2016年 07月 04日

"Value For Money"な美術館

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天井からぶら下げられた人形たち・・・とってもシュールな風景です。

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これはドイツのアーティスト、Wiebke Siemさんの"What Things Dream"と言う作品です。
彼女が木などで作成したパーツを、鑑賞者たちが自由に組み合わせて新たな作品を作り上げることができます。
「創ったものを写真に撮って送ってください」という、極めて面白いインスタレーションでした。

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さて、この作品があった場所はここ・・・
デュッセルドルフ市内にあるノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館「K20」です。
デュッセルドルフにはクンストアカデミーと言う美術学校があるせいか、素晴らしい美術館が揃っており、いわば「芸術の街」ですね♪

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私たちが入館したときは、Dominique Gonzalez-Foersterさんの"1887 – 2058"と言う作品を展示中でした。
ブルーと黄色に塗られたベッドとサイのいる空間、かなたには不思議な造形物・・・うむ~、これが2058かな?

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黄色いマリアさまと黒い鉄のオブジェ・・・うむ~、濃いわ~♪

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で、これが1887・・・部屋の隅には古い本や蓄音器が積み重ねてありました。
こういうインスタレーション、大好きなんですよね、今年は「あいちトリエンナーレ」があるので楽しみです♪

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この作品の図録は、ミュージアムショップでも販売中でした。

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実はこの美術館、「K20」と言う名前の通り、本来は20世紀の作品が中心なんであります。
こちらはフランスのシュルレアリスト、イヴ・タンギーの作品ですね。

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20世紀ですから、美術の教科書で見たことのある有名な作品もたくさんあります。
こちらはマルク・シャガールの作品です。

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ルネ・マグリットの作品の前では、高校生たちが美術のお勉強中でした。
ええなあ、ほんものを目の前にして勉強できるなんて♪

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中ほど奥に見えるのはパウル・クレーの作品ですね。
彼はデュッセルドルフのクンスト・アカデミーで教えていたので、たくさん収蔵されておりました。

左側はアメリカのシュルレアリスト、マン・レイの作品です・・・ソラリゼーション技法の写真で有名ですが、普通の絵も描いてたんですね。

ちなみに、あまり絵に近寄りすぎると、そこに立っている警備員さんが近寄ってきます。
無言ではありますが、ジェスチャーを駆使してプレッシャーを与えにかかります・・・「それ以上近寄っちゃいかんぞ、わかるよな?」って。^^;

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美術館と言う空間、イレモノとして見てもアーティスティックですね。
ついつい構図に凝って写真を撮りたくなってしまうんであります。

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う~む、堪能しました・・・
ここの入場料は12オイロ、日本円で1400円ぐらいです。
20世紀を代表する作家の素晴らしい作品をたくさん見られて写真まで撮らせてくれる・・・実にお値打ちな美術館でした♪

今回は時間の都合で「k20」しか見ませんでしたが、21世紀の作品を中心にした「K21」も近くにあるそうです。
次回デュッセルドルフに来た時には、ぜひ見に行こうと思っております♪

ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館「K20」にて、Düsseldorf, Germany
Olympus Pen Lite E-PL6
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6

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by blackfacesheep2 | 2016-07-04 05:00 | Overseas Trip | Comments(20)
Commented by yuta at 2016-07-04 05:43 x
おはようございます
面白い作品が沢山あって見応えがありますね
美術学校あって美術館があって・・・
上野のような感じをイメージしました
Commented by getteng at 2016-07-04 07:50
blackfaceseep2さん
此処には何時間いても飽きないでしょうね。
しかも、撮影OKとは嬉しいですね。
我が国で撮影可としている美術館って聞いたことがないですよ。
Commented by pikorin77jp at 2016-07-04 07:56
おはようございます。
美術館自体がアートなのに それを撮られた写真も とってもアートですね。いつも 垢ぬけてて洗練されたお写真のように思えます。
Commented by j-garden-hirasato at 2016-07-04 10:26
展示品の前で、
学生たちがレクチャーを受けている光景、
日本では見られませんね。
こうして学生の頃から芸術に向き合っていれば、
芸術が身近に感じられるだけではなく、
町全体をキレイにしようという感覚も、
養われるでしょうね。
Commented by voyagers-x at 2016-07-04 10:41
おはようございます!!
アートとは、不思議な解釈困難なものを時間を掛けて鑑賞して
自分なりに納得できる解釈を見つけるのが楽しいのでしょうね
ちょっと不思議なアートでしたね

Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 15:18
yutaさん、こんにちは。^^
なるほど、上野にも美術学校と美術館、ありますよね。^^
やはり芸術的な環境って、シンクロするのかな♪
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 15:19
gettengさん、こんにちは。^^
おっしゃる通り、時間が許せば一日ゆっくり滞在したいぐらいでした。
うちの近くの豊田市立美術館、基本的に撮影可です・・・日本では珍しいかも♪
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 15:21
ピコさん、こんにちは。^^
美術館は環境が良いので、写欲を掻き立てられますね。^^
この美術館も、建物も収蔵作品も素敵でした。
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 15:29
j-garden-hirasatoさん、こんにちは。^^
床に座り込んで美術のレクチャー・・・確かに日本では無理でしょうね、いろいろな意味で。^^;
ドイツの人々が都市景観にこだわる理由、確かに子供のころからの教育に起因するんでしょうね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 15:30
voyagers-x さん、こんんいちは。^^
アートの鑑賞方法は、人や国によってさまざま・・・面白いですよね。
自分がいいな、と思う作品だけを見て行けばいいんじゃないでしょうか♪
Commented by iwamoto at 2016-07-04 19:12 x
う〜〜ん、これはたっぷりですね。
お腹いっぱいになりそう。
マン・レイの描いた画、初めて拝見。 有り難うございました。
Commented by yamaboushi53 at 2016-07-04 19:48
黒顔羊さん こんばんは
素敵な美術館ですね。館内の撮影が許可なんですね。
素晴らしい作品を鑑賞することができました。
ありがとうございました。
Commented by 皐月の樹 at 2016-07-04 21:07 x
仰る通り、本物の作品を目の前にしながら美術の勉強に励めるって、凄い事ですよね~!
我々は、せいぜい美術の教科書に載っている作品群を必死で覗き込むのが関の山ですからね~^^;
羨ましいですね~♪
いずれも素敵な作品ですね~!
最初の作家さんの作品、鑑賞者に作品の完成をゆだねるあたり、実にユニークですね~。
文学作品は、ある程度読者にそのシーンや登場人物のイメージをゆだねますので、少し似たような感覚で楽しいです!
写真も、そういう作品もあっていいのかな~と思いました。
1887~2058という期間にはどんな意味があるのだろう~?と考えてしまいました^^;
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 22:02
iwamotoさん、こんにちは。
はい、実に魅力的な美術館でした、堪能してきましたよ。
私もマン・レイの描いた画は、初めて見ました・・・もともと絵心のある人だったんですね。^^
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 22:04
ヤマボウシさん、こんにちは。^^
ドイツでは、館内の撮影のできる美術館・博物館がほとんどのようでした。
日本だと、豊田市美術館ぐらいしか、思い浮かばないです・・・ドイツ、太っ腹ですよね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-04 22:05
皐月の樹さん、こんにちは。^^
いやもう、リアリティがまるでちがいます・・・マグリットの筆のタッチの一つ一つまでわかっちゃうわけですから。^^
ここが素敵だったので、もう一つのK21も、ぜひそのうち見てみたいと思いましたよん♪
Commented by li_se at 2016-07-04 22:11
こんばんは
美術館の床に座って本物を前に授業・・素敵ですね。
日本でもあるのかは分かりませんが・・

1,2枚目のインスタレーション、興味深いです。
皆さん、真剣な顔ですね~
横浜でも現代アートのトリエンナーレがあります・・次は来年。
なかなか難解ではありますが、楽しいですね^^
Commented by amselstillalive at 2016-07-06 00:24
スプリッツされた別館K21は19世紀末に建てられ州議会として使われていたStändehausを改修して20世紀末にオープンしたのですが、まず建物が立派だし現代美術が旧館K20からごっそり移転しまったのでした。次回は是非まずはK21から参観してください。 https://de.wikipedia.org/wiki/St%C3%A4ndehaus_(D%C3%BCsseldorf)
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-06 09:46
li_seさん、こんにちは。^^
残念ながら、日本の美術の勉強は、こういう具体的な内容にはなってないんじゃないでしょうか。
現代アートは難解ですが、それゆえにいろいろな楽しみ方があって面白いですよね♪
Commented by blackfacesheep2 at 2016-07-06 09:48
アムゼルさん、こんにちは。^^
お~、そうなんですか・・・デュッセルドルフは面白い街だと言うことがとてもよくわかりました。
次回は、K21、ぜひ訪問したいと思います♪


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