高倍率な廃バス
2016年 06月 05日
ヒメジョオンの乱れ咲く初夏の野辺です。
そのうしろにぼんやりと写っているのは・・・私の定点観測物件となっている「シマシマの廃バス」さんです。
今回はさまざまな焦点距離で撮ってみました・・・これはマイクロフォーサーズの14mm/F3.5です。
35㎜判換算で28㎜/F7.0ですね。
こちらは140mm/F5.6です。
35㎜判換算で280mmとなる超望遠域になります。
こちらは再び14mmですが、F7.1まで絞ってます。
手前の草から雲に至るまでパンフォーカスに移したいからですね。
これは28㎜/F7.1・・・35㎜判換算だと56mmの標準レンズの画角です。
廃バスのガラスの割れた窓からレンズを突っ込んで撮りましたが、このぐらいの画角がちょうど良かったです。
再び140mm/F5.6と、超望遠域でその蔓蔦の絡まるフロントウィンドウ付近を拡大してみました。
今度は後ろに回って、ちょっと離れた距離から・・・これも140mm/F5.6ですね。
6月初旬なので、まだ蔓蔦の勢いはマイルドです。
再び広角の14mm/F7.1です。
梅雨明けした7月末には、車体が見えなくなるまで蔓蔦に覆われてしまうこともありますが、今年はどうなるでしょうか。
65mm/F5.3です・・・35㎜判換算で130mm、中望遠から望遠に入ったぐらいの領域ですね。
デッドに横っ腹を狙ってみました・・・広角の14mm/F7.1です・・・これは絞りすぎかな。^^;
こちらも広角、14mm/F7.1です・・・換算28㎜なので、マイルドな広角感です。
換算20㎜以下のレンズだったら、もっと寄って極端にパースを付けて描写したくなるシーンです。
でも、28㎜あたりの外連味のない描写も記録としては見やすいかもしれません。
さて、これらの写真は一本のレンズで撮ってみました。
そう、マイクロフォーサーズ用の高倍率な便利ズームを手に入れたんであります♪
そのレンズのお名前は、"LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S."と言う長ったらしい名前なんであります。
35㎜判換算で広角28㎜から超望遠280mmまでをカバーする10倍ズームですね。
便利ズーム・・・実はかつてはM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6をしばらく使ったことがありました。
あまり上手に使いこなせないので、早々にドナドナしてしまいました。
じゃあ、なんでまたパナソニック製の便利ズームを手に入れたのかと言えば・・・
実は6/16~6/27まで、還暦記念と結婚25周年イブを兼ねてドイツ旅行に出かけるからなんであります♪
欧州、特に古い歴史のある街並みは、広角と望遠を駆使する被写体が多いんですよね。^^
フルフレーム機のNikon D610用の便利ズームも検討しましたが、欧州旅行は歩き回るので、小型軽量な方がありがたい・・・
また、このパナソニックの新しい便利ズーム、かつて私が使っていたオリンパス製の便利ズームに比べて、かなり性能が良くなっています。
特に、広角14mm~21mmまでの最短撮影距離が50㎝ではなく30㎝と短く、さらに標準域の25㎜ぐらいまではF3.7と若干明るくなってます。
そのため、1枚目のような広角端大ボケ写真が撮りやすくなりました♪
望遠端は10mm短くなりましたが、はっきり言って換算280mmと300mmの差は体感できませんからねえ。^^;
なので、来たるべきドイツ旅行では、Lumix GM5にLeica Summilux 25mm/F1.4を装着し、Olympus Pen Lite E-PL6にはこのLumix 14-140mm/F3.5-5.6を装着し、二丁拳銃スタイルで撮影することにしました。
浅い被写界深度が必要な場合は25㎜/F1.4、その他は便利ズームと言う割り切りですね。
このマイクロフォーサーズの二丁拳銃スタイル、かなり軽いんです。
- Lumix GM5 (211g) + Leica DG Summilux 25/1.4 (200g) = 411g
- Olympus Pen E-PL6 (325g) + LUMIX G 14-140mm / F3.5-5.6 (265g) + Olympus VF-2 (32g) = 622g
