パノラマの中に浮かび上がるトラクター
2017年 06月 24日

木陰で佇むトラクター・・・英国製のDavid Brown 770ですね。
一見、ミニチュアっぽく見えますが、ミニチュアではなく、愛知牧場にある本物のトラクターです。
このトラクター、私が最初に見たころから牛柄に塗られており、アイボクを訪れる子供たちのアイドルになっていたようです。
さて、なぜこのDB770がミニチュアっぽく見えるかと言うと、それは85㎜/F1.4と言う大口径レンズを絞り開放で使っているからですね。
大口径レンズを絞り開放で使うと、浮遊感が半端ありませんが、それだけではここまで浮きません。

こちらはDB770の違う角度から撮ったものです。
DB770がけん引している客車がもうボケちゃってます・・・これは普通の85㎜/F1.4の描写じゃないんです。

はい、これが種明かしです。
この写真、実は一枚目の中に使われている単写真です・・・こんな単写真を25枚ほど撮って、合成してみのが下記の写真です。

こうすると、あたかも中判や大判のカメラで絞りを開けて撮ったような不思議な浮遊感に満ちた写真になるんですね。
RAW写真現像用ソフトウェアのAdobe Lightroom CCには、こんなパノラマ写真合成機能が備わっているんですね。
RAWファイルのまま、「写真(P)」→「写真を結合」→「パノラマ」とクリックするだけで、合成してくれます。
超簡単なんですが、私のPCのCPUは5年前のCeleron G540(2.50GHz)と言う非力さ・・・かなり待たされます。^^;

こちらもアイボクにある愛すべき廃トラクター、Fordson Super Dextaです。
合成方法がDB770とは異なり、Microsoft Image Composit Editor 2.0で、9枚の写真を合成してあります。
MS ICE 2.0は爆速で合成してくれるし、修正もしやすいので使いやすいです。
ただし、MS-ICE 2.0はRAWファイルをそのまま読み込めないので、一度LightroomでJPGに現像しておく必要があります。
RAWで撮らないのであれば、お手軽でいいですね。
ちなみに、MS-ICE 2.0の使い方は、こちらに記述しておきました。

