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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep
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懐かしき赤錆と翳の街角

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先日、私の所属する写真塾『写房』の撮影会で、愛知県の西部にある津島市に行ってきました。
この津島市、7年前にペンタックス・リコーが主催した『街歩き写真塾』で訪問して以来です。
そのときの講師が、今お世話になっている『写房』の塾長の三浦誠先生でした。

ずっと自己流で写真を撮っていましたがマンネリになり、2012年の秋頃、写真を本格的に勉強しようと強く思うようになりました。
ちょうどそのころ、ペンタックス・ファミリー誌でこの『街歩き写真塾』の参加者募集が目に入りました。
講師の三浦先生の撮られたアンダー露出の妖しくも美しい色彩に満ちた写真にイチコロとなり、早速申し込みました。

7年前、先生に最初に教わったのは、「狙った被写体に、もう一つアクセントになるものを加えて、写真に深みを出す」と言うことでした。
公式化すると、"1+1>2"って感じでしょうか。
やってみると、結構これが難しく、ついついデッドな『複写』になってしまい、"1+0<1"ばかりになりました。(;・∀・)

あれから7年・・・途中5年中抜けしていますが、また『写房』の撮影会で津島市を訪問し、感慨深かったです。
訪問する前に、7年前に津島で撮った私の写真を見返してみました・・・めっちゃ下手でした。(-_-;)
FA31mm/F1.8 Limitedで撮った写真も、FA77mm/F1.8で撮った写真も、ほとんど何も考えずに撮った『複写』でしたね。

今、あの時よりは多少は考えながら撮るようになってきました・・・たいしてうまくなってないのが辛いですが。
でも、7年前に撮った写真より今回撮った写真の方が、自分的には満足度が高いです。

月に2回の『写房』での講評会で、三浦先生の写真論を聴くのがとても勉強になりました。
また『写房』のスタジオには様々な写真集が置いてあり、それぞれについて先生がわかりやすく解説してくれました。
ジェリー・ユルスマン、サラ・ムーン、ロバート・メイプルソープ、藤原新也、杉本博司、今道子、川内倫子・・・写真の世界は面白いです。

三浦先生の指導方針はユニークです。
創意工夫がない写真を撮ると、「黒顔羊さん、こういう写真はそろそろ卒業しましょう」とおっしゃいます。(;・∀・)

他にも名語録がいっぱいあるんですよ。
『写真の名所で撮るな』『見たままの複写はするな』『三脚より脚立を買え』『信楽焼のタヌキは撮るな』
『明治村へ行って明治を撮るな』『水族館へ行って魚を撮るな』『常滑へ行って土管を撮るな』・・・あはは。^^
要するに『ありがちな写真を撮るな、他人とは違う写真を撮れ』ってことですね。

三浦先生、ご指導いただき、本当にありがとうございます♪
これからも単なる『複写』にならないよう、最初に習った"1+1>2"の公式を頭に置きながら、撮って行こうと思っています。



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愛知県津島市にて
SONY α7 III ILCE-7M3
SONY FE 24-105mm F4 G OSS
Adobe Lightroom Classic


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Commented by j-garden-hirasato at 2020-01-07 06:15
なるほど、
ちゃんと写真を学ばれていたのですね。
納得です。
三浦先生の指導方針も実にユニーク。
でも、確信を付いていますね。
「狙った被写体に、もう一つアクセントになるものを加えて、写真に深みを出す」
肝に銘じて、撮ろうと思います。
Commented by getteng at 2020-01-07 06:53
blackfacesheep2さん
老生、今年も大したことを考えずに「複写」に専念します(´;ω;`)ウゥゥ
Commented by small-talk at 2020-01-07 07:03
良いですね、錆の小景。
アクセントを添えると深みが増す、料理で胡椒を一振りみたいな感じでしょうか。
でも、良いですね、確実に腕が上がっているのを、実感できるのは。
僕なんて、昔の写真の方がマシだったりするから、進歩がないです。
Commented by yuta at 2020-01-07 07:35 x
おはようございます
サビと光と影がアートですね。
Commented by iwamoto at 2020-01-07 08:56 x
羊師匠、年初より有り難いお言葉の紹介ありがとうございます。
最初、師匠の写真を見たときに、計算して崩した写真じゃなくて「崩れた写真」も撮れるようになれば良いなぁ、と思われました。
これだけのセンスと知識、でも、安心しないでくださいね。
いつも厳しく。 そして苦労しながら、みんなで歩いてゆきましょう。
Commented by photofloyd at 2020-01-07 09:32
写真の極意を教えていただいて・・・・ありがとうございます。
さて写真には個性があってよいと思いますが、その個性とは何かですね。
 とにかく、物事には反論もあって、写真は撮りたいものをそのまま何も考えずに単純に中央に撮りなさいという話も聞いたことが、(昔、ハッセルブラッドのスクエア・フォーマットでの話ですが)ありました。^^
Commented by NullPointer09 at 2020-01-07 10:00 x
私は「巧い写真にならないように気をつけている」と言うことがあります。
それを聞いて、敏感に反応する人と、「え?」としか反応しない人がいます。
前者とは深い議論ができますが、後者とはありきたりな話しかできないです。
あるキュレーターの方とは、その話題で大いに盛り上がりました。
上記で使われた『複写』という言葉も、相手によっては鋭い議論を挑まれる
ことがありますので、注意が必要だと認識しています。^^;
Commented at 2020-01-07 10:13
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jyuujin at 2020-01-07 10:19
そうですね、複写の技能を磨くことが写真の上達ではなく
自分なりの表現を磨くことですかね大切なんですね
と思いつつ、今年も「ありがちな写真」を量産しますよ(笑)

