
赤錆の浮いたガードレールの向こうには冬の枯野・・・そこに佇むのは、やはり赤錆の浮いた廃バスのようです。

夏から秋にかけて猛威をふるったセイダカアワダチソウも、真冬の今はすっかり枯れ果てていました。

バスに近寄ってみると・・・「市営」の文字が読めます・・・カラーリングから判断すると、名古屋市営バスのなれの果てのようです。

裏側に回ってみると・・・おお、表とは打って変わってカラフルな落書きに彩られていました。

このバスが置かれているのは枯野の真ん中・・・

つまり「草むらのヒーロー」なんであります。
草むらで朽ちていく赤錆の浮いた廃車をこう呼ぶのですね・・・私の写真友達のフィルガソさんに教わった言葉です。
通称「草ヒロ」と呼ばれ、ネットで「草ヒロ」をググってみると、夥しい数の赤錆廃車の写真を見ることができます。^^

窓ガラスはひび割れ・・・

ボディには錆が浮いて蔓蔦に絡まれ・・・

徐々に大地に戻っていく廃バスなんでありました。
ちなみにこの廃バス、昨年の秋にもRolleiflex 2.8Cで撮っておりました・・・でも、濃密なセイダカアワダチソウの群生に阻まれ、接近不可能でした。
さすがに厳冬期になると、近寄りやすくなります・・・とは言うものの、藪こぎはなかなか大変でしたけどね。^^;

2012年の夏に初めて撮影したときは、まだ新しい印象の廃バスでしたが、4年経って廃バスらしい風格が出てきたように感じます。
この「草ヒロ」な廃バス、これからも定点観測を続けて行きたいと思います♪
愛知県豊田市にて
Nikon D610
Ai Nikkor 35mm f/1.4S with ND8 Filter

