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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep
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テディベアは見た・・・Acros II、試写

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ここに写っているものは・・・いまや絶滅危惧種となった白黒フィルムです。
"FUJI 100 ACROS II"と言う文字が見えますねえ。^^



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これは、11月22日に富士フイルムから発売された新しいフィルム、ネオパン・アクロス・100IIです。
発売日の11月22日に、予約を入れておいたヨドバシ・ドット・コムから送られてきました。


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135判と120判を、とりあえず一本ずつ注文しましたが、まずは120判から使ってみました。
120判、いわゆるブローニーフィルムとも呼ばれる中判カメラ用のフィルムです。
ご覧のように、裏紙がついているのが特徴です。

右後ろに見える6x6の二眼レフ、Rolleiflex 2.8Cで試写してみました。
120判は、6x6なら12枚でおしまいですから、試写するときに時間がかかりません♪



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ネオパン・アクロスの標準現像液は、富士フイルムの超微粒子現像薬『ミクロファイン』だと思います。
でも私、ミクロファインってあまり使わないんです・・・どんなフィルムでも現像できるKodak D76の方が好きです。
そこそこ微粒子だし、その気になれば二段ぐらいなら増感現像も可能です。

これは1ガロン用のパウチで、1400円ぐらいです。
これを1ガロン(約3.8L)の水で溶いて使いますが、私は4回に小分けして使っています。
いっぺんに溶解させると、使い切る前に溶液が劣化してしまうからですね。

この1ガロン用の粉末を計量するとほぼ415gなので、4回に分けるとほぼ104gです。
この104gの粉末をぬるま湯で溶解して、950㏄にします・・・これがいわゆる『ストック』と呼ばれるものですね。

ちなみに135フィルムだったら、現像一回あたりのストック使用量は100ccでOKです。
本当は、D76の希釈現像は1:1が鉄板で、ストックが150㏄、水が150㏄、合計300㏄にするんですけどね。
私はケチって1:2の希釈にし、ストックが100㏄、水が200㏄、合計300㏄でやっています。
そのままでは現像力が弱めになってしまうため、水温を20度から25度に上げてバランスをとっています。

これは私独自の倹約レシピですが、これで現像してもほぼ無問題です。
つまり、この一袋で135判を38本現像できる・・・一回あたり、現像代は37円と極めて安価ですね。



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ACROS IIが届いた11/22は雨模様だったので、翌11/23(土曜日)に試写ました。
この日はお天気が良く、順光の戸外なら露出計は不要、"Sunny 16"の体感露出で十分でした。

帰宅後、即日現像しました。
おニューのフィルムなので、私のオリジナル倹約レシピは止めました。
D76の鉄板現像レシピ通り、液温20度、ストックと水を1:1に混ぜて、10.5分、1分ごとに一回攪拌です。

撮影諸元:
カメラ:Rolleiflex 2.8C
レンズ:Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8
フィルム:Neopan 100 Acros II (EI 100)
現像液:Kodak D-76 (1:1希釈現像, 10.5分、液温20度)
Scanned by Epson GT-X770
Post Processed by Adobe Lightroom classic



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現像してみて、オリジナルのAcrosに比べて、シャドウ側の粘りが印象に残りました。
ヒストグラムを見ると、シャドウ側がよく伸びていて、これぞ白黒ネガフィルム、って感じです。
Acros IIはシャドウの諧調が豊富で、Ilford PANF Plus 50のエネルギッシュなシャドウを思い出しました。

もちろんネガフィルムですから、ハイライト側の粘りは驚異的です。
Epson Scanでスキャンする際に、ハイライト側スライダーを持ち上げてやると、モリモリと諧調が出てきて唖然とします。^^



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Acros II、粒状はちょっと良くなった感じ・・・というか、今までが良すぎたのでよくわからないんです。(;・∀・)
富士フイルム独自の「Super Fine-Σ粒子技術」で、ISO 100の黒白フィルムとして世界最高の粒状性を実現したらしいですけどね。

また、被写体の濃淡がはっきりと表現できる立体的な階調再現や優れたシャープネス性も特徴だそうです。
これらにより、被写体の輪郭を強調しながら、質感の細部に至るまできめ細やかな描写が可能なんだそうで。
言われてみると、そんな感じもありますが、まだ一本目ですからよくわかりません。(;・∀・)

また、カールのしにくさや、乳剤面の傷つきにくさは初代と同じ印象です。
また120判の撮影終了時のエンドテープは、従来のシールを剥がすタイプから、一般的な舐めて使うタイプに変更になりました。
私、舐めるタイプのエンドテープ、好きなんですよ・・・一本撮り終わったな、って実感が味わえます。
昔のIlfordのフィルムのエンドテープはミント味でした・・・さすが大英帝国製のフィルムはオシャレだな、って思いました。^^

フィルムのパッケージも若干変わりました。
かつては白黒の質素な包装でしたが、ACROS IIは銀色のちょっとゴージャスな包装になりました。



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次回は、135判を試写してみたいと思います。
先日、135判オリジナル・アクロスをRollei 35で撮影したので、今回も比較のためにRollei 35でやろうかな、と思いました。
でも、露出精度の優秀なNikon F3を使った方が、フィルムの評価には良さそうですね。(;・∀・)

昨年の秋に、Acrosがディスコンになったときは、唖然としました。
でも、こんな素敵な二代目が登場してくるとは・・・フィルム写真愛好家にはうれしいニュースです。
Neopan 100 Acros IIの写真は、私のフィルム写真ブログ"Silver Oblivion"でご紹介していきますので、よろしくお願いします。




愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Commented by hasseleica at 2019-11-28 06:38
復活記念の素敵な写真ですネ!
Commented by j-garden-hirasato at 2019-11-28 06:43
ご自身でも現像なさるのですね。
カメラ生活〇十年なのに、
自分で現像というのは、
一度も経験したことがありませんでした。
デジタルになってからは、ただただ無駄に撮るのみ、
技術が高まらないわけです。
フィルム撮影のあの感触、
また味わってみたくなりました。
Commented by NullPointer09 at 2019-11-28 08:30 x
フィルムへの未練を断ち切るため、引き伸ばし機は処分しました。
魔法のような写真を創るSarah Moonさんでさえ、今はデジタルが主になっているそうだし。
と、自分を納得させながらも、フィルム現像の機材だけは残してあるんです。
フィルム撮影の愛用カメラは全て動体保存してあります。
つまり埋火になっている・・・。
しばらく前にフィルムからの超絶プリントを見てしまい驚愕。
追い打ちをかけるように、ACROS II の発売。
いけませんねえ、埋火が熾火になってしまいそうです。^^;
Commented by getteng at 2019-11-28 08:37
blackfacesheep2さん
あまりにも専門的で、老生にはちんぷんかんぷんですが、
また楽しみが増えよがったですね。
Commented by photofloyd at 2019-11-28 09:25
ACROS100Ⅱの出現は、私をして暗室に呼んでいるようですね。・・・という気分に誘うお話ですね。
やっぱり、この誘いには麻薬のように引っ張られそうです。もちろん麻薬の経験はありませんが。
Commented by jyuujin at 2019-11-28 09:40
小生、定年退職後から写真を始めましたので
そのころは、500万画素程度のデジカメでしたね
暗室での現像の話は、チンプンカンプン? の世界ですね(汗)
Commented by voyagers-x at 2019-11-28 09:44
おはようございます ! !
あ、LightBOX、これあると便利ですね
僕は今まであまり使っていませんでした
コンタクトシートをわざわざオーダーしていました......値段が高いのに^_^;
消費税の関係でちょっと値段が上がってます
自分が気に入った写真をどういう風にプリントしようかと考えています
モノクロ専用のプリンターは今持っていないし........
Commented by iwamoto at 2019-11-28 15:28 x
舐めて味わえる。 Wahahaha!
楽しみが増えて忙しいですね。
元気で長生きしてください。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 18:52
hasseleicaさん、こんにちは。^^
『秋に発売』とニュースが流れましたが、なかなか発売されず、気をもんでいたところでした。
いままでのアクロス以上に高品質なフィルムになって戻って来てくれて、うれしいです♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 18:54
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
さすがに引き延ばしまではやりませんが、白黒フィルムの現像はとても簡単なので、いまだに自分でできております。
フィルムは、その場で確認ができずにもどかしいところがありますが、それゆえ、現像して出てきた絵に感動しますね。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 18:55
NullPointer09さん、こんにちは。^^
プロで今でもフィルムを使っている人は、とても少ないと思いますが、自分の趣味としてならアリかな、と。^^
フィルム撮影の愛用カメラは全て動体保存してありますか、じゃあAcros IIを試写してみてくださいな♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 18:57
getteng さん、こんにちは。^^
す、すいません・・・自分のメモ用に書いているうちに、ふくらんでしまいました。(-_-;)
でも、国産の白黒フィルムが一本ぐらい残っていてほしいと思いますよ。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 18:59
photofloyd さん、こんにちは。^^
写真としての品質は、デジタルの方がずっとよくなってしまっていますが、フォトグラファーの満足感は・・・
やはり「撮ったど~」と言う気持ちがより強く感じられるのは、フィルムの方ですね。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 19:01
北の旅人さん、こんにちは。^^
20世紀はフィルム写真の世紀、21世紀はデジタル写真の世紀ですね。
私が最初に買ったデジタルカメラは、Nikon Coolpix 950だったなあ・・・Mamiya 645 Proを売って手に入れましたよ。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 19:03
voyagers-x さん、こんにちは。^^
LightBOXで見るリバーサルフィルムって、本当にきれいですよね、反射光にはなない透過光の透明感がたまりません。
Epsonの上位機種によるモノクロプリント、紙を選ぶととても良い品質のプリントができますね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 19:05
iwamoto 師匠、こんにちは。^^
Neopan 100 Acros IIのエンドテープの味は、凡庸でしたね。
オレンジ味とかストロベリー味だったら楽しかったのに。(;・∀・)
Commented by windmark-sakura at 2019-11-28 21:05
モノクロフィルム写真は自宅現像されてるのですね。
凄いこだわりですね~。
おうち現像ができれば、フィルムの現像代も高くなった昨今でも安くフィルムフォトが楽しめますからね(^^♪

個人的にはカラーフィルムも、もうちょっと安くしてもらえると撮影しやすいんですけど(^_^;)
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-28 23:17
windmark-sakura さん、こんにちは。^^
6年前から自家現像するようになりましたよ、当時もすでに現像してくれる場所は減りつつありましたからね。
カラーフィルムの現像代、ほんとに高くなりましたねえ、もう色付きの写真はデジタルだけにしています。(-_-;)
by blackfacesheep2 | 2019-11-28 05:00 | Hardware | Comments(18)