コールテンなダブル・コーン
2017年 07月 29日






豊田市美術館の屋外には、優れた作品が無造作に置いてあります。
これもその一つ、Richard Serra氏が作成した "Double Cones"と言う作品です。
二つの円錐形の分厚い鋼板が互いに向き合った意匠になっています。
その鋼板の隙間に入ると、音の聞こえ方が変わります・・・一瞬、大きな洞窟に入ったような残響音が聞こえます。
ピーン・・・まるで、海の中でソナーのPINGを聴音しているような感じの不思議さでした。
材質は・・・どうやら耐候性鋼やコールテン鋼と呼ばれれる鉄の合金のようです。
表面に茶褐色色の保護性の錆を形成するように設計された鋼なんだそうで、塗装せずにそのまま使用することが多いらしいです。
つまり、あらかじめ錆びているので、それ以上、錆が進行しないってことなんでしょうか。
BCG接種をすることで、結核に感染するのを防ぐ・・・それに似てるのかな・・・あ、お若い人はわからないかも。^^;
いずれにせよ、赤錆フェチにとっては、なかなか興味深い錆なんでありました♪

愛知県豊田市小坂本町8-5-1 豊田市美術館にて
LUMIX DMC-GX8
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6
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偶然ですね!去年私も彼のオブジェを見に行きました。
とても大きい鋼板で作った迷路でしたよ。
はい、リンクはこちらです。
http://tinyurl.com/y9kmfvbj
コルテン鋼のこともよくご存知で、貴兄は鉄鋼にも携わった経験がおありなのでしょうか?
本鋼板用の溶接棒もあり、流通が遅いので在庫量の調整が難しかったのを憶えております。
いやいや、いたって軟弱な外資系合成樹脂製品メーカーのセールス・マーケティング出身です。^^;
ただ、赤錆ふぇちなので、自動的に鉄には詳しくなってしまっただけの話ですね。^^;
我が家のカーポートも、車の無いときに、その下で手を叩くとビーンとなります。
鳴き竜遊びと、呼んでます。
1枚目、素晴らしい構図ですね。 作品を借りているけれど、それと互角。
セラ氏も、この一枚を欲しがるのではないでしょうか。
おお、鳴き竜遊びができるカーポートですか、凄いですねえ、材質は何なんでしょうか。^^
芸術作品を撮るのは難しいですね、その作品の素晴らしさを描出し、さらに自分なりの解釈も必要なので・・・
いろいろなアングルとバリエーション豊かな切り撮り方ですね
まるでなぞなぞな感じです笑
最後の全体像
何かオブジェをどのようにその魅力を表現したらいいのか、時々頭を悩ませます
この作品は、シンプルなのにアングルを変えると違う表情を見せるのが面白いです。^^
しかし、こんな分厚くて重い鉄を素材にするアーティスト、体力もいるんでしょうねえ。^^;
その間に立つと、音の変化までも楽しめるとは!
アーティストとしてそこまで計算してるのはすごいです。
存在感のあるアートですよね。
関心を持って他の作品も画像検索で見てみましたが、
アートと空間のコラボ、アートによって空間までも造形し、
空間を大いに活かしてる作品が多いですね。
こういうの、大好き♪
最初の写真、ダブル・コーンの間に写ってる白雲、イノシシちゃんに見えま〜す。
黒顔羊さんのトレードマークですよね(^_-)-☆
撮っていらっしゃいますね。
私にはそこまでの引き出しはございませんので、勉強になります。
錆とヒカリトカゲを愛おしむ気持ちが伝わってきます!