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Soul Eyes

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#2です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by Black Face Sheep

テディベアは見た・・・金の耳飾

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秋になると聴きたくなるJAZZがあります。
黒人ピアニストRay Bryantによる"Ray Bryant Trio"もその一つですね。

そのアルバムの第一曲目は"Golden Earrings"『金の耳飾』です。
そこに結び付けたくて、マクロレンズで相方のイヤリングを撮影し、「テディベアは見た」シリーズに仕立てました。^^;

"Kind Of Blue"トリビュートシリーズでは、寒色系の色に調色してますが、『金』だとやはり暖色系の方が気持ち良いです。
それではRay Bryant Trioによる”Golden Earrings"をどうぞ。









この”Golden Earings"、さまざまなミュージシャンが取り上げていますが、このレイ・ブライアントの演奏が一番好きです。
甘いロマンティシズムに流されることなく、ストイックでクラシカルな哀愁が漂ってます。

このアルバム、JAZZのピアノトリオのアルバムを10枚選べ、と言われたら必ず入れたくなるアルバムです。
Bill EvansのRiverside四部作のような歴史的名盤ではないですが、『JAZZピアノかくあるべし』が凝縮されたアルバムだと思います。

選曲もJAZZのスタンダードが多く、"Golden Earrings"の他にも、"Angel Eyes"、"Django"、"Daahoud" などが演奏されています。
どの曲も有名なだけに、安易に演奏すると、陳腐で退屈な演奏になりかねない危険性をはらんでいます。
でもレイ・ブライアントは端正で丁寧なアドリブを繰り広げ、格調の高いアルバムになっていると思います。

サイドメンは、ドラムスがSpecs Wright、ベースがIke Isaacsと、あまり有名な人たちではありません。
当時、Rayと一緒にCarmen McRaeの歌伴をやっていたメンバーだそうで、地味ではありますが堅実なサポートぶりです。

後年、レイはソウルっぽさがもっと強調された演奏に向かいますが、このころは上品かつ端正でした。
一聴すると平凡ですが、何回聴いても飽きない非凡さを持ったアルバムだと思います。




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このアルバム、我家にあるLPは”New Jazz"レーベルバージョンですが、”Prestige"バージョンの方が多いようです。
どちらも、レイをフォーカスし、右奥にベンチに座る人物をアウトフォーカスしています。

おそらく標準画角のレンズでF2.8ぐらい、やや露出オーバー気味に撮ったのでしょうか・・・
白黒写真かくあるべし、と言いたくなる印象的なポートレート写真です。

Prestigeって、Blue Note同様、アルバムデザインがJAZZっぽくて好きでした。
Blue Noteのような名カメラマン・名デザイナーに恵まれたわけじゃないのに、オーナーのセンスが良かったのでしょうね。
この”Ray Bryant Trio"も、そんな一枚です。





愛知県みよし市三好ヶ丘にて
ブログテーマ:名作求む!心に残った本・映画・音楽教えて!
Commented by getteng at 2019-11-17 06:51
blackfacesheep2さん
奥様の趣味はよろしいですね。
一枚目のイヤリング付けても耳垂れしませんか?
相当重そうで、仮に老生だったらちぎれそうですが。。。
Commented by j-garden-hirasato at 2019-11-17 07:49
おおー、
この曲、朝のブログタイムのとき、
よくかけるピアノ曲でした。
この人のだったのかあ。
jazz好きの友人からお薦めCDを借りて、
そのままパソコンに取り込んで、
ただただ聴いていました。
Commented by NullPointer09 at 2019-11-17 07:56 x
その昔、初めて"Golden Earings"を聴いたとき、懐かしいような想いに浸りました。
ロマの民謡から採られたメロディーで、SarasateのZigeunerweisenにも使われていますね。
Zigeunerweisenがより哀愁に満ちているのに比べ、こちらの演奏は感傷に流されない格調の高さを
保っているように思います。
ジャケットの写真も秀逸。
Commented at 2019-11-17 10:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jyuujin at 2019-11-17 10:49
いいですね、この曲、この演奏、聴いていて
心地よさを感じますね、こういうのが好きな北旅です

ジャケットの写真も、構図が引き算写真でこれまた
ストイックながらもとても印象的ですね・・・♪
こんなモノクロ、撮りたいですね。
Commented by hoshigaoka at 2019-11-17 12:24 x
こんにちは!

