人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep
プロフィールを見る
更新通知を受け取る

フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場

フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21494603.jpg
1





フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21531213.jpg
2





フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21495132.jpg
3





フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21532774.jpg
4





フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21590252.jpg
5




12月も下旬の愛知牧場、さぞかし冬めいた風景になっているかと思って訪問してみたら・・・
コスモスもまだ残っているし、ヒマワリまで咲いていました♪
今年は暖秋・暖冬だということを、改めて実感しました。

ところで、上の写真、色味が少々変ですよね。
頭のネジが数本飛んだ感じ・・・ある種の狂気を感じる色です。(;・∀・)
JAZZで言えばEric Dolply的な色かな、完全に前衛じゃないんだけど、なんか狂っている、ってイメージです。

実はこれらの写真、全波長領域(full spectrum)にわたって感度があるカメラで撮ってみました。
某オークションで、中古のSONY α5000を手に入れました。
これ、ローパスフィルター&有害光線除去フィルターが撤去された改造カメラなんですね。

このようなカメラをフルスペクトル(full spectrum)カメラと呼ぶんだそうです。
デジタルカメラのセンサーは本来、近紫外線から可視光、近赤外線の短波長部分までの領域にわたって感度があります。
光の波長で約300 nm から 1000 nm位までの範囲です。
可視光の波長範囲(400nm - 700 nm)に比べ、非常に広い波長に感光します。

でも、紫外線や赤外線などの有害光線まで写ると、こういう赤みを帯びた不思議な色の写真になってしまいます。
それで普通のデジタルカメラには、ローパスフィルターの上にブルーの有害光線除去フィルターを装着してあるのですね。

さて、このフルスペクトル改造カメラ、天体観測によく使われます。
センサーが本来持つ集光能力を100%発揮させられるので、夜空や天体撮影等で有利な撮影を行えるんだとか。
また、レンズフィルターを使用して光の波長を限定することで、通常のカメラ同様の可視光写真、赤外線、紫外線写真の撮影も可能です。

実は私の赤外線撮影カメラ、Lumix TZ3が時々妙なシマシマが写る症状が出てきました。
なんせ、素人が強引に赤外線カメラに改造したカメラなので、どっかに無理が出てきたのかもしれません。

私の写真の中で赤外線写真は大きな要素を占めているので、代替機が必要です。
新たに赤外線カメラを調達するなら、他の用途にも転用できる『フルスペクトル』カメラにしようと思って、このα5000をポチりました。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21525106.jpg
6

こちらが、IR720フィルターを装着して撮った赤外線写真です。
黒に近い真っ赤なフィルターですから、撮って出しはこういう真っ赤な写真になります。
でも赤外線写真ですから、空は暗く沈み、植物は白く輝いていますね。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21593872.jpg
7

こちらはその赤外線カラー写真をグレースケール化し、コントラストなどを調整したものです。
このモノクローム写真がいわゆる『赤外線写真』ですね。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21594293.jpg
8

2枚目の写真と同じ場所です。
2枚目はフルスペクトルカラー写真、こちらはIR720フィルターを装着した赤外線モノクローム写真です。
どちらもISO100で絞F11、シャッター速度はカラーが1/800、IR720赤外モノクロは1/200です。
つまり、IR720フィルターを装着すると、2段アンダーになるということですね。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_22002830.jpg
9

赤外線で植物を撮ると、葉緑素に反応して真っ白になります。
これ、小松菜だと思うのですが、可視光で見るのとは大違い、この世のものとは思えません。^^;

ちなみに私のデジタルモノクローム写真&英作文練習ブログには、この機材でで撮ったストックの花を載せています。
プラスチックでできたようなストックの花、面妖な写真になりました。(;・∀・)




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_22003674.jpg
10

アイボクのこのアングルでは、フィルムによる赤外線写真でも撮っています。
フィルムはRollei Infrared 400、可視光フィルターは富士フイルムのSC7を使って撮った写真です。

EI25で撮っていましたから、あのフィルムはSC72を装着すると4段アンダーってことになります。
SC72フィルターも、波長720nm、つまりIR720フィルターと同じ波長で可視光線をカットしているはずです。
デジタルセンサーの標準感度って、フィルムより高いんでしょうかね。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_22022403.jpg
11

コンデジのLumix TZ3と違って、SONY α5000は、APS-Cセンサーです。
ミラーレス一眼なのでレンズ交換ができるし、ボケのコントロールで表現力もより多彩になりました。




フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_21594456.jpg
12

また、TZ3の700万画素に比べると、α5000は2010万画素と多く、大伸ばしに耐えます。
展示会用の写真をプリントするときは、TZ3では心もとなかったですが、α5000なら余裕があります。

