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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep
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一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展

一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展_d0353489_15234721.jpg
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このパイプを咥えた人物は・・・フランスの実存主義文学者のジャン・ポール・サルトルですね。
今回の京都旅行では、このポートレートを撮ったフォトグラファーの写真展を見て来ました。



一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展_d0353489_15242725.jpg
2

そのフォトグラファーは、アンリ・カルティエ=ブレッソン。
「一瞬と永遠の出会い Henri Cartier-Bresson展」が、八坂神社近の近所にある何必館・京都現代美術館で開催されていました。

この写真展、2021/09/04(土)から始まり、11/14(日)まで開催されており、ぎりぎりのタイミングで訪問しました。
ギリギリの訪問には二つの理由がありました。
10月末から京都駅で開催されているロベール・ドアノー展も見たいし、できれば京都の紅葉も見たかったからです。

ところが・・・この展示、12月12日まで、延長されたようです。(;・∀・)
ご興味がおありの方は、ちょうど秋の紅葉真っ盛りの今、京都にお出かけになってみてはいかがでしょうか♪



一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展_d0353489_15244867.jpg
3

アンリ・カルティエ=ブレッソンと言えば、世界で最も重要な写真家の一人です。
1952年の写真集『Images à la Sauvette(すり抜けていく映像)』、英語版「The Decisive Moment(決定的瞬間)」が有名ですね。

ブレッソンのサイン入りオリジナルプリント約60点を展示されていましたが、どれも有名な作品でした。
ブレッソンの有名な言葉に、「世界には一瞬だけ秩序が表れる瞬間がある。それを待ち続けて撮るんだ」があります。
一枚の写真を撮るために、美しい構図を決めたら決定的瞬間をひたすら待つ・・・一時間待つのはザラだったとか。

私の師匠である三浦誠先生も、「スナップとは、最高の構図を決めて、ずっと待って撮る写真だ。」とおっしゃってます。
本当のスナップとは、出たとこ勝負で撮るキャンディッドフォトとは異なり、フレーミング固定なんだそうです。

ちなみに3枚目の写真は、気が短い私にしてはそれなりに待って撮ったものの一枚です。
京都旅行総集編にも同じフレーミングで登場人物だけ違うカットを上げていますが、撮影条件はほぼ同じです。
焦点距離は92mm、MモードでISO100、F11、1/8秒で、似たような写真を19枚撮りました。

また三浦先生は、ブレッソンはアウトサイダーとしてパリを撮っていた、とおっしゃっていました。
アウトサイダー・・・コリン・ウィルソンの著書に出てくる「自らの意思で社会秩序の外側に身を置く人々」のことです。
フランス人ではあってもフランス人を突き放したマージナルな視点で写真を撮っていたのがブレッソンなんですね。



一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展_d0353489_19585996.jpg
4

何人かの方から言及があったブレッソンの「サンラザール駅」を用いたポスターとのコラボ、縦構図トリミングです。
19枚撮った中には、足の開いた歩行者もいました。(;・∀・)
縦構図にトリミングし、「横断禁止」の道路標識と合わせて、トリプルイメージができあがりました。^^v





京都市東山区祇園町北側271 何必館・京都現代美術館にて
SONY α7c
Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
Adobe Lightroom Classic



一瞬と永遠の出会い - Henri Cartier-Bresson展_d0353489_22054560.png


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Commented by voyagers-x at 2021-11-23 06:36
おはようございます ‼️
スナップというと......
日常を気軽に撮影と誰もが短絡的に考えますが
いやいや、そんな薄っぺらなものではないですね、多分
風景写真となんら変わらない努力と忍耐が必要なのかも
自分が求めているシーンをひたすら追い求めたり
あるいはその瞬間を同じ場所でずっと待っていたり
ブレッソン、素晴らしいフォトグラファーですね
水飛び越えの写真は色々と評価の分かれるところ
本当に瞬間的撮影したと言う人
いや、あれは仕組まれた写真だと言う人
何れにしても最終的なアウトプットは瞬間のシーンです
見て楽しく味わいがあって人間的
それがモノクロ撮影の素敵なところなのかも
他の人がやらないことをPioneerで大昔にやった事が素晴らしいです
本当に特別なカメラではなくて不便なカメラで写真に収めている
そこも素敵ですね
写真への向き合い方をなんだが学ばさせられる気持ちです^^;
Commented by 3740s at 2021-11-23 08:11
おはようございます。

「 ~ずっと待って撮る写真だ。」

せっかちな私は耐えられるのだろうか?

ひらめきの一瞬でシャッターを押す私。
まだまだ学びが足りないね。

「きずき」の今日の朝です。(喜)
Commented by j-garden-hirasato at 2021-11-23 08:51 x
写真展をハシゴでしたか。
良い作品に触れ、技術の向上にもなるのですね。
この場で勉強させていただいているくらいで、
写真展って、ロクに行ったこともなく、
我流のままで、進歩もなしです。
これでは、イカンと思いつつ、
身近で、写真展って、あまりないんですよね(言い訳)。
Commented by getteng at 2021-11-23 10:29
blackfacesheep2さん
京都ではいい写真展が次から次へと開催され、羨ましいですよ。
当地の美術館(県・市・民)で世界的に、また国内での有名写真家の写真展は少ないですね。
憶えているのは、市立現代美術館で観たアラ-キと東松照明くらいでしょうか。
Commented by iwamoto at 2021-11-23 10:29 x
わたしたちの年齢なら、「決定的瞬間」という言葉が胸に突き刺さったままですよね。
これが英語経由の重訳であることが、流れる雲が作る日影のように思われます。