Commented by voyagers-x at 2020-01-07 10:49
おはようございます ! !
わー、奥の深い言葉が沢山ですね
見たままを模写するな......ほんと、写真で見たものをリアルにコピーしてどうする、それが写真かと指摘されてるような言葉ですね。
写真は見たモノを撮るのですけど、そこに自分の魂とかわざとか工夫を入れる等位のはほんとに難しいですね
Commented by windmark-sakura at 2020-01-07 18:04
自分はここ数年、マンネリ感もさることながら写欲低下に襲われていてなかなか克服できていません(^_^;)
今回の記事を読んでいて、頷く内容がいっぱいありました。

自分も1000枚撮っても使える写真は50枚もないので
打率は低めです(笑)
ありがちな写真を撮るな、は心に刺さりますね~、グサッときます。
自分も気をつけねば・・・(^^;
Commented by jikomannte at 2020-01-07 19:22
最後の1枚の、アクセントの自転車に惹かれながら、
拝見しています。
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 20:51
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
7年前に1年ちょっと、そして去年から1年、合計で2年ほどこの写真塾に通っています。
最初に参加したときは、先生のおっしゃる意味がピンと来なかったりしましたが、今はようやくわかるようになりました。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 20:52
gettengさん、こんにちは。^^
写真の撮り方は人それぞれ・・・
プロじゃないんですから、自分が楽しかったらそれでOKだと思います♪
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 20:54
small-talkさん、こんにちは。^^
そうですね、料理におけるスパイスと言うか、隠し味と言うか、何かを加えて独自の味わいになると楽しいですね。
長い間ブログをやっていると、初めの頃の自分の写真を見るのは勇気が要ります。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 20:55
yutaさん、こんにちは。^^
古い商店街には、赤錆がいっぱいありますね。
そこに冬の光と影があれば、写欲はいやがうえにも高まります。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 20:58
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
「意図的に崩した写真」「意図せずに崩れた写真」・・・難しいんですよね、センスも技術も追い付いていってません。
iwamoto師匠の写真を見ながらいつも勉強していますよ、どうぞ厳しく意見を言っていただければ幸いです♪
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:00
photofloyd さん、こんにちは。^^
写真に限らず、美術でも音楽でも共通する極意なのかもしれませんね。
6x6のスクエアは、日の丸構図がよく似合うフォーマットなんですよね、小さな小宇宙として完結します♪
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:02
NullPointer09 さん、こんにちは。^^
そうそう、それです、「巧い写真にならないように気をつけている」って、とても大切だと思います。
『複写』という言葉も、おっしゃるように注意が必要ですね、解釈の方法が人によってまるで違います。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:03
鍵コメ2020-01-07 10:13 さん、こんにちは。^^
おお、お役に立って何よりです。
お近くだったら写房にご参加するとさらによくわかるようになると思いますが、ちょっと遠いですよね。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:05
北の旅人さん、こんにちは。^^
うちの写真塾、あまり複写の技能は教えてくれませんが、表現方法のヒントはたくさん押しててくれます。^^
ただ、それを自分のものにできるかどうかは、とっても難しいですねえ・・・(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:08
voyagers-x さん、こんにちは。^^
アンリ・カルティエ・ブレッソンが、「写真はカメラで撮るものじゃない、目と心と頭で撮るものだ」って言ってました。(;・∀・)
そうか~、と一応理解はするのですが、それを実践に結び付けるのは至難の業ですねえ。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:10
windmark-sakuraさん、こんにちは。^^
マンネリ感に陥ると、「どうせ何を撮っても一緒だ・・・」と思いがちになりますもんね。
私もシャッターを押すときに、常に三浦先生の言葉を反芻しながら、「本当にこれでいいのか?」って自分に言い聞かせてます。
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-07 21:11
純さん、こんにちは。^^
あはは、この自転車がいなかったら、つまらなかったと思います。^^
カルティエ・ブレッソンみたいに1時間待つ必要はなかったですけどね。
Commented by hoshigaoka at 2020-01-07 22:28 x
こんばんは!

今回のお写真、
名古屋西部っぽいなと思いましたら津島の赤錆でしたか!
津島も美味しそうな赤錆が多そうですね。

カメラってとっつき易い趣味ですが
奥が深いところが面白いですよね。
塾長の仰る「アクセントで深味を出す」って簡単そうで難しいですよね。
ついついデジタルカメラですと
漫然とシャッターを切ってしまいがちです。
対象物を目と心で観察するチカラを養うのが大切なんでしょうね^^)
Commented by blackfacesheep2 at 2020-01-08 18:48
hoshigaokaさん、こんにちは。^^
おお、名古屋西部っぽいなと思いましたか・・・そう、尾張西部や北部って、独特の雰囲気がありますよね。
写真は、絵画や彫刻や音楽と違って、素人でもセンスさえあればなんとかなってしまう・・・でも、奥が深いですよね。
by blackfacesheep2 | 2020-01-07 05:00 | Rusty Scene | Comments(26)