漆黒の15分間
2016年 09月 07日
あいちトリエンナーレ2016、大巻伸嗣さんの作品、Liminal Airです。
いや~、おもしろいインスタレーションでした♪
まず真っ暗闇の部屋に入ります・・・なぁ~んにも見えません・・・まさしく漆黒の闇です。
感じられるのは空気の微妙な流れだけ。
次第に目が慣れてくるに従い、ナニカが見えて来ます。
どうやら、黒い布とおぼしきものがゆるやかに波打っているような気がする・・・でもよく見えません。
とりあえず撮影してみました・・・RAW現像してみて驚きましたねえ。
うぉぉぉ、肉眼ではほとんど見えなかったものがちゃんと写ってる♪
これ、現代的なオートフォーカスのカメラじゃ、暗すぎてピントが合わせられなかったかも。
たまたま持って行ったのが古臭いMFのレンズ、Ai Nikkor 35mm/F1.4Sだったので幸いでした。
とりあえず暗黒の中、手探りでヘリコイドを無限に合わせて置きピンします。
ファインダーを覗いても、はっきり見えるのは撮影パラメーターだけ。
ISO6400、F2.8にて撮影・・・Avにて露出時間は3枚とも1/2秒でした・・・意外にブレずに写るもんですね♪
15分間経つと、係の人が「入れ替えです~」とお知らせしてくれます。
以外に15分って短いんだな、って思いました。
この会場は、栄会場の一つ、損保ジャパン日本興亜名古屋ビルにありました。
こんなクリーンなビルの内部で、あんな暗黒体験ができるとは・・・
実に新鮮だったんでありました♪
名古屋市中区丸の内3-22-21 損保ジャパン日本興亜名古屋ビルにて
Nikon D610
Ai Nikkor 35mm f/1.4S
☆ブログランキングに参加しています。
この漆黒の15分間をご覧になって、心にナニカをお感じになった方・・・下のボタンをクリックしていただければ幸いです。
みなさまの応援が、何よりの励みになります♪
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
心象風景写真 ブログランキングへ
少し前にアップしましたが、
森美術館で見た「宇宙と芸術展」でも、
このようなものがありました。
何だか不思議なゲイジュツですね(=^.^=)
す・すごい!!
美しい~♪
これ肉眼ではほとんど見えないんですか?
それなのにカメラには写る。
レンズのおかげとは言え、黒顔羊さんのテクがあるからでしょう!
1/2秒は、私ならブレブレ ・・・
それ以前に、ダメだこりゃぁ~、と撮影を諦めると思います!(笑)
最近のデジタルの技術はすごいですよね
人間の目に見えない闇もちゃんと撮ってくれますね
闇の中に見えにくいものもしっかり改造してくれます
もう完全に人間の目を超えていますね
うーん.....写真って自分で見たものを表現するのではなかったかな......
見えないものを写真に撮るって......
アートの世界は、「この手があったか・・・」と思わせないと、人の心を打たないって言う感じみたいですね。
ありきたりな表現はすぐに飽きられてしまうので、アーティストさんもいろいろな表現を、日々考えていらっしゃるようです♪
はい、肉眼ではほとんど見えておらず、モニターに写ったものを見て愕然としましたよ。
1/2秒ですから、「ば・・・ちゃっ」って感じなんですよね、ぶれないはずはないんですが・・・不思議でした。^^;
もうこうなってくると、軍隊で使う暗視装置、ノクトビジョンとかああいう世界ですね。^^;
マクロや超望遠なども驚きの世界を映してくれますが、暗所での性能向上もすごいもんです♪
それでも短いと感じられたのには、魅力的な気配が感じられたのですね。
出てきたら、さぞ眩しかったことでしょうね。
暗い中でよく見えなかったけど、撮ったら何かが写ってたという
体験は私もしたことがあります。フィレンツェの教会の中で(笑)
http://lichtblume.exblog.jp/16968542/
カメラを通すと、違う世界が見えてくるから、
写真って、面白いですよね。(^^)
見えない世界が見えてくる・・・楽しいです~♪
フルサイズのカメラのセンサーも強い味方なのかもしれませんね。
実に面白いです!
でも、肉眼でほとんど見えないとは・・・それも作意なのでしょうかね?^^;
勘頼みでの撮影で、素晴らしい~!さすがでございます。
仰る通り、いざという時に、マニュアル操作って頼りになりますよね~!
私も、実は先日、バケペンでとんでもないミスをしてしまい、勘頼みで・・・^^;
でも、意外にもOKでした。また、後日ご紹介したいと思います。
肉眼でも見えないほど暗い空間で撮影して、ここまで描写するとは・・・やはり最近のデジタル機の高感度特性は凄いですね~!
はい、15分間、暗黒の中でじっと座っておりました・・・不思議な経験でしたね♪
フィレンツェの教会でのお写真、拝見しました・・・素敵な雰囲気が写ってましたねえ、心霊写真じゃなくて良かった。^^;
肉眼では見えないものがカメラなら写る・・・ある意味、ちょっと怖いんですけどね。^^;
これ、おそらくはMFのレンズだからこそ写ったのかもしれません・・・E-M5MK2でもアダプタかませれば写ったかも♪
はっきりと見えないところが作品としての値打ち、おもしろさなんでしょうねえ、気配を楽しむって感じで。^^
オートマチックは便利ではありますが、使いにくいときもあります・・・フルマニュアルは原始的だけど、あてになります♪