落ち葉の森に眠る高度経済成長期
2016年 02月 10日
先日、銀塩フィルム写真ブログでご紹介した、「冬の雑木林に眠るライトバス」です。
雑草が枯れ果てる真冬は、こういう「草ヒロ」系の被写体を遮るものが無くなるので、撮影がしやすいですね。
デジタルバージョンは、確信犯的に冬らしい陰鬱な曇天の日に出かけました・・・廃バスの孤独感にふさわしいし、フラットな光のほうが撮影しやすいですから。^^
フィルムブログでのエントリでも書きましたが、この廃バスは1963年に登場した、トヨタライトバス RK170B型のようです。
トヨタ車体株式会社(旧アラコ株式会社)が製造したもので、日本初の量産小型バスだそうです。
この時代は、まだマイクロバスと言う言葉はなく、ライトバスと呼ばれていたようです。
いつから野ざらしになっていたのかはわかりませんが、素晴らしく迫力のある顔貌となっておりました。
明るい青に濃い黄色と言う塗装色、昭和期によく見かけた懐かしい配色です・・・これ、オリジナルではなさそうで、ところどころ違う塗装色が見えました。
そして、長い年月をかけて醸成された赤錆・・・実に素晴らしいです・・・赤錆フェチにとっては垂涎ものでした♪
このライトバスが生まれた1963年は、私が小学校1年だったころです・・・日本の高度成長期の真っ只中でした。
私同様に、この廃バスも歴史の目撃者だったのでしょうね。
明るい未来のみを信じていた昭和後半から、バブルが弾けて成長に陰りが見え始めた平成・・・様々なドラマを見つめて来たのでしょうね。
うむ~、この廃ライトバスは私の弟みたいなものなのかも・・・これからも、定点観測を続けて行きたいものです。
愛知県みよし市にて
Nikon D610
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09IIN)
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それにタイトルがまたスゴイf^_^;
私もタイトルにはこだわる方ですが、黒顔羊さんのタイトルセンスにはいつも感嘆します。
う~ん、貴地には素晴らしいリ-ゾトが目白押しなんですね、素晴らしい(◎_◎;)
おはようございます‼︎
バスのカラーリングとサビ具合がすごくマッチしていますね
また周囲の環境がバッチリですね
落ち葉が積もっていたり
少し傾いてるのが気になります
ちゃんとまっすぐ置かれていて内装を綺麗にしたら.......
素敵な季節の風物詩を観察する休憩所に素敵な場所になりそう ^^;
今、グーグルマップでも確認できました(笑)
以前も撮ったけれど、錆びが進行してるので、また撮らせてもらおうかな。
ランキングのボタンですが、押してからまた返ってくれば良いのですか。
そちら様に都合の良い使い方を教えてください。
カラーで見ますと、このバスの朽ち果て方を如実に表しますね~^^;
おどろおどろしいまでの、哀愁でございます^^;
塗装の下から腐食が進んで浮いてきておりますね~。
それでも、こうやってしっかりと形を保っているのは、やはり頑丈なのでしょうね~。
バスは、恐らく他の自家用車に比べれば、相当厚い鋼板で作られているでしょうから。
どのくらい、このバスはここにいるのでしょうかね?ふと疑問に思いました^^;
それが分かれば、およそ何年くらいで錆銀好みの廃バスが出来上がるのか・・・シミュレートできたりして^^;
な~んて・・・^^;
私の趣味を理解してくれているお友達がたくさんおりまして、「こういう物件を見つけたけど・・・」って、教えてくれるんですよ。^^
基本的に田舎なので、「草ヒロ物件」は結構多いですね♪
昔はほのぼのした色合いのバスだったんだと思いますが、今は赤錆とミックスされ、大迫力ですね。^^;
あはは、休憩所ですか・・・赤錆ふぇちの休憩所になることは間違いないと思います♪
うぉぉぉ、お近くに鉄道車両を置いているお家があるのですか・・・う~、うだやまぢい、ぜひ撮ってアップしてくださいな。^^
ランキングのボタン、私も良くわかっていないのです・・・どうしたらベストなのか、ちょっと研究してみますね。^^;
白黒写真は素敵なんですが、この塗装色の褪色ぶりと赤錆の進行ぶりは、カラーじゃないと到底表現できませんね。^^;
わははは、中古のバスをどこかから買ってきて、毎日塩水ぶっかけて赤錆を育成・・・きっと楽しいだろうなあ♪
うんうん、同時代に作られたものって、強烈な仲間意識を持ちますよね。
うちにあるカメラだと、Rolleicord Vが同じころに生まれたはずです・・・S/Nを追跡して調べましたから、間違いないはず♪
なるほど、Lostですか・・・実際、こういう廃バスファン、アメリカにも多いようです。
"Wrecked bus”で画像検索をかけてやると、いっぱい素敵な奴がでてきますもんね。^^