晩冬の廃屋
2016年 02月 21日








近所の廃屋を撮ってみました。
ここも、新築のころには、毎日ウキウキ気分の住人が住んでいたんでしょうね。
人が住まなくなってからずいぶん長く経っているようで、室内は室外以上に荒廃していました。
廃バス、廃軽トラ、廃工場、廃屋・・・滅びゆくものに惹かれてしまいます。
かつてはにぎやかにもてはやされた時代もあったのに、今は人に忘れ去られ、静かに朽ちていく・・・
こういうものを見ると切々とした哀愁を感じ、無意識に撮影行程に入ってしまいますね
美しい風景や花、可愛い動物や子供に比べると、こういうものを撮る人はあまりいないと思います。
でも・・・誰も撮らないものこそ、私が撮らなくては、と思います。
それゆえ、アメリカの女流フォトグラファー、ダイアン・アーバスの言葉には共感を覚えます。
"I really believe there are things nobody would see if I didn't photograph them."
「私は確信している・・・誰も見ようとさえしない世界が存在するのだ、もし私が撮影しなかったら。」
こういう写真はカラーで撮るより、モノトーンのほうが似合います。
でも、純粋な白黒だとあまりにシャープすぎて、ここに住んでいた人の気配が出しにくい・・・セピアだけだとセンチメンタルすぎる・・・
なので、先日の「哲学的な気分になれる冬の散歩道」で使ったスプリットトーニングを改良して使ってみました・・・ハイライトにブルー、シャドウにセピアです。
気に入ったので、"Blueish Sepia"と言う名前でAdobe Lightroomにプリセット登録しておきました。
愛知県みよし市にて
Nikon D610
Ai Nikkor 35mm f/1.4S
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その内に、廃高層ビル・マンション、廃大型船なども出てくるかもわかりませんよ。
そうなったときはもう廃国といっていいほど我が国は廃れ行くものになっているかと・・・\(◎o◎)/
そんなことできるんですね。
それにしても廃屋はどうして足の踏み場もないほど荒れるんでしょう。
多分住んでいた人が出て行った時にはもっと整然としていたに違いないのに。
年月とともに窓や戸が破れて雨風にさらされるんでしょうか。切ないものがありますね。
3枚目の荒れた廃屋の屋根に猫がおりますね!
住んでるのでしょうか?
食べ物はないでしょうが雨風はしのげるでしょうね。
いろいろ想像してホッとしました。
猫ちゃんにポチです。(ネコにポチ?)
寂れていく区画をどう立て直したらいいのか
現実的には大変難しい問題がありますね
廃墟になってしまった有様を見ると寂しさを感じます
人の流れを自分一人でコントロールするのは容易な事ではないですね
ひっそりと静かに時間が流れて、番人は猫一人......
仰る通り、これはモノクロームでアーティスティックに仕上げたくなりますね。カラーで写実的に行くと、ドキュメンタリーになりそうで・・・怖いです^^;
3枚目・・・猫ちゃんがいるのですね~♪
ここは、今はこの猫ちゃんのお屋敷になっているのですかね。
このプリセット、素敵ですね~!
青白い光がとても利いております!
寒々しく、且つ神々しいです。
私も、誰も気に掛けない光景・風景を探してしまいます。
そうなると・・・誰も出かけないような時、あるいは誰も立ち入ろうとしないところになってしまうんですよね~^^;
Adobe Lightroomは写真に特化したソフトなので、いろいろな設定ができますが、ハイライトとシャドウにそれぞれ色を加えられるのは面白い機能ですね。^^
人間が住まなくなると、本当に早いですね・・・一年ぐらいで、目を覆うような荒廃ぶりになってしまいます。
はい、ここには野良猫さんが住んでおります・・・うちの街で世話をしている地域猫さんたちですね。^^
食べ物は、我々が定期的に給餌に行っておりますので、野良猫と言えども丸々のツヤツヤですね♪
廃墟になっていく理由はさまざまあるのでしょうね、過疎地でなくても廃屋は増えつつあるんだそうです。
ここもひところはホームレスの人も住んでいたらしいんですが、今では誰も寄り付かなくなってしまったようです。
逆に都内では増えているようで、ニュースで見ることがあります。
家のことも、墓のことも、大きくその関わり方が変わりましたね。
わたしたちには、先ず、撮るということからしか始められません。
そーそー、最初、カラーで現像したら生々しすぎて見るのが辛かったです・・・色を抜いたほうがドライで良いですね。^^
ここにはうちの街のネコの会でお世話している猫ちゃんが住み着いておりまして、近づいても逃げません・・・餌がもらえると思ってるみたいです。^^
そうそう、都会では今、廃屋が増えていると聞いています・・・住む人が居なくなって荒んだ家、名古屋でも見かけます。
また、老人の孤独死も問題になっているようですね・・・核家族化の成れの果てなんでしょうが、寂しいことです。
廃屋の中には、ビビりの私は入れないかもです。(汗)
フィルム時代は、モノトーンとかB&Wと言っても、温黒調や冷黒調もあってさまざま・・・デジタル時代にもいろいろ調色したくなるんですね。^^
ここ、何回も来ている場所なので、あんまりおっかなくありませんでした・・・初めての場所だとよう入りません。^^;
今日は失礼いたしました!!突然で驚かれましたよね^^;
足助に行かれると聞き、もしやと思いまして。
奥様やカメラ仲間さんともお会いできて嬉しかったです♪
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
あれからバンバン堂にも伺ったのですが満席で引き返してきました(笑
ノスタルジックな雰囲気でカレーも美味しそうでしたので次回のお楽しみとします!!
廃屋写真、微妙に生活感が残っているところがリアルですねぇ。
当時の住人に何があったのか想像すると、
確かにアンタッチャブルな、哀愁にも似た不思議な何かを感じてしまいます^^)
"Blueish Sepia"ですか、なかなかしゃれた「名前」をつけられたこの色合い、なかなか良いですね。見とれました。もちろんそれぞれのカットが見事で、なおその色と協調でインパクトあります。
1枚目、2枚目などバックのボケ味が良いです。楽しめました。
今日はお会いできて楽しかったです~、声をかけていただき、どうもありがとうございました♪
バンバン堂さん、混んでましたか・・・う~む、残念でした・・・なかなか風情のある昭和なインテリアでしたでしょう?^^
こういう廃屋、おっしゃるようにアンタッチャブルな雰囲気のするところもあり、撮影には神経を使いますね。
それではまたお会いできるのを楽しみにしております。^^
セピア系だけだとちょっと温かみが強すぎて、意図しているものとは違う・・・それでブルーを加えてみました。^^
1枚目と2枚目は、この35mm/F1.4の絞り開放です・・・不思議な浮遊感が漂う描写をするレンズですよね。
また遊びに来てくださいね~。^^v