手持無沙汰な民俗資料館

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この物体が一目でわかる方は、昭和にどっぷりつかって生きてきた方かもしれません。木製のスポーク・・・これは大八車の車輪ですね。最近では「大八車」と言う漢字が読めない人々が増えているんだとか。


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こちらも昭和のシンボル、赤丸ポスト・・・まだ現役で活躍している地域もあります。しかしこの個体はとっくに引退し、風化しつつあるようです。


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こちらは珍品です・・・「カネソー式石油コンロ」だそうです。中央やや左下に見えるポンプで石油を加圧して使う調理用のコンロのようです。
昔、ボーイスカウト時代に使っていたスウェーデン製のオプティマスの石油コンロとは原理は同じかな。都市ガスやプロパンガスが普及する以前の調理器具のようでした。


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これらのレトロな物品は、私の住む市の「歴史民俗資料館」で見かけました。


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この歴史民俗資料館、市民から提供された懐かしい生活雑貨や家電製品がたくさん展示されています。
電動ミシン、足踏み式ミシン、白黒テレビ、炊飯器、手回し計算機、黒電話・・・昭和が香ってますねえ♪


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これは「おこしもの」と呼ばれる、昔ながらのお菓子のレプリカですね。3月のひな祭りのころによく作られる餅菓子なのですが、もち米ではなくうるち米です。
無味なので砂糖醤油を付けて食べるのがお約束ですが、ぼそぼそしてあまり美味しくないです。今でも場所によってはまだ作られており、被写体としては面白いですが、食べたいとは思いません。(;・∀・)


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こちらは・・・多重塔？陶器のようですね。


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猿投山西南麗の一帯は「猿投窯」と呼ばれ、わが市内にはその古窯が1000基以上あったそうです。古代から中世にかけての一大窯業地域で、ここで焼かれた陶器は国内産最高級品として扱われていました。平城京や平安京はもとより、全国の役所や寺院等に供給されていたんだとか。




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この歴史民俗資料館、いかにも「おいら昭和生まれだぜ、文句あっか」って外観ですね。私が訪問したのはウィークデイだったせいか、私以外の訪問者は皆無でした。展示品たちも暇そうでしたねえ。(;・∀・)


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私がこの民俗資料館を訪問した理由は、この書籍を手に入れるためでした。「みよしの民俗：（新編三好町誌民俗調査報告書、1000円）」で、わが市のかつての民俗聞き取り調査報告書です。
わが市の氏神さまシリーズのポストを書く際の資料として手に入れました。インターネット時代となりましたが、いまだにネットにあげられていない情報って多いんですよ。

図書館で貸し出しもしてくれるのですが、こんな情報が1000円で買えるのはすばらしい・・・少しでもこういう貴重な情報をネット資産にするべく、私のブログで紹介していきたいと思っています。

愛知県みよし市三好町陣取山44-1　みよし市立歴史民俗資料館にて

SONY α7c

Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)

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