奥様の金のシャネル、ゴージャスで美しいです!
先日の豊美のクリムト展を思い出します。
2枚目のお写真のは扇子のデザインで珍しいですね。

レイ・ブライアントの演奏、確かに上品です♪
それにアルバムジャケットの写真も雰囲気ありますね~
一見、別の写真を並べただけなのかと思いましたが
これ一枚の写真なんですね、味があります。
JAZZやフージョン系のジャケットって無名の写真家でも
個性的な作品が多く見てるだけで勉強になりますね^^)
Commented by iwamoto at 2019-11-17 17:13 x
金の耳飾りの女、ではないんですね。
熊ちゃんでした。
これらは、奥様の装身具なのですか。

レイ・ブライアントに付いては、わたしが名前くらいしか覚えてないので、
説明にあったようなことなんだな、と納得しました。

特に60年代のジャケットの美しさは、グラフィックデザインのひとつの頂点ですよね。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:09
getteng さん、こんにちは。^^
私も常々不思議に思っているのです・・・重いイヤリング付けても耳垂れしないのかどうか。
今度聞いてみようかなあ♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:11
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
おお、この曲をご存じでしたか・・・そのjazz好きのご友人、趣味が良いですね。^^
歴史的な名盤じゃないですが、好きな人が多いアルバムですね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:12
NullPointer09 さん、こんにちは。^^
ロマ・・・ううむ、正確ですねえ、私は失礼だと思いながらもついジプシーと言ってしまいます。(-_-;)
ロマの民謡の旋律はどっか日本人の心にすっと入って来るものがありますよね。
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:15
鍵コメ2019-11-17 10:07さん、こんにちは。^^
もろもろ了解です♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:16
北の旅人さん、こんにちは。^^
そうそう、いわゆるモダンジャズって、こういう演奏を刺してるんだと思います、聴き飽きないですよね。
なるほど、構図が引き算写真・・・言い得て妙です♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:18
hoshigaokaさん、こんにちは。
うちの相方のイヤリング、金は少ないそうです・・・そうそう、金と言えばクリムトですよね。^^
2枚目の扇子のデザインは、カール・ラガーフェルドのデザインで、独身時代に私がプレゼントしたものです♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-17 19:22
iwamoto師匠、こんにちは。^^
金の耳飾りの女のポートレート・・・いつか、フェルメールっぽいのを撮ってみたいですね。^^;
JAZZも60年代のレコードジャケットはとてもかっこ良かったです、リード・マイルスのいたBlue Noteは最強でした。
Commented by micro43 at 2019-11-17 20:42
「英国の田舎」旅行記を拝見しました
細密に記録を取ってありただ驚くばかりです
全部見ていないのでゆっくり見せて頂きます。
Commented by golden_giraffe at 2019-11-17 20:50
うわぁこれは素敵なアクセサリーですね^ ^
ヴィンテージシャネルでしょうか。
とても品がありますね。
シャネルとテディベアさん、相性の良いコラボですね^ ^
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-18 08:18
micro43さん、こんにちは。^^
おお、私の「英国の田舎」旅行記をご覧いただきましたか・・・古い記事をお読みいただきありがとうございます。
カーナビやスマホが普及する前、地図帳を携えてのレトロなドライブ旅行、今から思えばスリルも興奮もありました♪
Commented by blackfacesheep2 at 2019-11-18 08:19
金の麒麟さん、こんにちは。^^
いえいえ、そんなヴィンテージなんてもんじゃないと思います。
相方はシャネルの愛用者ではないのですが、なぜかイヤリングはCCが多いんですよねえ。(;・∀・)
by blackfacesheep2 | 2019-11-17 05:00 | Music | Comments(18)