1/4秒の空間移動を演出する美術鑑賞者たち

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新たに手に入れた撮影機材、必ずその性能チェックをすることにしています。SONY α7cは手振れ補正機能が内蔵されているので、補正能力の限界点を把握するための実験をしてみました。

すでに、Sonnar 55mm F1.8を使って1/4秒の撮影をしましたが、まずまずの補正結果でした。通常「1/焦点距離」が手振れ限界と呼ばれていますので、このレンズの場合は1/55以下で撮影できれば補正能力あり、となります。1/30秒で1段、1/15秒で2段、1/8秒で3段、1/4秒で4段・・・α7cは最低でも4段の補正能力はあるようでした。
今回は、可変NDフィルターを装着したTamron A071を持って、豊田市美術館に行って来ました。この可変NDフィルター、ND400まで減光するので、日中戸外でもブレ写真が撮れるんですね。
撮影焦点距離は、1枚目が41mm、2枚目32mm、3~4枚目28mm、5枚目50mm、6枚目28mmです。2枚目、4枚目は室内ですから可変NDなしですね。

シャッター速度は55mmで手持ちで1/4秒がOKだったので、すべて1/4秒で撮りました。ちなみに、「歩行者のブレ」は、1/4~1/8秒が一番面白く、1/2秒になると流れ過ぎて面白くありません。^^

こういうスローシャッタースナップ撮影の際には、バリアングル液晶を眺めてお辞儀しながら撮ることがほとんどです。二眼レフの骨董品、Rolleiflex 2.8Cをいまだに使っていますので、ウェストレベルのお辞儀撮影には慣れてます。
アイレベルで撮ると、警戒されます。(;・∀・)

α7IIIやα6500のティルト液晶の方が使いやすいんですが、縦位置を考えるとα7cのバリアングル液晶もアリですね。かつて使っていたLumix DMC-GX8もバリアングル液晶でしたが、スローシャッター写真は無問題でした。
おじぎしながら撮影する際、構図が傾きがちなんですが、気にしません。ポストプロセスの際に、Adobe Lightroomで簡単に垂直・水平補正できますからね♪


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ちなみに、望遠側の手振れ補正の効果はどんなものか、帰宅してからチェックしてみましたよ。この子羊さんと戯れているピンクのテディベアさんの写真は、200mm望遠端で撮りました。


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シャッター速度は、ご覧のように1/6秒です。(クリックで拡大します)200mmで1/6秒ってことは、1/100, 1/50, 1/25, 1/13, 1/6・・・5段分の手振れ補正効果ですね。
ただし、200mm望遠端で1/6秒の成功率は低く、30%ぐらいです・・・3枚に1枚しか成功しません。(-_-;)4段分の1/13秒なら、歩留まりはほぼ100%だったので、200mmなら1/15秒を目安に使えば安全なようです。

愛知県豊田市　豊田市美術館にて

SONY α7c

Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071) with Variable ND Filter

Adobe Lightroom Classic

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