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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

未来の考古学と飲んだくれの人生

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KYOTOGRAPHIEシリーズ+αです。
出町桝形商店街でランチを食べ、プリンス・ジャスィのカラフルな作品を見た後、鴨川を渡って出町柳駅方面へ。
つぼみ堂で開催中のKG+展示を見に行きました。

「ヴァンサン・フルニエ Vincent FOURNIER POST NATURAL HISTORY - ARCHEOLOGY OF THE FUTURE」

ヴァンサン・フルニエは1970年フランス生まれの写真家・映像作家だそうです。
宇宙やロボット、科学、テクノロジーをテーマに未来を探究し、現実と非現実の間を行き来しているのだとか。

今回の作品、タイトルを邦訳すると「自然史の向こう - 未来の考古学」という意味深なものでした。
未来に起こるかもしれない動物たちの変化、ってことらしいです。
一枚目は、人間の目を持つウサギですね。(;・∀・)

どのイキモノも、リアリティは抜群なんですが、微妙にフェイクなんだそうです。
「写真は真実を写すものであ~る」とのたまう「写真原理主義者」に見せてあげたいです♪
KYOTOGRAPHIEの本編も素晴らしいですが、KG+の作品展示もぶっ飛んでるものが多くて楽しいです。^^



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つぼみ堂を後にして、出町柳駅方面へ・・・
出町柳駅の前には、"LUSH LIFE"という老舗のJAZZ喫茶があるので、ここで休憩することにしました。



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京都って、アンティークな雰囲気のJAZZ喫茶が多いです。



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老舗ですので、再生機器もマッキントッシュのアンプだったりします。
その昔は「まっきん」とか呼ばれてました・・・アップルのコンピューターが登場するちょっと前です。^^



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ここも素敵なランプがたくさんありましたね。



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老舗ですから当然アナログレコードプレイヤー・・・スイスのレンコ社製、ガラードと並んで人気でした。



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壁面にはたくさんJAZZアルバムがディスプレイされていました。



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カウンター席では、LPジャケットがCOVID19対策のパーティションとして活躍していましたね。^^
出町柳のラッシュ・ライフ、昔ながらの居心地の良いJAZZ喫茶でした。



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さて、"Lush Life"と言えば、とても人気のあるJAZZのスタンダード曲の一つですね。
美しいメロディと含蓄ある歌詞で有名です。
今日はジョン・コルトレーンのストイックなテナーサックスでどうぞ。^^






Lush Life、日本語に訳すと二通りに意味がとれます。
「芳醇な人生」と、「飲んだくれの人生」・・・どちらがふさわしいのか・・・歌の最後はこうなっています。

I'll live a lush life in some small dive 
And there I'll be, while I rot with the rest of those whose lives are lonely, too.

俺は飲んだくれの人生を送るのさ.どこかの小さな酒場で
俺と同じように孤独な人生を送る奴らと一緒に腐りながら,そこにいるだろうよ。

う~ん、「飲んだくれの人生」ではあるけれど、それが自分にとっては「芳醇な人生」ってことなんでしょうか。





京都府京都市左京区田中上柳町90「つぼみ堂」、京都市左京区田中下柳町20"LUSH LIFE"にて
SONY α7c
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
Adobe Lightroom Classic



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Commented by voyagers-x at 2022-06-17 06:03
おはようございます ‼️
自由な構図と自然体のスナップな感じがするけど
素敵な写真ですね
日常生活の中で訪れた素敵なカフェの写真
素敵な場所に行かないとなかなか撮れないけど......
写真って、形にすると意味が出てくるような
飾られている写真どれもちゃんと意味があって......みたいな感じです^_^;
Commented by getteng at 2022-06-17 07:12
blackfacesheep2さん
当地では老舗喫茶が消え、この類の店は皆無です。
今の店はコ-ヒ-その他の飲み物と軽食を提供するコンビニみたいあものばかりで、落ち着きませんや。
その点、京都はどこよりも古いものを大事にしているように思えます。
Commented by j-garden-hirasato at 2022-06-17 07:28
微妙にフェイク、
写真原理主義者は激怒でしょうね(笑)。
自分は、楽しければ、ウェルカムです。
ジャズ、レコードでですか。
これは、聞き応えがあるでしょうね。
ジャズをよく分からない自分でも、
十二分に楽しめそうです。
Commented by houbow at 2022-06-17 07:33
モンクの載っているカート
あれを撮りたいと探していましたが
やっと見つけました。
立川の最後の牧場、デントコーンを作っているところ。
載っていたのは肥料でしたが。笑
Commented by photofloyd at 2022-06-17 10:02
ヴァンサン・フルニエという人の作品なんですか
繊細にビシッと撮って・・・作為を施す(この作為は私から見ると邪道っぽいですが・・・)いろいろの世界がありますね。
私はオーソドックスな方が好きですので・・・
Commented by hogecyan at 2022-06-17 10:20
ジャズカフェ、カッコいいなー。
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:19
voyagers-x さん、こんにちは。^^
旅行に出かけると、普段見慣れているものとは違うものと出会えるのが楽しいですね。
あれもこれも撮りたくなる・・・とりとめのない写真が増えて逝ってしまうのが大問題です。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:20
gettengさん、こんにちは。^^
昭和時代は純喫茶もJAZZ喫茶も豊富にありましたが、昨今はお洒落なカフェばかりになりつつありますね。
京都は楽しいですね、昔ながらのものと、ピカピカに新しいものが違和感なく共存してますもん♪
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:23
j-garden-hirasato さん、こんにちは。^^
デジタル写真になってから、写真原理主義者が激怒するような加工技術はどんどん発達してきていますね。
京都の古いJAZZ喫茶は、膨大な数のLPアルバムのコレクションが見事ですね、CD化されてないものも多そうです。
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:25
houbow さん、こんにちは。^^
おお、モンクの載っているカートに目をつけられましたか、いかにもアメリカっぽい存在ですよね。
立川の牧場なら、米軍関係の放出品として使ってそうな感じがしますね、普通の牧場では見かけないんなじゃないかと。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:27
photofloyd さん、こんにちは。^^
ヴァンサン・フルニエさん、名前から判断してフランス人でしょうか、正統派の図鑑写真ですね。
でも、「このままでいくとこう進化するだろう」と言う加工を加えてある当りがアヴァンギャルドで楽しいです。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 11:29
hogecyan さん、こんにちは。^^
LUSH LIFEさん、昔から場所は知ってたんですが、初めて訪問しました。
昭和の香りがそこはかとなく漂う、懐かしい雰囲気のJAZZ喫茶でしたねえ♪
Commented by iwamoto at 2022-06-17 11:46 x
傍系の、ここまでの充実ぶりが全体のレベルの高さを示していますね。

