風化しつつある永遠
2016年 01月 17日
昨日、町内の林の中を散歩に行ってきました。
冬枯れした林の中を歩いていると、白い物体が見えて来ます。
先日、写真友達に存在を教えてもらった、赤錆が浮き出た廃車です。
その時は光線の具合が良くなかったので、昨日仕切り直して撮影に出かけてきたのですね。
ウィンドウもすでに割れてしまっていました。
かなり錆が浮いていますが、さほど古いモデルではなさそうです。
すでにドアミラー化されていたし、トランスミッションもAT仕様なので、バリバリの昭和モノではないようです。
Cピラーは、樹脂製のパネルでデコレーションされていたのでしょうね・・・でもパネルはすでに落剝していました。
うむ、この特徴あるウィンカーとクラスタースイッチ・・・見覚えがあります。
”ETERNA Σ"・・・三菱エテルナ・Σ(シグマ)の三代目、E10系ですね。
私が社会人になって働きだしたころ・・・1980年代中頃によく見かけたクルマです。
トヨタや日産とは明らかに異なるデザインテイストで、フランスのシトロエンっぽい瀟洒な雰囲気のFF中型セダンでした。
エテルナ・・・英語の"Eternal"(永遠の)と同じ語源を持つ言葉ですね。
もはや永遠に動くことはないのでしょう・・・人もあまりやって来ない林の中で、ひそやかに風化していくように見えました。
ちなみに昨日は、Rolleiflex 2.8Cでの撮影がメインでした。
1日で120フィルムを一本撮ってしまったので、帰宅後、早速現像・スキャンを完了しました・・・このエテルナも撮っておりましたよ、もちろん。
うむ~、こういう被写体は白黒フィルムの方が心に残るかも・・・あ、中判6x6と比べたら可哀想ですけどね。^^;
愛知県みよし市にて
LUMIX DMC-GM5
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH
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エテルナ、昔ありましたねぇ!!
車の名前って永遠とか無限とか、手に届かないイメージの名前が多いですよね。
不法投棄なんでしょうか、劣化が激しそうです。
ところで最近ニコンからD5とD500が発表されましたね。
とんでもないISO感度らしいですが、早く作例をみてみたいものです。
それからフジも新機種がでました~。
まぁどれもこれも、僕には手が届かないイメージのカメラです(笑
エテルナ、私の記憶にもありますね~。結構見かけたような気がします。
しかし・・・これはまた哀愁ちょちょぎれるお姿ですね~^^;
人知れず、長年ここに放置されていたのですかね~?
葛蔦の鞘が、更に冬の郷愁を物語っております~v^^
自動車の名前は具体的なものより抽象的なものほど、想像力が働いて楽しいです♪
今年のニコン、絶好調ですね・・・D5はともかくD500が出るとは意外でした・・・年末にはフルフレームなミラーレスが出るとか・・・楽しみです♪
昔の三菱車は魅力的な自動車がたくさんありましたよね、ランサー、ギャラン、ミラージュ、トヨタや日産にはないタイプのクルマでした。
でも、残念ながら今はちょっと勢いがなくなったかも・・・
この世代のギャランシグマやエテルナシグマ、結構なヒット作だったと思います、タクシーでも使われてましたよね。^^
そうか、1枚目の鞘は葛蔦のものだったのか・・・ググってチェックしましたよ、あれはやはり豆の仲間だったのだ~♪
白い骸骨・・・うひゃ~、おっかないです、トランクは怖くて開けられません。^^;
ここ、夏になったら雑草が繁茂して近寄れないでしょうね、冬だからこそ撮影できたんだと思います。
2ドアのクーペボディ、FR、5MT、角目4灯のヘッドライト。
シグマを拝見してふと思い出しました。
30年弱前の思い出です。
割れたガラスがすごく印象的です。
三菱のギリシャ文字シリーズ、昔は人気がありましたよねえ、デザインがシャープで未来的でした。^^
この窓ガラス、初めから割れてたのかそれともここに来てから割られたのか・・・ちょっとわかりませんでした。