でも、これからは緑が少ない時期なんだよなあ、赤外線写真向きじゃないんですよね。
ネジの飛んだ発狂系の発色のフルスペクトルカラーで遊んでみるかなあ、これ、結構気に入りましたし。^^v




愛知県日進市 愛知牧場にて
SONY α5000 Full Spectrum Converted
SONY E 18-55mm F3.5-5.6 OSS
IR720 Visible Light Filter (6~12枚目)


フルスペクトルな光の中で季節感のネジが飛んだ牧場_d0353489_22054560.png


にほんブログ村 写真ブログ 心象風景写真へ
にほんブログ村


心象風景写真 ブログランキングへ

Commented by NullPointer09 at 2019-12-21 07:12 x
おお、またまた新しいカメラを入手されましたか。^^
海外では、この種のカメラのことを、「Ghost hunting camera」
と呼んでいるそうなので、いよいよ透明人間を撮ることも夢では
ないかも♪

このカメラだと紫外線写真でも遊べそうですね。
しばらく紫外線写真で遊んでいたことがありました。
紫外線写真は、ある意味、赤外線写真以上に意外性のある結果を
得られるので楽しめました。
現在は、さらに別次元の画像を創作することに集中しているので
止めてしまいましたが・・・。
Commented by getteng at 2019-12-21 07:23
blackfacesheep2さん
朝からぶっ飛んでいますね!
不思議な色彩で目が覚めました。
今日は何か起こるのかも?
実は4時にトイレに起きて以降全く寝れなく、ぼ~っとしております。
Commented by photofloyd at 2019-12-21 09:48
今日はいろいろと勉強させていただきました。
コンパクトデジカメから一歩発展させることは大賛成ですね。
私はフィルター操作で少々試みています・・・この場合はカメラを全くいじっていませんから三脚を使ってのシャッタースピードを長くしての挑戦です。目下試行錯誤中ですが・・・やっぱり改造が最も最右翼ですかね。
Commented by voyagers-x at 2019-12-21 10:00
おはようございます ! !
いろいろな雰囲気が楽しめますね
カメラのデフォルトで終わらせるのは、楽しさの半分くらいしか楽しんでいないのかも
でも僕は優柔不断なので、どの効果付けがいいのか迷って決められなくなりそうです(^_^;
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 10:19
NullPointer09 さん、こんにちは。^^
三代目の赤外線写真カメラとなりましたよ、なるほど「Ghost hunting camera」ですか、楽しそうな名前です♪j
紫外線写真も興味があるし、天体写真も挑戦してみたくなってきましたよ。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 10:20
gettengさん、こんにちは。^^
あははは、この不思議な色彩で目が覚めましたか・・・何か起こりそうな禍々しさも感じますよね。
私も早朝にトイレに目覚めてそのあと眠れなくなることが時々ありますねえ。(-_-;)
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 10:23
photofloydさん、こんにちは。^^
コンパクトデジカメのTZ3は、壊してもいいやと思って平気で分解改造できましたが、さすがにAPS-Cカメラは剣呑です。
ネットオークションで、2諭吉でお釣りが来ましたので、改造の手間を考えれば元が取れたと思っております♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 10:24
voyagers-x さん、こんにちは。^^
デジタルイフェクトで遊ぶのも良いのですが、メカニズム的に発狂した色彩が出るのは潔くて良いですね。
フィルム時代に比べるとはるかに簡単にフィルターワークで遊べますよ。^^
Commented by pikorin77jp at 2019-12-21 10:44
文章の中に 私には理解できない言葉がたくさんでてきますが、、12月に ひまわりもコスモスも咲いている 不思議な場所の不思議な写真、ということは わかりました ^^
Commented by iwamoto at 2019-12-21 12:35 x
ahaha、エリック・ドルフィーか。
そんな気分になるときもありますよね。

さて、前半後半の大胆な切り返し、素晴らしいですね。
この暮れの忙しいときに、研究に打ち込んで(遊んで)いられるとは、まさに師匠と呼ばれるべき存在でしょう。

わたしは、このカメラなら、カメラを動かしたくなってくる衝動に耐えられないと思います。

牛が出てる写真は、本当の牛ですか。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 12:50
ピコさん、こんにちは。^^
あはは、廃人系のフォトグラファーだけがわかる用語ばっかり、すみません。
でも、大事なことは12月下旬になってもヒマワリやコスモスが能天気に咲いているってことですよね。(;・∀・)
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 12:53
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
おお、このカメラ動かしたくなってくる衝動・・・NDで光量だけ落として、発狂系スローシャッター写真撮ってみようかな。^^
ちなみにここに写っている牛さんはレジン製のパチモンです、記念撮影用に設置された牛さんです。(;・∀・)
Commented by hoshigaoka at 2019-12-21 13:48 x
こんにちは!

