100円均一のウィリアム・モリス

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「あ、僕と同じ『苺泥棒』だ♪」と、相方謹製のテディベアさんが喜んでいます。この子も、リバティプリントの『苺泥棒』"Strawberry Thief"柄の布で作られているんですね。



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この『苺泥棒』柄のノート、『柳』"Willow"のパターンの電卓、ともに100円均一ショップのセリアで買って来たものです。どちらもパターンデザインは、英国のデザイナー、ウィリアム・モリスが手掛けたものです。
ウィリアム・モリスは、19世紀の英国で活躍した画家・工芸デザイナー、作家・詩人、会社経営者、社会主義運動家です。中でもアーツ・アンド・クラフツスタイルの装飾は世界中で評価されています。私も大のウィリアム・モリス・ファンで、20年ほど前にウェブサイトまで作った程のお気に入りです。

最近のセリア、そのウィリアム・モリスの雑貨がとても充実していて驚きました♪"MASTERPIECE COLLECTION WILLIAM MORRIS WORLD"シリーズは、100均ショップとは思えない充実ぶりです。


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こちらは『飛燕草」"Larkspur"柄の小箱です・・・飛燕草ってデルフィニウムのことですね。モリスのデザインの中でも結構渋めのものなんですが、セリア、やるもんだなあ♪大切なものを整理しておくのに良さそうなサイズでした。


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こちらはモリスが最初にデザインした壁紙パターンの一つ、『雛菊』"Daisy"をあしらった書類キャビネットです。
A4の書類を分別して整理するキャビネット、安いものもたくさん売ってますが、モリス柄があるとは知りませんでした。^^大人買いして、ファイル整理しようかなあ。

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こちらはさらに大きなサイズの段ボール製ボックスです。『苺泥棒』柄で素敵なボックス、いろんなものを収納できそうです♪


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こちらは布地ですね・・・左側がテームズ川支流シリーズの"Cray"、右が"Fruits(Pomergranate)"です。お弁当箱を包んだりするのに良さそうな大きさの布地で、相方はこれでまたテディベアを作るつもりなのかも。^^
Fruits(Pomergranate)は『柘榴』とも呼ばれ、モリス初期の傑作柄ですね。
「クレイ」は少々珍しいかも、かつてモリス一家が暮らしていた『レッド・ハウス』の周辺を流れる川の名前ですね。モリスの壁紙には、Evenlode、Lodden、Medwayといったテームズ川支流の名前のシリーズがあります。



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こちらも『雛菊』"Daisy"柄・・・壁紙ですね。
私の部屋の壁に染みがついてしまったので、それを隠すために買いました。


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これはお菓子作り用の小物です。ワックスペーパーとグラシンカップ、どちらも『苺泥棒』柄です。


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これはシンプルなメモパッド・・・『クレイ』柄ですね。中心部分は完全な白ではなく、薄くクレイ柄が印刷されていると言う芸の細かさです。


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レターセットです。半透明な封筒と、『苺泥棒』と『クレイ』柄の便せん、封蝋のシール付きです。半透明の封筒の下からモリス柄が透けて見えるんですね、こんなレターセットで手紙をもらったらうれしいだろうなあ♪


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『苺泥棒』"Strawberry Thief"と"Fruits(Pomergranate)"『柘榴』柄ですね。これは何かと言えば・・・



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左側にあるコラージュペーパーと呼ばれる紙でした。ちなみに真ん中は"Cray"、右側は『苺泥棒』"Strawberry Thief"柄の封筒です。住所を書いて送る封筒ではなく、小物整理用、お札を入れて誰かにあげるための封筒って位置づけのようです。^^


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封筒の拡大図です。"MASTERPIECE COLLECTION WILLIAM MORRIS WORLD"と書かれています。

また、その下のティータオルには、"MORRIS KELMSCOTT MA..."とプリントされています。このケルムスコット・マナーとは、私が1~13枚目の写真背景として使ったモリス柄ティータオルを買った場所なのです。


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こちらが2008年に訪問したケルムスコット・マナーです。ちょうど薔薇の季節、6月に訪問しました。


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ケルムスコット・マナーは、ウィリアム・モリスのお気に入りの別荘でした。モリスの師匠にあたるラファエル前派の画家、ロゼッティとの共同で手に入れた別荘です。モリスの妻ジェーンとロゼッティの関係をめぐって、いろいろなドラマがあった家としても有名です。(;・∀・)

場所はコッツウォルズの南東のはずれ、大学町オクスフォードの西に位置するケルムスコットという村にあります。マナー・ハウスの横にはテムズ川が流れており、モリスはこのテムズ川を船でロンドンと行き来をしていました。
このケルムスコット・マナー、今はウィリアム・モリスの博物館になっていますが、営業日が限られており訪問が難しい場所です。私は2004年と2008年に訪問しましたが、「全館これアーツ・アンド・クラフツ」という建物で、大いに見ごたえがありました。なお、すぐ近くには、ウィリアム・モリスとその家族たちが眠るセント・ジョージ教会があります。

昔はモリス柄の雑貨を買うのは、なかなか難しかったです。訪英時にV&A美術館やハロッズ、そしてケルムスコット・マナーなどで少しずつ買っていきました。でも今は、セリアで簡単に、100円均一で買えてしまう・・・便利な時代になりました♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて

SONY α7c

SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Art

Kelmscott Manor, Kelmscott, Oxfordshire, England

Pentax K200D

Tamron SP AF 17-50mm/F2.8

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