の人形をコレクションしておりまして、フクロウや亀、ニワトリも豊富にあるんですよ。
そうそう、都会のど真ん中でも可愛らしいアマガエルさんに出会えますよね、あれは不思議です♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:24
photofloyd さん、こんにちは。^^
バート・バカラック、今年の二月に逝去のニュースを聞いたときは「巨星落つ・・・」と思いました。
あのメロディセンス、21世紀の今も感動的です。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:28
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
あの時代のポップスは、ベトナム戦争の反戦歌になっているものが結構多いんだそうです。
John Denverの"Leaving On A Jet Plane"も、出征しなくてはならない若い兵士の悲しみを歌った反戦歌だそうです。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 19:29
らぴさん、こんにちは。^^
あははは~、相方の作った編みぐるみのカエルさん、コルゲンコーワによく似ていますね。^^
これ、以前紹介したうさぎさんの編みぐるみのマイナーチェンジなのです。^^
Commented by hotarublog3 at 2023-04-01 22:29
ご自分で翻訳されたのですね^^
この歌のメロディは知っていましたが、
こういう歌詞を持っているとは初めて知りました。
ロマンチックでもあり切なさもありますね♪
画像は光と影の他に色彩を収集されているとお聞きして
なるほどそういう視点なのか~と新鮮に感じて拝見しています^^
Commented by golden_giraffe at 2023-04-01 22:43
ヘレンドのカエル、ちょっと奇妙で可愛らしいですね^ ^
黒顔羊さんはカエル好きなのでしょうか^ ^
どうも気のせいか最近は巨星墜つのニュースを聞くことが多いような気がします。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 23:29
hotarublog3さん、こんにちは。^^
学生時代からずっと英語勉強中なので、自分で翻訳してみましたよ、あまり意訳せずに直訳気味です。(;・∀・)
光蜥蜴収集、色彩収集、赤鏥収集・・・いろんな被写体に惹かれてしまう、ダボハゼ系フォトグラファーですね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-01 23:41
金の麒麟さん、こんにちは。^^
ヘレンドの焼く動物は、不思議な意匠のものが多いですね、これがハンガリー風なのでしょうか。
おっしゃる通りですね、1月にもジェフ・ベックが亡くなって驚きました・・・まだまだ若いと思っていたのに。
Commented by milletti_naoko at 2023-04-05 16:20
特に冒頭の写真の透きとおるような緑がきらめくカエルさんと、映画のお話に魅かれました。このカエルさん、後ろ足の膝をちょこんと曲げて足が見える様子も、瞳もかわいらしいですね。相棒さんはカエルも集めて作られているんですね。お花もたくさんあるすてきなおうちで、小さくなったアリスが、いろんなカエルさんたちと花の間で冒険できる不思議の国のようです。
Commented by blackfacesheep2 at 2023-04-10 18:42
なおこさん、こんにちは。^^
このカエルさんは、昔、外国旅行に行ったときにお土産で買って来たものです・・・ベネチアのムラーノガラスだったかな。
動物のフィギュアは嵩張らないので、旅行に行くたびに買って来ますね、フクロウ、カエル、ニワトリ、カメが多いです。^^
by blackfacesheep2 | 2023-04-01 05:00 | Music | Comments(20)