初冬の並木道に佇むAudi TT Mk2

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モミジバフウの落葉が積もる坂道に停まる一台の白い車・・・TTと言うエンブレムが見えます。


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こちらはその車のシフトノブ・・・ここにもTTの文字があります。


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エアダクトの上を這いまわるのはヤモリさん・・・ゲッコーって奴ですね。


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ステアリングホイールの真ん中には四連の輪、"Four Silver Rings"・・・ドイツのAudi社のロゴです。


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このクルマは、Audi TT Mk2 1.8TFSIです。Audi TTの二代目で、2006年から2015年に渡って製造され、このクルマは2014年1月に登録されました。

9月に亡くなった義姉の愛車でしたが、今は私の愛車となりました。義姉がとても大切にしていたクルマなので、売ってしまうのが忍びなく、キープすることにしました。


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Audi TT Mk2の後ろ姿、トレッドがやたら広いです・・・全幅は1,842mmもあり、安定感抜群です。でも最小回転半径は5.2mとまずまず、狭い場所でも意外に取り回しが良いです。
1,800cc直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力160PS、最大トルク25.5kgf·m。
ミッションは7速Sトロニック、いわゆるトルコンではないので、MTに近い変速フィーリングです。ボディの7割がアルミニウム製なので、ねじれ剛性は初代と比べて50%も向上し、燃費も意外に良好です。

ちなみに"TT"って言うのは、世界で一番過酷な二輪車レース「マン島TTレース」にちなんだ名前なんだとか。BMWと違ってAudiは今は二輪車を作ってませんが、Audiの前身のAuto Unionを形成していたDKWがマン島TTで勝ってます。
また、アウトウニオンに吸収されたNSUも、1954年にはマン島TTの「ライトウェイトTTクラス」で1位から4位を独占していました。
このTFSIは前輪駆動で、四輪駆動のQuattroではありません。"Audi Quattro"のシンボル、ゲッコーちゃんがエアダクトにいますが、このクルマは「なんちゃってクワトロ」ですね。(;・∀・)義姉はPorsche 996にも乗っていましたが、ハードドライビングとは無縁の人だったので、クワトロは必要なかったのでした。


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幅が広いだけでなく、2ドアですからドアが大きいです。駐車するとき、ドアが開けられるようにスペースを十分に開けて停める必要があります。キャビンもボディも低くてタイト、デザイン優先です・・・ギャップの大きな路面には乗り入れたくないです。(-_-;)


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シートは赤・・・先日手放したブランキーニョ君と同じ、白外装で赤内装です。


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このAudi TT Mk2は2014年1月登録で、義姉が亡くなった時の走行距離は39,000km未満でした。2015年12月登録のブランキーニョ君より約2年古いですが、走行距離は約53,000kmのブランキーニョ君より少ないですね。

スピードメーターはアウトバーン仕様で280Km/hまでありますが、アゴラフォビアで高速道路に乗れなくなった私には無用です。左側の80Kmまであれば十分です・・・TT Mk2よ、せっかくの性能が活かせなくてごめんな。(;・∀・)


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2014年1月登録のクルマですから、カーナビの地図が古いです。


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なので、スマホのGoogle Mapをカーナビにすることにしました。こちらのAndobil社スマホホルダーを使用・・・密林書店で19,924個の評価で4.4点/5点と言う驚異的な高評価の製品です。使ってみて納得の性能、さらにアフターサービス体制が抜群で、こりゃ人気があるわけです。


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エアダクトに完璧にフィットし、Google Pixel 6aの装着、自由自在になりました。Google Mapは音声入力が超便利で、目的地入力はマイクアイコンをタップし、「どこそこ！」と、話しかければ認識します。


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このAudi TT Mk2はBluetooth接続可能なので、ドライブ中はスマホのSpotifyで音楽を楽しむことができます。1950年代のJAZZのプレイリスト再生中・・・たまたまベニー・ゴルソンの「枯葉」がかかってました。テナーサックスとトロンボーンの2管によるアンサンブルは低音で暖か・・・初冬にはぴったりの音です。


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このAudi TT Mk2は2014年1月登録のクルマなので、クルマのキーは伝統的な物理キーです。鍵穴にキーを差し込み捻ってエンジン始動・・・懐かしいです。
キーホルダーには、昔から黒顔羊の「羊のショーン」を愛用しています。なお、ショーンのうしろにいる2頭のくまさんたちは・・・


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このくまさんたちは、Audiのディーラーでもらえるマスコットですね。我家はAudiのディーラーと付き合いが長いので、いっぱい溜まりました。このAudi TT Mk2で、我家に来たAudi車は5台目になります。


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我家の駐車場に停車中の4台目と5台目のAudiです。右側ブルーグレーとブラックのツートーンカラーは、2018年の12月にやってきたAudi A1 Sportback S Lineです。
我家のAudi歴は、1997年の初代Audi A3から始まりました。Golf IVと同じプラットフォームで、Audi伝統のエンジン縦置きFFではなく、エンジン横置きFFでしたね。
我家の2台目のAudiは、Audi A4 Avant 1.8 Turbo Quattroでした。クワトロは雨の高速道路でも路面に吸い付くように走り、四輪駆動の安定感、半端なかったです。7年弱乗ったと思います。
その次にやってきた我家の3台目のAudiは、再びA3 Sportbackでした。
7年ぐらい載ってましたが、マイナーな事故に遭遇し、保険代で新車にしたほうが良いと判断し、4台目のA1へ。
我家で所有した欧州車、同じメーカーのクルマに5台も乗ったのはAudiだけです。OPELもVolvoもBMWもMercedesも乗りましたが、それぞれ一台だけでした。


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義姉の想い出の詰まったAudi TT Mk2、ニックネームはどうしようかな。きれいなものが好きだった義姉にふさわしく、「白雪姫」のドイツ語"schneeweiß"「シュネーヴァイス」ちゃんと呼ぼう♪

愛知県長久手市岩作三ケ峯1−1　愛知県農業総合試験場にて

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