東三河の美術館に棲む光蜥蜴
2018年 02月 20日
先週末、豊橋市美術博物館に行ってきました。
三河地区の美術館は、地元の豊田市はもちろん、岡崎市や刈谷市、高浜市のを訪問済みですが、豊橋市のは今回初めてでした。
ちなみに一枚目の意匠は、美術館のガラスドアにあしらわれていたものです。
この紋章は「千切紋」と呼ばれ、かつて豊橋市を支配していた三河吉田藩主松平(大河内)家の紋章だそうです。
訪問の理由は、「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」を見るためでした。
ウィリアム・モリスは、19世紀ビクトリア朝後期の英国で活動したデザイナー・詩人・社会思想家です。
私はウィリアム・モリスや彼が率いたモリス商会の”Arts & Crafts"な作品に魅了され、英国まで出かけてその足跡を探訪し、ウェブサイトまで作ってしまった大ファンです。
県内の美術館で特別展が開催されると知って、早速訪問してきたと言うわけです。
ウィリアム・モリスは多彩な才能を持っていましたが、今回の展覧会はデザイナーとしてのモリスに焦点が当てられており、「生活と芸術の一致」という思想のもと作られた壁紙やテキスタイル、家具、書籍など約100点が紹介されていました。
その多くは英国のケント州のレッド・ハウスやオクスフォード州のケルムスコット・マナー、ウォルサムストウのウィリアム・モリス・ギャラリーで見たものでしたが、何回見ても素敵なものは素敵です。
それにしても豊橋市美術博物館、気合が入っていますね。
巡回展ではなく、自らの企画案でこの規模の美術展を開いてしまうとは・・・
愛知県在住でアール・ヌーボー系のアートがお好きなみなさま、ぜひ豊橋までおでかけになってみてください。^^
愛知県豊橋市今橋町3−1 豊橋市美術博物館にて
LUMIX DMC-GX7MK2
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH
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1枚目の意匠は三河吉田藩主松平(大河内)家の紋章とのこと
以前私がアップした中屋敷後は高崎藩主は松平(大河内)家でした。
関係があるのでしょうか?
ウィリアム・モリスは以前どこかで見たような気がします。
たぶんNHKEテレ日曜美術館だと思います。
ウィリアム・モリスに関するサイトも見ました。
教会や別荘素敵ですね。^~^
うまくピックアプされてるのか、やはり、好循環が起こっているのか。
とても気持ち良く思わされています。
わたしも、恥ずかしいほどほんの僅かですが、
手仕事の美しさをハイテクに紛れ込ませたく、仕事してます。
三枚目、4枚目の写真が味わい深いですね
厳密的には違うのでしょうけど
フィルムのコダクローム的な奥深さのある様な味わいに感じます
たまには美術館で自分の中に眠ってる感性を刺激して目覚めさせたいのですけど
いや、もしかしたらもう感性は枯渇してるかもしれませんが ^^;
松平(大河内)家はいろいろなところに分家があったのでしょうかね、いずれにせよ三河武士でしょうね。^^
ウィリアム・モリスのデザインはいまだに人気があって、飽きが来ませんねえ。^^
これだけの内容ですから、巡回展にするべきだと思うんですけどねえ。
それにしても、豊橋市は人口では豊田市に負けてますが、文化的にははるかに上ですわ。^^v
美術展そのものを撮影することはNGなんですが、せっかくなので美術館周りの光蜥蜴を撮って来ました。
手仕事の美しさ・・・写真を仕上げる時も、一枚ずつRAWから仕上げてます、って駄目ですかねえ。^^;
コダクロームですか、渋くて重い発色でしたよね、パナソニックのカメラは確かにその傾向があります。^^
同じマイクロフォーサーズでも、オリンパスはより鮮やかで派手です・・・カメラ女子向きかな。^^
ウィリアム・モリスやアール・ヌーボー系の意匠は意外に東洋的で、日本人の感性に合いますね。
今のところ巡回展ではないようですが、ひょっとすると巡回展を希望するところが出てくるかもしれませんね。^^
例えば、アンプのシャシーを銅板で作ったとしますよね、
その板が切り落とした四角よりは、角を落とした方が音が良いとか、
(尖らないってことなのかな)あり得る話かな、って。
そういえば、英国好きなら、もしかしてオーディアアンプがイギリス製とか?
クォードのアンプ、中を見ると過不足ない配線が施されていて、
物作りって、こうでなくっちゃと思ったのが、半世紀近く前。
この精神、大事にしたものだなと思いました。
自動化するのではなく、できるだけ自分の意思で何かを作り上げていくプロセス、大切にしたいですね。
英国系のオーディオ機器、魅力的ですよね、Wharfedaleのスピーカーは欲しいなあと思っています。^^
豊橋市美術博物館って、豊田市や岡崎市の美術館に比べると、ちょっとレトロな雰囲気ですね。
まともに写しても記念写真にしかならないので、あえて外して光蜥蜴にしてしまいました。(;・∀・)
最初の数枚を見ていて、美術館???
と疑問に思ってしまうような視点で切り取られていて
とっても素敵な写真だと思いました (≧▽≦)
ウィリアム・モリスさんのアート
画像検索してみたら、どツボなイメージがっ!
イギリスのビクトリア朝はゴージャスですね。
私は、もう少しシンプルな
フランスのアール・デコが好きで…
アンティーク大好き人間です (* ´艸`)
ピカピカのモダンスタイルより
古いモノに囲まれて暮らす方が落ち着くような?
今後も宜しくお願いします☆彡
ウィリアム・モリスのデザインは、ビクトリアンからアール・デコへの移行期の産物かもしれませんね。^^
古いモノ、長く生きてきたモノたちの佇まいは素敵です、一朝一夕ではできない味わいがあります。^^
ぜひまた遊びに来てくださいね♪