合計で1,033g、約1Kgです。
フルフレーム機のNikon D610だと、本体が850g、標準ズームレンズのTamron A09 (28-75mm/F2.8)が510g、合計で1,360g。
3割以上重くなってしまいますし、さらにTamron A001 70-200mm/F2.8まで持っていけば、さらに1,150g増えます。
もちろん写真のクォリティとしては、D610の方がダイナミックレンジが稼げますが、最近のm4/3は意外に侮れません。
また、フルフレーム機ならではの浅い被写界深度の写真も、Leica Summilux 25mm/F1.4ならフルフレーム機の50mm/F2.8と同等です。
まあ還暦だし、病み上がりだし、軽量な機材の方が身体に優しいのは間違いないですからねえ♪
愛知県豊田市にて
Olympus Pen Lite E-PL6
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
最後の1枚のみ、LUMIX DMC-GM5 & Leica DG Summilux 25mm/F1.4
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のことが良く分かる解説とお写真、ありがとうございます。
私はつい昨日、中古で20mm f1.7を入手致しました。(笑)
はい、純さんのブログを見ていて、このレンズが欲しくなりました、広角域で寄れてぼかせるのが楽しいです♪
おお、20㎜/F1.7を手に入れられましたか、開放からシャープでご機嫌なレンズですよ。^^v
還暦でも「まだまだ若い」・・・エキブロにはgettengさんのような大先輩がいらっしゃいますからねえ。^^
はい、ドイツではフォトジェニックな場所を回ってくる湯尾邸です、写真を撮るのが楽しみです♪
不思議ですよね、この放置バス・・・近隣で農作業している方々に聞いても、事情はよくご存じないようです。
欧州旅行はいつも歩くので、機材は軽い方が良いです・・・5年前の訪独の際は、2Kgの機材で撮影しました。^^
高齢者でなくても、クルマでない旅行では、小型軽量は大きな性能です。
どんな高性能マシンも、シャッター押せなきゃ価値はないですので。
そこに辿り着き、写すべき光景に出会うことが第一。
楽しみですね。
おっしゃる通り、大きな機材を持ち込んでも、肝心な時にシャッターが押せなかったら無意味ですよね。^^;
被写体は自分の足で歩いて探さなければ見つかりません、小型軽量には大きな意味がありますよね♪
仰る通り、欧州旅行では便利ズームは力強い味方になってくれますね~♪
私は、以前ドイツに行った(出張ですが^^;)ときは、単焦点を広角~中望遠まで5本体制で行きましたが・・・忙しかったです^^;
3本が限界と気付きました^^;
新機材を入手すると、定点撮影ポイントに行きたくなりますよね~!
私も、いつもそうです^^;
特に、レンズの具合を確認するには、一番手っ取り早いんですよね~♪
この時期は良いのでしょうね〜^^
旅のお伴には便利な超ズームが良いですね、
以前パナの14-150を使ってた時期がありましたが手振れ補正も
付いていてとても重宝しました。
根が卑しいものでこんなによく写るのなら単焦点ならもっとよく
写るのでは、とまた14mmを買ったりしましたがズーム1本で
十分なことを再認識しました^^;
ともあれ、お気をつけて行ってらっしゃいませ、
お土産ショットを楽しみにしておりま〜す(笑)。
私がもし海外旅行に持っていくならどの機材にするだろ?と考えましたが、手持ちの機材によさげなのがないです。(笑)
で、ドイツに行かれるんですか?よろしいですねえ。
大学生の愚息がこの夏にドイツに行こうとしてアルバイトに励んでるんですが、向こうの情勢はどうなんでしょうか。
もしよろしければそのあたりのリポートもよろしくです。m(_ _)m
ドイツ旅行、楽しみですね。ドイツで撮影される
お写真、楽しみに待っています。
今日はレンズのことを詳しく教えてくださり、あ
りがとうございました。レンズひとつで情景描写
が変化するんですね。欲しくなってしまいました。
ズームレンズを手に入れられたんですね!!