3枚目、大変素晴らしいですね。
後続の人の鞄、横断禁止の標識、効いてると思います。
Commented by photofloyd at 2021-11-23 10:34
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真展ですか、いいですね、京都なんですね。行きたいですね。
私も今年、このサルトルの写真が好きでこのブログに取上げたのですが、

https://photofloyd.exblog.jp/31995008/

彼は、1940年、ドイツの捕虜になり三年間収容所生活、そして脱出に成功、レジスタンスに参加。
報道写真集団「マグナム」を結成という活動家でもあったんですね。
Commented by harupita at 2021-11-23 10:58
こんにちは。
二つの写真展のための
最良の日程での秋の京都だったのですね。
「スナップとは、最高の構図を決めて、
ずっと待って撮る写真だ。」
↑そうなんですね。出たとこ勝負ばかりで
撮っていました。目からうろこデス(*_*)
三枚目、待って撮られたのですね。
お洒落な感じがします。
京都で二つの写真展に行かれて
ますます刺激を受けられたのでは
ないでしょうか?
Commented by Desire at 2021-11-23 13:31 x
ステキな最後の一枚にやられました
Snapの定義ってのは初めて知ったかも知れません
キャンデットとは違う概念で撮る
決めた構図が全てというのも1つの撮り方として確立してますね
ブレッソン、やはり凄い写真家ですね
Commented by lapie-fr at 2021-11-23 13:40
今朝のイッチ好きは
ヌメロ3にしないと怒られちゃいそう 
でもおお~
足の長いオノコ氏だったら、、
もっと、、、 (笑

Commented by izumi-suzuki at 2021-11-23 14:52
1枚目のリフレクションの写真も、3枚目の待ちのスナップも、素晴らしく秀逸な作品と思いました。

3枚目は綺麗にピントの入った街角の看板と、動きでブレの入った通行人の対比で、通り過ぎていく時間や人の流れを感じて、この写真は確かにじっと待って狙わないと撮れない写真ですね。

私も街の中で、こういう写真が撮れたらいいなぁと、本当に芯から思いました。 ありがとうございます。 なんだか、今までの自分とは違うところで、目が開いた感じがあります。
Commented by jikomannte at 2021-11-23 18:42
有名な作品の、紳士が着地する寸前の足と、横断禁止の標識の足、
ツインイメージですね。
コートの女性の足も開いていたら、もっと凄かったかな。(;'∀')
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:29
voyagers-x さん、こんにちは。^^
ブレッソンが写真を撮っていた時代、重厚長大な大判や中判を使うフォトグラファーが多かったそうですね。
ブレッソンは機材にこだわりはなかったそうで、その時代に最も軽快で簡単に使えるがライカだった、ってことのようです。
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:30
3740sさん、こんにちは。^^
私もスイッチが入ると、待って撮ることもあるんですよ。
でも、そのスイッチがなかなか入らない・・・せっかちなフォトグラファーです。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:32
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
どちらも名古屋では見ることのできない写真展だったので、京都遠征をすることになりました。
京都は文化度が高く、たまに出かけるととても刺激を受ける場所ですね、インバウンド観光客が少ない今はねらい目ですね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:34
gettengさん、こんにちは。^^
写真展は、東は東京、西は京都が定番のようですね、名古屋はいつもスキップされています。(-_-;)
ソール・ライター、ブレッソン、ドアノー、すべて京都で見ましたよ、写真展のたびに上洛してる感じです。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:36
iwamoto師匠、こんにちは。^^
フランス語に忠実に翻訳しなかった出版社、なかなかセンスがあるなあ、って思います、どちらのタイトルも良いです。^^
3枚目、横断禁止の標識があるところを狙ってポスターを展示したのかとさえ、勘ぐってしまいました。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:39
photofloyd さん、こんにちは。^^
はい、覚えていますよ、ブレッソンによるサルトルの写真、言及されてましたよね。
ブレッソンとキャパが「マグナム」を創設したんですよね、ドアノーもメンバーに誘われたそうですが、断ったそうです。
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:41
葉流さん、こんにちは。^^
今年は京都を2回訪問し、3つの写真展を見ることができ、ついでにインバウンド観光客のいない京都観光ができました。^^
名古屋は文化不在の都市ってよく言われますが、写真展の名古屋飛ばしを見るにつけ、確かになあ、って思います。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:43
Desire さん、こんにちは。^^
うちのお師匠さん曰く、「スナップとキャンディッドフォトを混同している人が多すぎる」ってことのようです。
ブレッソン、醒めた目で撮っていますよね、キャパと違ってアウトサイダーだったなあ、って確かに思います。
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:44
らぴさん、こんにちは。^^
3枚目を撮りながら、誰かを連れてきて仕込むべきだったな、って思いましたよ。
さすがに通行人にもう一度歩いてもらえますかとは頼めませんもんね。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:47
izumi-suzukiさん、こんにちは。^^
1枚目は京都のサルトルとブレッソンって仕掛けですね、祇園らしい行燈をあざとくフレーミングしてみました。^^
四条大橋から祇園に向かう人の波はそれなりに多いし、逆方向もまた然りなので、19枚撮ってもそれほど時間がかからなかったですね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2021-11-23 19:51
純さん、こんにちは。^^
このポスター、絶妙の場所に設置されてましたね、さすが写真に造詣の深い何必館さんです。
実は19枚撮った中には、足が開いているカットもあります・・・縦構図なんですけどね。(;・∀・)
Commented by jikomannte at 2021-11-24 19:24
縦構図の4枚目、凄いです、参りました。(;'∀')
by blackfacesheep2 | 2021-11-23 05:00 | Snap | Comments(23)