このアングルは、かつてこのAi Nikkor 85mm/F1.4Sを手に入れたときにも単射で撮っております。
このFordson Super Dextaは、このアングルもステキに見えるんです。^^
このボケた写真をからパノラマ写真を合成する手法、"Bokeh Panorama"と言いまして、欧米では結構流行っているらしいです。
私の所属する写真同好会、「全日本味噌煮込写真家協会(通称:全味協)」でも、このボケパノは流行っております。
ドイツ支部長のアムゼル師匠がこの面白さを編み出し、多くの協会員をその魅力のとりこにしてきたんですね♪
私は面倒くさがり屋なので、なかなか手を出さなかったんですが、試してみたらそんなに面倒くさくもない・・・
うむ~、ちょっとはまるかも。^^;
今後この手法をさらに研究して、「浮き上がる立体写真」を撮ってみようっと♪
ちなみに、このボケパノ写真の被写界深度の浅さは、中判カメラの「ばけぺん」で撮った雰囲気に似ています。
最初は3:2のライカ版フォーマットで仕上げましたが、ボケパノらしい伸びやかさが出ない・・・
なので、「ばけぺん」のフォーマット、ロクナナ(56㎜x69mm)で仕上げることにしました(^^♪
愛知県日進市 愛知牧場にて
Nikon D610
Ai Nikkor 85mm/F1.4S
1~2枚目:Adobe Lightroom CCにて合成
4~5枚目:Microsoft Image Composit Editor 2.0にて合成
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愚生はソフトを使いきれず、というかインスト-ルさえできずの超メカ音痴で困っております。
こんな芸当ができますか。
オモシロいですね。
自分のPCにもPhotoshopが入っていますが、
めんどくさがっていて、
こういう遊びをしたことがありませんでした。
今度、やってみようかなあ。
本城直季さんという写真家が、こんな有名になりましたよね。
ボケだけじゃないんですね、合成もされているんですね。
ANAの機内誌、「翼の王国」で、本城さんの写真をよく見ますが、いつも感心して眺めていました。
トラクターの模様がかわいいから、余計おもちゃみたいに見えます。
種明かし、ありがとうございました。
こちらへおいでになる師匠方のためにFacebookの『和風ボケパノ』グループをこの場にて紹介させてください。
「わが国では極めてマイナーなボケ・パノラマ(Bokeh Panorama) 拡散と有志の技術交流のためグループ結成をさせていただきます。ふるって作品を投稿お願いいたします♪」
https://www.facebook.com/groups/123087178255034/
このグループは公開なのでどなたでも参加いただけます。ふるってのご参加お待ちしております(^^♪
中判のごとき、見事な立体感でございますね~!
25枚・・・5列5段で50%Overlapですと、6x9を超えるフォーマットサイズですね。
85㎜ですから、換算画角37㎜よりも広いことになりますね。
それでこの被写界深度ですから、なかなか体感できない浮遊感だと思います。
FBでもコメントさせて頂きましたが、Photoshop CCで直接RAWファイル合成が出来るのですね~!
知りませんでした~^^; ありがとうございます~!
因みに、レンズ補正(周辺減光補正など)はRAW適応で利くのでしょうか?
Photoshop CCの周辺減光補正だけでは、空が大きく入る場合などは不十分に感じております。
それにしても、この多数枚合成はPC負荷率高いですよね^^;
私も、PCのパワーアップを考えなくては・・・と思っております。
どうも普通の85mmの写りじゃないな、と思ったらそんなマジックが
あったのですね^^
それにしても単射で25枚を合成とは驚きました、やはり人の心を打つ
写真を作り出すにはそれなりの時間と手間をかけなければイケないと言う事でしょうか^^;
でもやってみたい!
ボケた写真をからパノラマ写真を合成する手法、面白そうですね。
とにかく、初めて挑戦されたそうですが、初めてだと思えないほど、
素晴らしい作品が出来上がりましたね!
牛柄トラクターのキャラクターが味わいよく写し出されています。
今の写真は、いろいろなことができるようになりましたが、その分、難しいことも増えてきましたね。
最近の若い人は凄いです、スマホでもアプリを駆使して物凄い作品を撮っちゃいますもんね♪
パノラマ写真が簡単にアプリで撮れるというのは知っていたんですが、ボケ写真をつなげるのは新鮮でしたよ。
Photoshopでもできるし、Lightroomでもできますが、マイクロソフトのICEが一番簡単かもしれません♪
小さな被写体なら背景をぼかすのは簡単なんですが、トラクタークラスになると、ちょっと工夫が必要になりますね。^^;
本城直季さん、ジオラマ風の風景写真で有名ですね、アオリが使える大判のカメラを使っていた方だそうですね。
あはは~、シノゴやバイテンの世界もこの手法を重ねていけば撮れるんでしょうかねえ、面白いです。^^
次回のボケパノ作品をエントリーする際には、FBの『和風ボケパノ』グループをご紹介しておきますね~♪
あはは、ここは牧場ですから、トラクターもトラックも牛模様にペイントされている個体がありますよ。^^
英国の牛は、赤い牛が多いかもしれませんね、こういう斑点の付いた牛はやはりオランダ原産なんでしょうかねえ。
Ai Nikkor 85mm/F1.4S、古いレンズですが、こういう用途ではMFゆえに、より一層使いやすいです♪
ノクチルクスなどの高価なレンズは手が出せないので、こういう擬似的な方法で遊んでおりますよ。
ボケパノの換算焦点距離の計算方法、よくわかってないんですよ・・・体感的には35㎜のイメージですね。
これは、Lightroomから直です・・・Photoshop CCじゃないんですよ、レンズ補正は大丈夫っぽいですね。
あはは~、普段から85㎜/F1.4を使っている方には、「あれ、これは変だな・・・」と思われるかもしれませんよね。^^;
これ、JPGで撮っておいて、マイクロソフトのICEと言う無料のソフトを使うのが一番簡単ですよ♪
もともと浅い被写界深度のボケ写真は大好きだったんですが、面倒くさそうでボケパノには手を出しませんでした。
でも、やってみたら意外に簡単だし、その効果も面白かったので、はまりそうな気がします♪
今の写真は、昔にはできなかったことが簡単にできるようになって、本当に面白いです。
ボケパノの焦点距離・F値の換算方法、よくわかってないんですよ・・・ちょっと研究してみます。