マッキントッシュのアンプは華美で装飾過多と思っていましたが、歳を取ると、そうでもなくなりました。

この歌は、自らを否定していますが、否定しきってないようで、そこが安心させてくれる、と思っています。
Commented by harupita at 2022-06-17 11:58
こんにちは。

写真は一枚目は、人間の目を持つウサギ・・思わず
兎の目の方を忘れてしまいそう。
「自然史の向こう - 未来の考古学」う~ん
私の頭でも心でも理解は難しいけれど
色々な写真が世の中にはあるのですね。

ジャス、、イイですね。今聴きながらコメントしています・
出町柳の駅前にこのような
懐かしい感じのジャズ喫茶あるのですね。

「芳醇な人生」と、「飲んだくれの人生」
とても深いですね

出町柳界隈は学生時代の思い出がたくさん
なのですが、ジャズ喫茶って少し敷居が高かったかな。。

室内も落ち着ける感じですね。
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 12:48
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
楽器の音を増幅するなら真空管の方が音が良いと言い切れるんですが、再生装置となると、あまり自信がありません。
Lush Life、ビリー・ストレイホーンがこの曲を作詞作曲したのはまだティーンエイジャーの頃だったとか・・・早熟ですね。
Commented by lapie-fr at 2022-06-17 12:53
イッチ大好き ^^
今朝は、ヌメロ 1
なんて、なんてチャームなの、、、
このうさぎさんに恋をしそうですよ
ニセモノか~ぁ
素晴らしいニセモノですね
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 12:56
葉流さん、こんにちは。^^
ウサギさんの目と言うと赤いおメメ・・・でも、擬人化されたウサギをたくさん見ているせいで、この写真も違和感がないですね。
出町柳界隈には学生時代の想い出がたくさんありますか、私の双子の弟も叡電沿線に下宿していたので、想い出深い場所ですね。
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 12:58
らぴさん、こんにちは。^^
はい、とってもチャーミングなウサギさんでした、ブルーグレイのマナコがとってもハンサムでしたね。
偽物ではありますが、脳内での考えたことを偽物として写真にするスキル、凄いなあと思いました。^^
Commented by floreta2 at 2022-06-17 15:12
昔父が凄いプレイヤーを買ってきて
一部屋うまるくらい立派だったのを思い出しました。
流石に蓄音機ではないですよ(笑)
古いレコードも聴けて最高でしたが
物心つついた頃には 消えていました。
どこにったんや(笑)

芳醇な人生ですか?
ハムみたいですね(*´艸`*)
Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-17 15:19
フロちゃん、こんにちは。^^
昔のオーディオ再生機器は重厚長大で、JBLパラゴンみたいにほとんど家具みたいなものも結構ありました。
芳醇・・・わはは、日本ハムのブランドだよねえ、ビールやウィスキーの味わいを表すことが多いかも。^^
Commented by yattokamedagaya at 2022-06-17 19:17
これ写真ですよね、当然ですよね(笑)。
昔ハイパーリアル(日本ではスーパーリアル)という
ペインティングが流行ったことがあったじゃないですか。
写真のような絵を描くというやつ。今もありますが。
なぜか、それをイメージしてしまいました。題材からかな。
あれも、何を描くか、どう描くか。
写真以上の存在感が必要。CGで描ける今ならなおさらです。

Commented by blackfacesheep2 at 2022-06-18 10:52
yattokamedagaya さん、こんにちは。^^
はい、写真なんですが、どうやって撮っているのかはよくわからないんですよね。
やはりPhotohopによる合成かな、CGっぽい作品も結構ありましたね。
by blackfacesheep2 | 2022-06-17 05:00 | Art | Comments(22)