ユウゼンと言う選択肢

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フォークを抱きかかえた不思議な生物が躍っています。ワニかな、それとも鳥なのかな・・・よく見るとフォークには麺類が絡まってますね。


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おお、これはスパゲティのようです♪でも、赤いウィンナーソーセージも見えるし、濃赤色のソースがかかってますねえ。


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はい、ここは名古屋名物「あんかけスパゲティ」の老舗「ユウゼン」です。数ある名古屋メシの中でも、あんかけスパゲティはかなり癖の強い食品で、激しい麻薬中毒症状があることで有名です。その個性の強さゆえ、東海三県以外ではほぼ見かけない食品ですね。

そのあんかけスパゲティの名店と言えば、元祖の「ヨコイ」、発祥店「そーれ」が二大巨頭と呼ばれています。でも今回は、東新町交差点の北西角の地下にある「ユウゼン」に行って来ました。


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この「ユウゼン」、注文は自販機でチケットを購入します。いまどきの自販機ですから、おサイフケータイ対応、Felicaが使えますね♪


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この「ユウゼン」、メニューのバリエーションが豊富なことで有名です。とは言え、あんかけスパゲティは、ソースはほぼ一種類のみなので、トッピングを変えれば簡単に種類が増えますけどね。


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でも、私はあんかけスパゲティに関しては冒険をしません・・・ほぼこの「ミラネーゼ」一択、時々「ピカタ」です。ミラネーゼと言ってもイタリアのミラノにはまったく関係なく、名古屋のあんかけスパゲティ業界のみで通用する用語です。
赤ウィンナとプレスハム、マッシュルームが乗ったものを、ミラネーゼもしくはミラネーズと呼びます。玉ネギやピーマンなどの野菜を加えたものを「カントリー」と呼び、それとミラネーゼのハイブリッドは「ミラカン」と呼びます。でも、ユウゼンでは「ミラカン」と呼ばずに「ミックス」と呼ぶようですね・・・2枚目のサンプル写真がソレです。
「あんかけ」と呼ばれるソースは、肉や野菜を長時間煮込んだ極めて粘度の高いもので、胡椒が大量に含まれています。その麺は「逆アルデンテ」、しっかりと湯がかれた麺の芯はとてもソフト、ラードで炒められた外側はパリパリに硬いのが特徴です。
イタリア人に食べさせたら、「こんなものをパスタと呼ぶな！！！」と激怒すること間違いなしの名古屋ローカライズパスタです。名古屋のアブラギッシュなサラリーマン御用達のソウルフードで、どちらかと言えば女性より男性ファンが多い食品です。


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ユウゼンのあんかけソースは、「ヨコイ」より「ソーレ」に近く、あまり酸味を感じない濃い赤褐色ですね。デフォルトの胡椒量はそれほど多くないので、足りない人はテーブル上の黒胡椒をドーピングしてみてください。
また、ユウゼンのあんかけソースの複雑なアミノ酸系の味わいは、強い麻薬中毒性を発揮しますね。
1ヶ月後にはもう禁断症状が出ます・・・「うううう、あんかけスパが食べたい・・・」ってね。(;・∀・)それを助長するのが右下にあるサービス券です・・・次回訪問時に「日替わりトッピング」がタダで載せられます。
この時の日替わりトッピングは、真ん中下に見えるタコ焼きが2個でした。(;・∀・)タコ焼きと言う異質な食品すら美味しく食べさせてしまうあんかけソースの懐の深さ、タダものじゃないです♪日替わりトッピング券は使用期限が結構長く、「あんかけソース」の禁断症状が出てきたころにちょうど使える、というわけです。^^


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このユウゼン、昭和47年創業の老舗です・・・マスコットの「ゆうちゃん」もこの時すでに存在してますね。お店の入り口、創業当時とほとんど印象が変わらないのが凄いなあ。(;・∀・)「ヨコイ」と「そーれ」に次ぐ古い歴史を持ったあんかけスパゲティ屋さんなんですねえ。
私はあんかけスパゲティを食べる時には「チャオ」に入ることが多いですが、今後は「ユウゼン」が多くなりそうです。栄町地区にあったチャオの栄町ビル店、中日ビル店が、それぞれビルの建て替えで消滅したからですね。(-_-;)ま、大御所の「ヨコイ」や「そーれ」でも良いのですが、「ユウゼン」の立地は便利なんです。^^
ただ問題は、来週予定されている手術ですね。手術後、膵液量が減少してしまったら、こういうアブラギッシュな食品はあまり食べられなくなってしまうかも・・・インシュリンの生産能力が低下してしまったら、パスタみたいな糖質の塊は食べられなくなるかも・・・手術を受ける前に、もう一度食べてこようかな、サービス券の期限も近づくし。(;・∀・)

名古屋市中区新栄町3-13 加藤ビルB1 ユウゼン 総本店にて
SONY α7c

SONY FE 50mm F2.5 G

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