これは面白いカメラを購入されましたね~
LRで現像されたのかと思いきや、撮って出しでしたか!
ローパスフィルターレスのカメラは多いものの
有害光線除去フィルターレスなカメラまであるとは(笑

天体写真にも転用できるとなると
新たな分野へもチャレンジできそうですね^^)v
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 18:40
hoshigaoka さん、こんにちは。^^
ローパスフィルターレスのカメラはメーカー純正ですが、有害光線除去フィルターレスなカメラは自己責任系の無保証です。(;・∀・)
天体写真を本格的に撮るとなると、赤道儀とか望遠鏡とか必要になるので、赤外線と発狂系カラー写真だけかな。
Commented by small-talk at 2019-12-21 19:15
昔、コダックから出ていたEIRの赤外線カラーフィルムを思い出しました。
イメージセンサーは、一般的に長波長域のほうが、足が長く伸びているから、赤みが増すのでしょうか。

ガラスは300nm程度が透過の下限が多いらしく、紫外線写真を撮るなら、特殊なレンズ、たとえばUVニッコールなどが必要かもしれませんね。
モンシロチョウなどは、紫外線で撮ると、オスメスの区別が付くそうです。


Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 19:29
small-talk さん、こんにちは。^^
昔は各社から赤外線フィルムが出ていましたが、いまはRolleiぐらいですね・・・って、フィルムを使う人も減少してますから。(;・∀・)
へえ、紫外線写真も奥が深いのですね・・・ちょっと研究してみようかなあ♪
Commented by jikomannte at 2019-12-21 20:15
スペクトラムの赤外カメラですか、APS-Cにレンズ交換可能で
パワーアップですね。
これから暈けも効かした赤外写真が、見られたりするんですね。
すんごいですね。(;'∀')
Commented by windmark-sakura at 2019-12-21 20:18
サイケデリックという言葉を連想する、色合いの作品ですね。
今日の写真を見ていると、夏と秋と冬が同居しているような光景で季節感が狂います(^_^;)
今日の写真の表現と相まって、まさに狂気を感じるような風景写真です。
これで桜が咲いててくれたら役満ですが、そうはいかないか(^^;

モノクロに変換すると味わいがあって深い黒がいい感じですね♪
Commented by 59kisaragi at 2019-12-21 20:23
黒顔羊さんみたいに自在に表現できる人はさらに新たな表現を求めていくんですね。
それにしてもすごい色ですね。
なんだか燃えているみたいに見えます。
今日は関西モノクロ同盟の決起集会がありましたが、メンバーの持ってきた作品が本格的で圧倒されてしまいました。
しかもプリント用紙もちゃんと展示できるようなサイズの紙だし。。
私なんていつもの2Lサイズのだし、フツーのスナップだしで恐縮してしまいました^^;
これから勉強することいっぱいです。
Commented by gaku0107boo at 2019-12-21 21:41
こんばんわ!
こういった改造デジイチ、天体機材のショップでよく見かけます。
ワタクシもいい物件が入ったら改造してみようと思ったことがありましたが、さすがに怖いし敷居が高いデス。
あ、ワタクシの赤道儀といっぺんコラボします?
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 22:09
純さん、こんにちは。^^
フルスペクトルのカメラって初めて使いましたが、面白いものですね。^^
赤外線写真って基本的にモノクロームなので、あまりボケない方が都合がいい・・・APS-Cで十分ですね。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 22:12
windmark-sakuraさん、こんにちは。^^
そうそう、1960年代後期の『サイケデリック』全盛のころの色味ですよね、オクスリやった時の感じの色です。
紫外線と赤外線をカットするフィルターを装着すると、普通のカメラとして使えますが、あまり面白くないかも。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 22:14
Angelさん、こんにちは。^^
人と違う写真が撮れると楽しいですよね、それでフルスペクトルカメラに手を出してみましたが、これは楽しいですね♪
モノクロームプリントは奥が深いですよ、バライタ紙あたりにプリントすると、写真のクォリティが30%は上がります♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-12-21 22:15
岳の父ちゃん、こんにちは。^^
おお、やはりこういう改造カメラは天体機材屋さんに行くと置いてあるのですか。^^
そういや父ちゃんとこには赤道儀があるんですね、一度コラボしてみましょうか、興味津々です♪
by blackfacesheep2 | 2019-12-21 05:00 | Infra Red | Comments(24)