家賃0.88オイロの世界最古の社会福祉住宅
2016年 12月 04日

アウクスブルクのランドマークの一つ、フッガーライを訪問してきました。
ここには、こんな可愛らしい造形の鉄がたくさんありました。

こちらはちょっとデザインが違います。
その背景に見えるのは玄関のドア・・・これ、ドアベルの紐なんでしょうか。^^

じつはこのフッガーライ、集合住宅なんであります。
似たような住宅が並んでいますから、暗いところでも区別がつくように、家ごとに違う造形の飾りがついているんだとか。
え・・・表札が読めないぐらい暗いのか・・・はい、このフッガーライ、16世紀に作られた古い建物なんです。^^

住宅街の中にはこんな噴水もあったりして、すてきな佇まいの住宅街です。

素敵に見えるんですが、じつはこのフッガーライ、低所得者のために作られたの集合住宅だそうです。
当時ヨーロッパ有数の富豪であったフッガー家のヤーコプ・フッガーによって建てられ、当初は「貧者の家」と称していたんだとか。

当時の人々が暮らした様子も再現されています。

なかなか採光もよく考えられており、明るい集合住宅でした。

この貧者の住宅には様々な人が暮らしていたそうです。
このドアの上のプラークを見ると、フランツ・モーツァルトの文字が・・・そう、あの大作曲家モーツァルトの曾祖父だそうです。^^

で、こちらは・・・おろろ、とてもモダンな雰囲気ですね。
実は、今もこのフッガーライは社会福祉住宅として現役で使われているんだそうです。

家賃は創設時と同じ1ライングルデンで、これは現在の貨幣では0.88オイロだそうです。
ひええ、こんな素敵な家が一ヶ月100円程度で住めるんだ~♪

このフッガーライ、入るには下記のような条件を満たす必要があるそうです。
・アウグスブルグ市民であること
・カトリック教徒であること
・生活に困っていること
・フッガーライにある教会で毎日ヤコブ・フッガーのためにお祈りすること。

それにしても家賃0.88オイロとは安いです。
それゆえ、このフッガーライに入居したい人はたくさんおり、ウェイティングリストはとても長いものになっているそうです。^^
Fuggerei, Augsburg, Germany
LUMIX DMC-GM5
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6
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フッガーみたいな人がいて良かったです。
古いものといえばFreiburugにはドイツ最古のホテルがあり、たまにその前を通りました。
Ihre Gastgeber heißen Sie herzlich willkommen im ältesten Gasthaus Deutschlands. Seit 1387 ist der Bären
(HPより)
16世紀に造られた建物がいまだに現役とは、ドイツって恐ろしい国・国民ですね。
我が国だったら、歴史のことなど配慮せずに、
早々に容積率を稼ぐマンションに生まれ変わっていたでしょうね。
LUMIX G VARIO 14-140mm。
レンズの画角と絞りの組み合わせで、自然で柔らかい暈けが出せることを、改めて認識
しました。
欧州のお金持ちの中にはとても福祉精神にあふれた人がときどき生まれてきますよね。^^
フライブルクには世界最古のホテルがあるんですか・・・教えていただいたキーワードからたどると赤熊亭でしょうか。^^
欧州の住宅は石造りだから長持ちするってのもありますが、モノを大切に使う発想が伝統的にあるんでしょうね。
日本はモノを大切使う発想は十分あるのですが、木造住宅なので、なかなか残らないですねえ。
まあ、フッガーライの家賃はほとんど名目上のものなのかもしれませんが、それをいまだに守っているのは凄いです。^^
その点に感銘をうけるせいか、多くの観光客でにぎわっておりましたよ。
このLUMIX G VARIO 14-140mm、ボケの大きなレンズではありませんが、ボケの質はうるさくなくて良いですね♪
1枚目は望遠端、2枚目は広角端だったかな・・・変化がつけられるので、レンズ交換の時間がない旅行中にはもってこいです。^^
日本にはこういう立派な低所得者向け住宅を提供してくれるようなお金持ちがいないかも。^^;
え、ヴェルディが建てた老人ホームもあるんですか・・・知らなかった、調べてみようっと♪





