城下町の石油製品屋に宿るインドの情念
2016年 08月 31日

あまりの暑さに、劣化しはじめた街路樹の葉・・・
その背景にもなにやら赤錆の浮いた物体が見えています。

うぉぉぉ、実に存在感のある赤錆建築なんでありました。

建物の横に回ってみると・・・おお、これはあいちトリエンナーレのシンボルロゴ・・・おお、ここは会場の一つなんだ♪
奥には天守閣らしき建築物も見えております・・・おお、ここは城下町なんだ。^^

あいちトリエンナーレの会場で城下町と言えば、岡崎なんであります。
ここは岡崎市内を横切る国道1号線沿い、岡崎城のすぐ近くにある岡崎表屋のビルです。
戦後まもなく建てられたビルの1階は各種石油製品の販売ほかを行う会社のオフィスとして営業中だそうです。
このビルの2階・3階では、インドのアーティスト、シュレヤス・カルレさんの作品が展示されています。
作品のタイトル名は「帰ってきた、帰ってきた:横のドアから入って」・・・まさしく非常階段の「横のドアから入って」行きます。

カルレさんはインドで制作したオブジェと、建物内の家具や雑貨を利用して、周辺の地理や歴史、文化を視覚化し、日本とインドにおける西欧文化の受容について考える場を立ち上げたんだとか。
うむ・・・これは建物内に元々あったもののようですね。

こちらはインドで製作したものでしょうか。

ううむ・・・「これも作品ですか?」とスタッフの方にお尋ねしたら、「はい、そうです。」とのことでした。^^;

これはカルレさんが作ったものでしょうね。

これも・・・作品の一部でしょうね。

えっと・・・作品だと思います。^^;

朽ちた窓枠越しに見る岡崎市内・・・うむ~、これも作品なのだ♪

もちろん天井の得体のしれないシミも作品に間違いない♪

階下に降りる階段の味わいも半端なく、げーじつだったんであります。^^v

あいちトリエンナーレの会場って、選択の基準が実にツボです・・・こういう不思議さがたまらなく良いですね~♪
使われていない場所、廃棄された場所なので使用料が安上がり、ってのもこういう場所を選ぶ理由なのかなあ。
いずれにせよ、錆ふぇち、廃墟ふぇちにはたまらない場所だったんでありました♪
愛知県愛知県岡崎市康生町759 表屋にて
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6
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素敵な廃墟です!
もっとも、もともと存在したものなのかor作品なのかが判然としないところがゲイジュツなんですかね?
実にいい感じの朽ち果て状態ですね
昼間なので余裕を持って味わいあるなと鑑賞できますけど
夜は.......間違いなくお化け屋敷に変化ですね
夜見たら不気味で怖いです
特に階段は.....上った先に.......ギャーーー!!って感じです ^^;
一階はまだ仕事に使っているんだそうですが、2階から上はもはや完璧な廃墟でしたねえ♪
こういう場所だからこそ表現できるアートもある・・・ってことなんでしょうね、きっと。^^
あいちトリエンナーレの準備をしている人たちってすごいです・・・こんなイレモノを見つけてくるんですからね♪
毎回面白いイレモノに感動しますが、今回もさまざまな新しい取り組みに期待しております。^^
あはは、私のツボにはまるものって、一般的には廃物と呼ばれ、被写体にならないものが多いみたいです。^^;
昭和30年代前半生まれの人々なら、こういうインテリアには郷愁を感じるでしょうねえ♪
うんうん、夜見たら結構な迫力でしょうねえ・・・そう、お化け屋敷に変化してるかも・・・いかにも出そうです。^^
でも、トリエンナーレは夜遅くまではやってませんので、試す方法がないですけどね。^^;
あはは、古いビルって確かにちょっと怖いかも・・・さらにこれが古い病院だったりした日には・・・最高です。^^;
それにしても、よくこういう物件を見つけてくるもんだ、って思いますよ、トリエンナーレの委員さんたち♪
この間行ってきたリューゲン島の一番観光客が集まるビーチに沿ってプローラと呼ばれる
ヒトラーが建てさせた全長約4,5kmの休暇施設でコンクリート製ビル群の巨大廃墟が残ってますよ。
世界最大の空家なのだそうです(笑)ビーチに沿って歩いていたら、松林の向こうに見え隠れしてました。
それにしても、こういうインスタレーションアートというのは
どこからがアートになるかという基準が判別できませんね。
ってことは、あれからもう3年が過ぎたという事ですね?!
早いですね~^^;
いや~、これまた実にシュールでございますね~!
この建物の選択もまた、素晴らしい~♪
仰る通り、錆銀侍にはたまらないロケーションなのでございます。
インドと言うと、私は仏教発祥の地・・・というのが一番最初に思い浮かぶイメージなのですが、これは全く違う世界観でございますね~。ん~、楽しいですv^^
そうそう、ここも日曜美術館で紹介していましたよ~。
台所を使った作品とかは、アートと生活感の境界線があいまいで
何をみてもアートに思えてくるんだそうですよ(笑
それにしてもボロボロなビルですね^^;
なるほど~、旧東独領ですか・・・さもありなんです・・・リューゲン島にもそんな廃墟が残ってるんですね。^^
モダンアート、特にこういうインスタレーションアートは自分がアートと思えばそれでよいのではないでしょうか♪
そうそう、日曜美術館で紹介されてたそうですね、他の方からもお聞きしました・・・まさしくお宝物件ですよ。^^
はい、ビルの一階はまだ普通にオフィスがありました・・・それがさらにシュールだったりしました。^^;
そーですそーです、3年経つのは早いですよねえ、また今年も楽しめるんであります♪
あいちトリエンナーレ、錆銀の人々が見たらはまるだろうなあ、ってイレモノ、多いですねえ。^^
日曜美術館、旬な情報を捉えているんですねえ、まさしくここはアートと生活感が混在してました。^^
戦後すぐに建てられたってことは・・・少なくとも50年以上前の建物なんでしょうね、すげえ♪