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先日長久手市で見たバスとよく似ていますね?
豊田市と久手市は違う町でしょう?
「県営」じゃないの?^^
ロンドンの場合は違う区によって道の標識もちょっと違いますよ。
でもバスは全部同じ赤いです。^^
我が家に近くにも結構あるんですよね、草ヒロ。
さすがにバスは捨ててありませんが、ちょっと前までオート三輪が朽ちておりました。
あれ、どうなったんだろ?
そばに鉄塔があってロケーションも申し分なく、黒顔羊さんのブルーも全開で魅力的なんであります。
いつもながら見事ですね。
冬になって、随分印象が変わりましたね~^^;
やはり冬こそ錆物件・・・あ、草ヒロ物件^^;巡りの季節ですね~♪
2012年夏の様子も拝見いたしました。仰るとおり、かなり良い感じに錆が醸成されて参りましたね~!
これからが楽しみな物件ですねv^^
この時期になりますと、セイタカアワダチソウの名前がイメージできますね。
確かに・・・泡立っているように見えるのでございますv^^
越後では今頃雪の下ですので、こういう姿はなかなか拝めないのですよね~^^;
市営のバスがなぜ斯様な廃棄をされるのか理解に苦しみます。
しかも、財政難は考えにくい豊田市です。
案外、貴兄のための写材として遺してくれたのかも(*^m^*)
「拝啓、廃バス様、いかがお過ごしでしょうか?」と思っていたところで、とてもタイムリーな写真です!
こうして廃バスを背景にして撮る写真も面白いですね~☆
これこそ廃景写真でしょうか^^
草ヒロとはうまく言ったものですね!小さい頃は廃棄された自動車が秘密基地となってよく遊んだ頃を思い出しました(#^.^#)
枯野の中の廃バス。この時期にこんな情景を見てしまうと、廃バスに
対し、やるせない気持ちが湧いてきてしまいます。どうして名古屋市
バスがこの場所に置かれているのでしょうか?不思議ですね。
ならば、みんなのものかも知れませんね(笑)
車内にも植物は入り込むのでしょうか。 そうなると、凄い景色になりそうな・・・。
こちらは少し雪でした。 春の淡雪。
なるほど、バスの墓地ですか、それはとても良い表現かもしれません♪
長久手市も豊田市も名古屋の郊外です・・・M25の内側のGreater Londonみたいな感じなので、名古屋市バスがあってもそれほど不思議じゃありません。^^
お~、ご近所に草ヒロがあるのですか、ええなあ、しかも錆びたオート三輪♪
ぜひ撮ってみてくださいな、お宝ですから。^^v
鉄塔フェチと赤錆フェチにはたまらないロケーションですね。
しかも、晩秋にはセイダカアワダチソウの真っ黄色な海になりますから、青い空とのコントラストは最高になると思います♪
そーそー、あのセイタカアワダチソウの擁壁に守られていた廃バスです、冬枯れしてようやく近寄れるようになりましたよ。^^
なるほど・・・豪雪地帯の越後では、セイダカアワダチソウの冬枯れした姿は見られないんだ・・・愛知県では冬のシンボルみたいなものですね♪
この名古屋市営バス、おそらく名古屋市からおさがりをもらった業者から手に入れたんじゃないでしょうか。
うちの近くには、ここ以外にも古い名古屋市バスを庭先に飼っているおうちがありますから、結構放出物品として一般的なのかも。^^
この廃バスはいつもの廃バスではないのですよ・・・うちのあたり、結構廃バスが多いです・・・もちろん、シンさんをお連れしたあの廃バスも撮ったけどね♪
なるほど・・・廃景写真・・・うまいなあ、座布団1ダース差し上げます。^^
いつもの廃バスはHino製の川本ポンプの車用バスですが、これは名古屋市バスのなれの果てでしたね。^^
草ヒロ、廃車で秘密基地遊びをした年代の人々の間で使われている言葉なのかも♪
ここ、夏の間は夏草に覆われてしまって廃バスがあることにほとんど気が付かないんですが、草が枯れ果てる冬になると姿を見られますね。^^
どうしてここに名古屋市バスがここにあるのか・・・不思議です、使っている様子はまるでありませんしね。^^;
もともとは名古屋市民の税金で贖われていた公共の所有物だったんでしょうね、でも払い下げがあるのかもしれません。^^
中には蔓蔦が茂っておりましたよ・・・夏になったら、完全武装して見に行ってみようか、と思ってます。^^;;;
なるほど!
そういえば、ロシアでは日本企業の社名とかマ-クがそのままの車が多いのでもわかりますよね(・∀・)
しかし、ガラスのひび割れとか、錆がいい味わいを出してますね。
千葉では廃バスを見かけないので残念です。
あっても廃チャリぐらいでしょうか(笑)
日本で使命を終えた旧車たち、世界各地ではまだまだ見かけますよね。^^
自動車だけでなく列車なども多く輸出されておりますねえ♪
そーそー、私もつい最近まで知らなかった言葉なんであります。^^
千葉県、田舎に行けばいっぱい「草ヒロ」物件ありそうな気がするんですが・・・パー線沿線あたり、探索してみると面白いかも♪
草ヒロって言葉、初めて聞きました。
役目を終えてここに置かれ、ボロボロになり、安堵しているのか。
中々に抒情的な風景です。
じつにアーティスティックです(^^)v
「草ヒロ」で画像検索してもこのようなお写真は出てきません。
これは「草ヒロ」写真の歴史を変えるエントリーになるのではないでしょうか?^^;
リンクありがとうございます(^^)v
私も草ヒロと言う言葉は最近まで知りませんでした・・・ぐぐってみて驚きましたよ。^^
滅びの美学が好きな私には、たまらなく抒情的なシーンでした♪
草ヒロと言う言葉を教えていただき、どうもありがとうございました。^^
ぐぐってみてたまげました・・・赤錆びた廃車のファン、全国にいっぱいいるんですね♪