旅行写真には重宝しますもんね♪
GM5とPENの二丁拳銃、レンズも交換しなくて良いので便利な予感がします^^)
ドイツ旅行も素晴らしいですね~!!
古いお城など観光されるのでしょうか、楽しみですね♪
銀婚式の旅行写真をブログにUPしてください^^)/
自分は最近タイに富士のX-T10持って行きましたが、軽いミラーレス機はフットワークが軽いので街歩きが楽でした。ドイツ旅行楽しんできて下さい。
ガチで単焦点で撮るのも楽しいと思うんですが、時間との兼ね合いで海外旅行は便利ズームの独壇場でしょうねえ。^^;
定点観測ポイントは、新機材のテストにぴったりです、撮影するべき部分を熟知してますもんね。^^
便利ズームって、名前の通りにほんとに便利なんだよねえ、それが小型軽量なら言うことないっす♪
もう若くはないので、苦行みたいな旅行はできません・・・お気楽旅行専門なのだ~。^^
ドイツ在住の友人が、ドイツ旅行なら6月が一番と言っていたので、この時期を選んでみました♪
欧州は大好きな目的地なので、毎回撮影機材は入念に選んでますが、今回は機動性重視で行ってこようと思ってます。^^
便利ズームの試写なので、ついつい広角端や望遠端が多くなってしまいますねえ。^^;
慣れてきたら中間焦点距離も使ってみようと思いますが、想像以上に写りが良いので、正直驚いてます♪
あはは~、手持ちの機材によさげなのがなければ・・・新機種導入の良いチャンスではないですか♪
おお、ご子息さん、ドイツに行かれる予定なんですか・・・じゃあ、私の帰国後のブログを楽しみにしていてくださいな。^^
時間があるときは単焦点レンズでじっくりと撮りたいんですが、旅行ともなると時間的な制限が多くて無理ですね。^^;
このレンズ、想像以上に良いですよ、意外に小型軽量だし、オークションではお手頃な値段で入手できます♪
GM5とPEN、どちらも小型軽量なので二丁拳銃スタイルが可能だし、相互補完的に使えるので便利です♪
今回は、木組みの家が多い地域を中心に回る予定で、お城はあまり行かないかも・・・^^;
一枚目、このレンズの特徴を生かして撮ろうと思って、思い切りにじり寄ってやりました♪
新しいパナの10倍ズーム、思っていた以上に使い物になりますね、以前のM.ZUIKOに比べ、より魅力的です。^^v
おお、富士のX-T10を持ってタイに行かれましたか・・・あそこも被写体が多い国ですね。^^
強烈な日差しの下では、EVFファインダーの付いたミラーレスはありがたいですよね♪
ミラーレス、良いですね。
私も1セット欲しい所ですが、一度持ってしまうと重たいデジイチの出番が無くなりそうで、購入を躊躇してます。
2倍の画角なので望遠系の撮影には重宝しそうですね。
勝手に帰国後の写真楽しみにしています!!!
旅行といえば何処をまわるかも楽しみですが、どのレンズを持っていくか、思いをめぐらすのも楽しみの一つですよね^^
ちなみにkenzoが行ったカンボジア旅行、レンズ3本(広角ズーム、万能ズーム、単焦点50mm)を持ち出しながらも結局単焦点はあまり使わずでした...(- - ;;
理由は空気が乾燥し過ぎてて、外でレンズ交換をするのが怖かったという。。。
還暦を迎える歳になってくると、ミラーレスのEVFの方が歩留まりが良くなってきますね、縮小拡大自由自在ですから。^^;
確かに、最近Nikon D610、ほとんど触ってせん・・・病み上がりってのもありますけどね。^^
海外旅行に行くときはたいてい標準ズーム+αのことが多かったんですよ。
でも、今回は便利ズームと標準域の単焦点を装着した2台というツープラトンで行こうと思ってます。^^