博物館になった中世の修道院
2016年 08月 20日

アジサイの花を照らす窓辺の光・・・
この窓ガラスの意匠は中世欧州でよく見られたものですね。

その窓の外にはこんな風景が広がっていました。
ここはローテンブルクにある1258年創立のドミニコ修道尼僧院・・・でも、1935年より郷土博物館になりました。
名前はいかめしくも、帝国都市博物館(Reichsstadtmuseum)です。

中に入ると、ローテンブルクの歴史がわかるような展示になっていました。

これは「角をつけたモーゼ」と呼ばれる石像で、聖ヤコブ教会にあったものだそうです。

武器の展示が多かったですねえ・・・中世の剣でしょうかね。

西洋甲冑もありました。
こんなものを着て戦ったんですねえ、昔の騎士は。

銃も昔は貴重品だったので、凝った装飾がされていたんですね。

もちろん、もっと平和な展示物もありました。

こちらは中世の尼僧院の台所です。
ドイツ最古の調理室なんだとか・・・なかなかリアルな展示がされていましたね。

台所の横には掃除道具が置いてある芸の細かさ、さすがドイツなんであります♪

これは古い地球儀でしょうか・・・つい、日本がどこにあるか調べてしまいましたよ。^^;

これは蒸留装置でしょうか・・・そこはかとなく錬金術の匂いが・・・^^;

古い尼僧院には、素敵な午後の光蜥蜴が住み着いているようでした。

こちらが入り口です・・・あまり来場者は多くなかったです。

クリンゲン・ガッセからの誘導路の建物には、こんな看板がついてました。
小さすぎて、見落としそうでしたね。^^;
Rothenburg ob der Tauber, Germany
Olympus Pen Lite E-PL6
Leica DG Summilux 25mm/F1.4
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台所の左側に見えるのは竈(かまど)みたいなものですかね?
お湯などを沸かすところとか・・・。
目の保養なりました。
私も入ってみたくなるでしょうね。今度ローテンブルクを訪れたら、入ってみようっと。
修道院といえば、是非行ってみたいのはヘッセの小説の舞台によくなってるマウルブロン修道院。
ヘッセの他にも天文学者のケプラーや詩人のヘルダーリン等もマウルブロン修道院の神学校に通っていました。
バーデン=ヴュルテンベルク州にあって、世界遺産リストにも登録されてるそうです。
昔の小学校にあった竹ぼうきとよく似てました・・・でもさすがドイツ、魔女がまたがりそうな雰囲気でしたね。^^
さすがお酒が好きなところは見るところが違いますね、うひひひ。^^;
日本の木造建築、少数を除いて現存するものは少ないですよねえ、正倉院ぐらいかな?
でも、日本にも石はたくさんあったと思うのですが、それを切り出す技術の蓄積がなかったんでしょうね。^^
この博物館、撮影するためには3オイロ追加が必要なせいか、入場者も少なくゆっくりと見ることができました。^^
マウルブロン修道院、私も行ってみたいです・・・将来、シュヴァーベン方面に旅行するときに寄ってみたいです。